鼻水・鼻づまり・くしゃみなど鼻炎症状についての意識と実態調査 

2012年10月10日
エスエス製薬は、鼻水・鼻づまり・くしゃみなど鼻炎症状についての意識と実態を探ることを目的に、全国の20代から60代の男女1000名を対象に、調査を行った。

アレルギー性鼻炎の患者数は年々増加しており、39.4%の人がアレルギー性鼻炎とされ10年間で10%も増加しています。特に有病率が26.5%とされるスギ花粉症は影響の大きさからも社会問題として取り上げられますが、実は「通年性アレルギー性鼻炎」もほぼ同程度の23.4%の人々が罹患しているとされています。

本調査からは、「通年性アレルギー性鼻炎」の可能性がある人が多いことが明らかになり、また、アレルギー性鼻炎はカゼとの見分けが難しいことや、アレルギー性鼻炎が疑われる“カゼでもスギ花粉症でもない鼻の症状”の対処がおざなりになっている実態が明らかになりました。

【調査結果】
●「カゼでもスギ花粉症でもない鼻の症状」は4割も経験

この2~3年の間で、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、鼻のかゆみ、むずむずといった症状を経験したことがあるかどうかを質問したところ、「カゼでもスギ花粉症でもない」要因で、何らかの鼻症状を経験したことがある人は全体の40.7%でした。また、「鼻がむずむずする」「鼻のかゆみ」といった鼻炎の前段階にあたる症状に悩む人が意外にも多いことがわかりました。年代別にみると30代が最も多く、半数(49.5%)が何らかの鼻の症状を経験していました。

●「カゼでもスギ花粉症でもない鼻の症状」で、「どのシーズンでも」困る、全体の4人に1人

1年のうちでいつ頃、鼻の症状に困るのかを聞いたところ、「カゼでもスギ花粉症でもない鼻の症状」は「決まった月はなくどのシーズンでもありうる」と回答した人が61.2%に上り、冬場に数値が高くなるカゼや、春先のスギ花粉飛散期にピークができるスギ花粉症(「スギ花粉症による鼻症状を経験した」人の回答)と比較すると顕著な差が出ました。この数値(61.2%)を調査対象者全体(n=1000)でみても、「カゼでもスギ花粉症でもない症状」で、「どのシーズンでも」症状で困ることがありうると回答した人の割合は4人に1人(24.9%)です。

●アレルギー性鼻炎かカゼかを見分けることができないのは4割以上(41.4%)

「アレルギー性鼻炎かカゼかでいつも対処方法を分けていない」人は43.4%
カゼとアレルギー性鼻炎の症状は初期の段階では区別が難しく、見分けるのは簡単ではありません。鼻炎症状に対する意識・理解度を質問したところ、「アレルギー性鼻炎とカゼをいつも見分けることができる」人は28.2%しかいませんでした。「あてはまらない」と回答した人は合計で4割以上(41.4%)と、多数の人は症状を見分けることができていないようです。同様に、「カゼとアレルギーの違いを自分で説明できない人」は半数(46.9%)にも上りました。「アレルギー性鼻炎かカゼかでいつも対処方法を分けている」人は26.4%にとどまり、43.3%の人は、アレルギー性鼻炎でもカゼでも同じような対処法をとっているという結果が出ました。

●鼻水が出た際に4割が「鼻をすすってやりすごす」。女性の4割は「口で息をする」ことでしのぐ


 「カゼでもスギ花粉症でもない鼻の症状」を持つ人に「鼻水」の症状が出た時に、その場でどのような行動をとるのかを質問したところ、「ティッシュペーパーで鼻をかむ」という人が91.7%、「鼻をすすってやりすごす」人が42.6%となりました。
また、女性は、4割(40.2%)が「口で息をする」と回答しており、デートやプレゼンなど、大事な場面を控えているときには、鼻をすすったり、口で息をするといった事態にならないよう前もって対処しておくことが望ましいと思われます。

●不快に感じる人もいるので要注意!
 「鼻水」の症状が出た時に周囲の人がどのような行動をとるのが不快かを質問したところ、「手で鼻をかむ」(43.7%)、「大きな音で鼻をかむ」(40.7%)、「手でぬぐう」(40.6%)、「鼻をすする」(40.1%)という結果になりました。症状がひどくなる前に、薬などで適切な対処をすることが社会生活では重要なようです。


【調査概要】
・調査名:全国の男女1000人に聞いた鼻水・鼻づまり・くしゃみに関する実態調査
・実施時期:2012年8月4日(土)〜8月5日(日)
・調査手法:インターネット調査
・調査対象:全国の20〜60代の男女1,000名

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[エスエス製薬]
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