運動習慣についての調査 

2013年10月09日
アサヒグループホールディングスの青山ハッピー研究所は、生活の中のちょっとしたことや、旬な話題をタイムリーに調査する「毎週アンケート」において、「スポーツの秋」にちなみ、日ごろの皆さんの運動習慣について調査を実施。

【調査結果サマリー】

・半数近くは「スポーツ観戦派」と回答-W杯や五輪など世界大会に期待する声も

・4割以上が「週1回以上」の頻度で運動習慣を持つ-週末に集中して運動する人も

・出来ない理由のトップは「忙しいから」-運動よりも「疲労回復」を重視する声も

・人気スポーツのナンバーワンは「ウォーキング」-年齢や体力に関係なく気軽にできる

・「登山・トレッキング」人気が急増-運動しながら新鮮な空気や風景も楽しむ

・運動・スポーツの第一目的は「健康維持」-「生活習慣病予防」「足腰強化」など

・「友達作り」「温泉付き登山」など、運動を通じて人間関係の構築やレジャーを楽しむ


【調査結果】

半数近くは「スポーツ観戦派」と回答-W杯や五輪など世界大会に期待する声も

スポーツは運動するばかりではなく、野球やサッカーなどを観て応援するのも大変楽しいものです。さて皆さんはスポーツをするのが好きな「実践派」、それとも応援好きの「観戦派」のどちらでしょうか。「観戦するのが好き」と回答した人は48.8%。「実践するのが好き」と回答した人は僅か13.6%に留まり、圧倒的な大差で「観戦派」に支持が集中しました。「観戦するのも実践するのも好き」という声も21.0%を占めた。

4割以上が「週1回以上」の頻度で運動習慣を持つ-週末に集中して運動する人も

「観戦派」を支持する声が目立ちましたが、では皆さんはどの位の頻度で「スポーツ・運動」をしているのでしょうか。「週1回以上」と回答した人は43.3%。「月1~2回程度」という声も7.7%を数え、全体の半数以上の人びとが少なくとも「月1回以上」の頻度で運動習慣を持っていることが明らかとなりました。「ほぼ毎日」(13.3%)という声も多く、体を動かすことが日課となっている人も少なくありませんでした。

出来ない理由のトップは「忙しいから」-運動よりも「疲労回復」を重視する声も

その反面、「(運動を)ほとんどしていない」という声は49.1%を占め、運動習慣を持つ人と持たない人の割合はちょうど半々でした。心身ともに健康を保つと言われる「スポーツ・運動」ですが、なぜ、半数近くの人びとは運動をしないのでしょうか。次にその理由を詳しく見ていきましょう。最も回答が多かったのは「忙しくて運動をする時間はない」(35.5%)でした。

■運動をしない理由は?
 1 忙しくて運動をする時間がない    35.5%
 2 意志が弱く、長続きしない    30.7%
 3 疲れるだけで楽しいと感じない    25.1%
 4 運動音痴のためスポーツができない    17.5%
 5 汗をかく、暑いのが苦手    15.2%
 MA(複数回答)/n=355人(運動をしていないと答えた人)

次に回答が多かったのは「意志が弱く、長続きしない」(30.7%)。3位に「疲れるだけで楽しいと感じないから」(25.1%)、「運動音痴のためスポーツができない」(17.5%)が挙げられ、運動そのものが好きではないという人も目立ちました。

人気スポーツのナンバーワンは「ウォーキング」-年齢や体力に関係なく気軽にできる

半数以上の人びとが「月1回以上」の頻度で運動習慣を持っていることが明らかとなりましたが、では皆さんは現在、どんな「スポーツ・運動」をしているのでしょうか。人気スポーツの1位は「ウォーキング・散歩」(64.7%)でした。スポーツというよりも「お散歩」感覚で、年齢や体力に関係なく気軽に始められる点で高い支持が集まりました。

■現在、行っている運動・スポーツは?
 1 ウォーキング・散歩    64.7%
 2 筋肉トレーニング    27.1%
 3 サイクリング(自転車)    20.2%
 4 ジョギング・マラソン    13.3%
 5 体操(ラジオ体操ほか)    11.4%
 6 登山・トレッキング    10.3%
 7 水泳    9.8%
 8 ゴルフ    8.5%
 9 ヨガ・ピラティス    7.2%
 10 ジョギングマシーン(スポーツジム)    6.4%
 MA(複数回答)/n=377人(運動している人のみ)

続いて、2位は「筋肉トレーニング(自宅・スポーツジムでの腕立て、腹筋など)」(27.1%)。特別な道具を使わず、空いた時間でできる「筋トレ」は、仕事や家事に追われる忙しい現代人にうってつけの運動と言えそうです。3位「サイクリング(自転車)」(20.2%)、5位にも「体操(ラジオ体操ほか)」(11.4%)が挙げられ、上位には通勤途中や、日常生活の中に取り入れられる軽い運動に高い支持が寄せられました。続いて、6位は「登山・トレッキング」(10.3%)。「ウォーキング」「サイクリング」同様に持続できる有酸素運動として人気。ちなみに2011年同時期に実施した同調査では「登山・トレッキング」(2011年=5.5%)はランキング圏外であったことから、この2年間で人気が急増していることがうかがえます。そのほか、4位に「ジョギング・マラソン」(13.3%)、7位に「水泳」(9.8%)、9位にも「ヨガ・ピラティス」(7.2%)が続き、仲間や特別な装備を必要としないシンプルな運動・スポーツを実践する人が目立ちました。

運動・スポーツの第一目的は「健康維持」-「生活習慣病予防」「足腰強化」など

ここまで皆さんが実践している運動・スポーツを見てきましたが、では皆さんは一体何を目指し、何を目的にして運動・スポーツを行っているのでしょうか。

■運動・スポーツの目的は?
 1 健康・体力維持    86.4%
 2 ストレス解消・気分転換    51.6%
 3 体型・容姿の維持    35.1%
 4 趣味・楽しみ    34.3%
 5 ダイエット    22.1%
 MA(複数回答)/n=376人(運動している人のみ)

最も回答が多かったのは「健康・体力維持」(86.4%)でした。「生活習慣病予防」「足腰強化」等々、慢性的な運動不足が懸念される現代人は「健康維持」が第一優先という声。2位には「ストレス解消・気分転換」(51.6%)が挙げられ、運動・スポーツは、肉体と同時に心の健康維持にも大きく作用していることがうかがえます。次に3位は「体型・容姿の維持」(35.1%)。5位にも「ダイエット」(22.1%)が挙げられ、加齢に伴うボディラインの崩れや体重増の改善が目立ちました。また運動する理由で見逃せないのは「趣味・楽しみ」(34.3%)です。「健康」「ダイエット」のほか、人とのコミュニケーションづくりや、運動を「レジャー」の一環として捉える人もいました。いわば、「運動・スポーツ=いつまでも健康で楽しく生きるための秘訣」と言い換えることも出来そうです。


【調査概要】
調査対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:800人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2013年10月2日~10月8日

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[アサヒグループホールディングス]
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