「メディア」についての調査 

2013年10月23日
日本リサーチセンターは、「メディア」について、オムニバス調査(NOS:日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイ)により自主調査を企画・実施した。日本リサーチセンターは、全国15~79歳男女1,200人を対象に、訪問留置のオムニバス調査(NOS)を、毎月定期的に実施している。

【調査サマリー】

メディアの利用頻度は・・・

・月に1~2回以上見ているメディアは、「テレビ」が98%で多く、次いで「紙の新聞」81%、「雑誌」71%の順となる。

・毎日見ているメディアでは、 「テレビ」 は90%、「紙の新聞」は58%、「雑誌」は3%と差が大きい。

・「紙の新聞・電子版の新聞 計」を毎日見る人は、年代が上がるほど多くなり、「WEBまたはSNSまたは動画共有サービス 計」では、年代が上がるほど少なくなっている。


情報入手はどのメディアから・・・

・「ファッション・美容」は「雑誌」からの情報入手が最も多く、それ以外はすべて「テレビ」からが一番多い。

・「時事ニュース」「天気」「スポーツ」「健康・医療」「株・金融・経済」「政治・選挙」は、「紙の新聞」が二番目に多くなっている。


各メディアのイメージは・・・

・「紙の新聞」は、「信頼できる」「情報の内容が詳しい」等のプラスイメージが高いが、「今後利用者が減りそう」というマイナスイメ

ージもある。

・「テレビ」は、「はやい・スピーディー」「幅広く情報が得られる」「役に立つ情報が得られる」「わかりやすい・理解しやすい」「自分にとってないと困る」と、おおむねプラスイメージが目立つ。

・「ラジオ」は、「災害時や緊急時に役に立ちそう」、 「雑誌」は、「遅い」というイメージ。「インターネットのWEBサイト」は、「知りたい情報が得られる」「他では得られない情報がある」「今の時代をリードしている」など。


【調査詳細】

メディアの利用頻度は?

・メディアの利用頻度を聞いたところ、「月に1~2回以上」では「テレビを見る」が98%で多く、次いで「紙の新聞を読む」81%、「雑誌を読む」71%の順となる。

・ただし「ほぼ毎日」に注目すると、「テレビ」は90%、「紙の新聞」は58%、「雑誌」は3%と差が大きい。

・「インターネットのWEBサイトを見る」「SNSを見たり利用する」は、「ほぼ毎日」は2割台だが、「動画共有サービスを見たり利用する」は、9%と1割足らず。

年代による差は?

・利用しているメディアについて、「ほぼ毎日見る」を、年代別と男女別で見てみた。

・「紙の新聞・電子版の新聞を見る 計」は、年代が上がるほど多くなり、「WEB・SNS・動画共有サービスを利用する 計」は、年代が上がるほど少なくなっている(40代以上と30代

以下で逆転する)。

・「ラジオ・インターネットラジオを聴く 計」は、年代が上がるほど多くなる傾向があるが、一番多い70代でも30%程度にとどまる。また男女別では、男性の方が多い。

情報入手はどのメディアから?

・各トピックに対して、どのメディアから情報を得ているかを聞いた。

・「ファッション・美容」は「雑誌」が1番多く、それ以外はすべて「テレビ」が1番多い。

・「時事ニュース」「天気」「スポーツ」「健康・医療」「株・金融・経済」「政治・選挙」は、「紙の新聞」が2番目に多くなっている。

時事ニュースの情報入手先は?

・「時事ニュース」の情報入手メディアを、年代別と男女別で見てみた。

・「テレビ」は、全年代で、7割以上と多い。

・「紙の新聞・電子版の新聞 計」は、年代が上がるほど多くなる。一方、「WEB・SNS・動画共有サービス 計」は、30代以降は高齢になるほど少なくなる。

・「ラジオ インターネットラジオ 計」は、60代では30%強と最も多く、15~19才では10%未満と最も少なくなる。

・男女別に注目すると、テレビ、雑誌では男女差がないが、新聞、WEB、ラジオは、男性が女性より多い。

エンタメ・芸能の情報入手先は?

・エンタメ・芸能の情報入手先メディアを、年代別と男女別で見てみた。

・「紙の新聞・電子版の新聞 計」は、50代は31%と多く、15~19才は15%と少ない。

・「テレビ」は、40代と50代で多くなり、60代・70代で少なくなる。

・「WEB・SNS・動画共有サービス 計」は、40代までは35%以上であるが、50代以上は20%以下と少なくなる。

旅行の情報入手先は?

・「旅行」の情報取得先メディアを、年代別と男女別で見てみた。

・「紙の新聞・電子版の新聞 計」「テレビ」は、50代以上で高く、40代以下で少ない。一方、「WEB・SNS・動画共有サービス 計」は、20代から40代で高く、60代以上で少ない。

・「雑誌」は、10代と70代で少ないが、20代から60代では25%を超える。

・男女別に注目すると、「雑誌」は女性が男性より高い。

メディアのイメージは?

・9つのメディアについてそれぞれのイメージを質問した結果を、コレスポンデンス分析にかけて、以下のマップを作成した。

・X軸のプラス側には、「インターネットラジオ」、「電子版の新聞」、「SNS」、「動画共有サービス」、「インターネットのWEBサイト」のネット系メディアが、X軸のマイナス側には、「ラジオ」、「テレビ」、「紙の新聞」、「雑誌」などの伝統的マス媒体がプロットされた。

・「紙の新聞」は、「信頼できる」「情報の内容が詳しい」等のプラスイメージが近いが、「今後利用者が減りそう」というマイナスイメージもある。「テレビ」は、「はやい・スピーディー」「幅広く情報が得られる」「役に立つ情報が得られる」「わかりやすい・理解しやすい」「自分にとってないと困る」と、おおむねプラスイメージが目立つ。「ラジオ」は、「災害時や緊急時に役に立ちそう」、 「雑誌」は、「遅い」というイメージ。「インターネットのWEBサイト」は、「知りたい情報が得られる」「他では得られない情報がある」「今の時代をリードしている」など。


【調査概要】
・調査対象:全国47都道府県の15~79歳までの男女個人
・有効回収数:1200人(サンプル)
  ※エリア・都市規模と性年代構成は、日本の人口構成比に合致するよう割付実施
・抽出方法:住宅地図データベースから世帯を抽出し、個人を割当て
・調査方法:NOS(日本リサーチセンター・オムニバス・サーベイによる毎月調査)調査員による個別訪問留置調査
・調査実施期間:2013/8/7~2013/8/19

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本リサーチセンター]
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