生活インデックスレポート・消費動向編・11月 

2013年11月05日
博報堂生活総研は、[生活インデックスレポート・消費動向編・11月](消費意欲指数・デフレ生活指数)を発表。

生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。今回の生活インデックスレポートでは、【11月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果について発表。

 2013年11月は [ 消費意欲指数  49.5点 ] [ デフレ生活指数  62.5点 ]

■ サマリー
消費意欲指数は49.5点と10月からほぼ横ばいですが、前年同月比では-2.3ポイントとやや低下しました。デフレ生活指数も62.5点と10月からほぼ横ばいです。こちらも前年同月を-2.7ポイント下回っています。

■3つのポイント

(1)冬物への意欲が喚起されず。年末年始に向けて消費意欲は足踏み気味

前年同月は、冬服や冬物家電の需要によって消費意欲が上昇していましたが、今年は10月になっても猛暑日が記録されるなど、寒さを感じる機会が遅かったため、冬物の消費意欲が伸びませんでした。また、年末年始に向けて消費を控えるという声が女性を中心に多くあがっています。「寒くなってから」「年末年始になってから」消費をするべく、生活者は消費意欲を充填中ともとらえられます。

(2)消費意欲を牽引してきた女性20代が大きく減少。 調査開始以来はじめて女性年代別の最低値に

これまで全体の消費意欲を牽引してきた女性20代が大きく減少し、女性の各年代の中で最低値となりました。女性20代が女性年代別の最低値になったのは、調査開始以来はじめてのことです。
自由回答を見ると、この時期高まるはずの冬物の服や靴などへの意欲が先月よりもむしろ少なくなっています。また、「今月までに多く使ったので、来月は節約」との声も全層の中で一番多くあがっています。女性20代は、デフレ生活志向も全層で最も高く、11月は節約モードに入るようです。

(3)消費税増税の影響はプラス・マイナスの両面あり

消費税増税に関しては、消費意欲の理由として、「消費税が上がるから無駄遣いできない」などの意見が前月より高まっていますが、一方で、「消費税が上がる前に買っておきたい」という意見も少なからずあがっており、プラス・マイナス両面の影響があるようです。

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[博報堂]
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