お鍋に関する調査 

2013年10月21日
ミツカンは、首都圏・関西圏に住む 30~40 代の子どもを持つ主婦(416 名)を対象に、鍋料理における野菜に着目した「お鍋に関する調査」を実施。

その結果、9割超が鍋料理の良い点として「野菜をたくさん摂れる」を、約6割が鍋料理を作る際にもっとこうしたいこととして「野菜をより多くしたい」を挙げるなど、鍋料理における野菜への意識の高さが浮き彫りとなった他、鍋料理の野菜は「マンネリになる」ことを悩みに挙げ、「栄養」「食べやすさ」「ボリューム感」などを重視することが明らかになりました。

調査結果のポイント
 
■昨シーズンに鍋料理を実施した頻度は、1 位「月に 2 回」(21.6%)、2 位「月に 5 回以上」(21.2%)、3 位「月に 4 回」(19.7%)。『月 4 回以上』の鍋ヘビーユーザーは 40.9%。

■今シーズンの鍋料理実施意向は、3 人に 1 人が『増えそう』(32.7%)。増えそうな理由は、「子どもの野菜の好き嫌いがなくなってきたから」(33.1%)がトップ。

■ここ数年で利用頻度が増えている具材トップ 3 は、「豚肉」(36.0%)、「もやし」「きのこ類」(ともに 33.3%)。利用頻度が減っている具材は、「牛肉」(23.7%)、「春菊」(21.3%)、「魚介類」(20.0%)。

■今シーズン、新たに作ってみたい鍋料理は、1 位「トマト鍋」(64 票)、2 位「カレー鍋」(32 票)、3 位「豆乳鍋」(29 票)。作りたい理由は、「自分が食べてみたいから」(34.4%)、「子どもが喜びそうだから」(32.2%)。

■鍋料理の良い点は、「野菜をたくさん摂れる」(92.3%)が断然トップ。2位「鍋だと他におかずを作らなくてよい」(72.4%)、3位「温まる(暖房の使用が抑えられる)」(59.1%)。

■鍋料理を作る際にもっとこうしたいと思うことは、1 位「野菜をより多くしたい」(59.4%)、2 位「鍋のレシピ(味付け、食べ方、〆など)を増やしたい」(51.7%)、3 位「彩りやボリュームなど見栄えをよくしたい」(37.0%)

■鍋料理に使っている野菜トップ 3 は、「白菜」(98.0%)、「長ねぎ」(92.0%)、「えのきだけ」(91.6%)。使っていないが、今後試したい野菜トップ 3 は、「トマト(ミニトマト)」(30.9%)、「豆苗」(28.5%)、「空心菜」(26.8%)。

■鍋料理で野菜を食べる際の悩みは、「代わり映えがしない(マンネリになる)」(43.8%)がトップ。鍋料理の野菜で重視することは、1 位「栄養」(76.0%)、2 位「食べやすさ」(59.1%)、3 位「ボリューム感」(51.4%)。

【調査結果】

5人に2人が“お鍋ヘビーユーザー”
昨シーズンに月4回以上「鍋料理」を実施


昨シーズン(2012年10月~2013年3月)は、どれくらいの頻度で鍋料理を実施していたのでしょうか。結果は、「月に2回」が21.6%でトップ、以下、2位「月に5回以上」(21.2%)、3位「月に4回」(19.7%)、4位「月に3回」(19.0%)と続きました。ミツカンが“お鍋ヘビーユーザー”と定義している『月に4回以上』(「月5回以上」「月4回」の合計)は40.9%となり、5人に2人が平均週1回以上「鍋料理」を実施していたことがわかりました。

3割超が、今シーズンは「鍋料理が増えそう」
増えそうな理由には、子どもの成長や味覚の変化が影響!?


次に、今シーズン(2013年 10 月~2014年 3月)の鍋料理の実施意向を聞いたところ、3 人に 1 人が『増えそう』(「増えそう」「やや増えそう」の合計)と回答しました。
鍋料理が増えそうな理由は、1 位「子どもの野菜の好き嫌いがなくなってきたから」(33.1%)、2 位「子どもが熱いものを食べられるようになったから」(31.6%)と、子どもの成長や味覚の変化に伴う理由が上位を占め、次いで「夫の健康を気遣わなければならないから」「自分の美容・健康が気になるから」「試してみたい鍋料理があるから」が25.0%で同率の 3 位でした。

鍋料理の具材は、コストパフォーマンス重視の傾向
「安価」「ボリューム感」などの理由から、「豚肉」「もやし」「きのこ類」が人気


鍋料理の具材の利用頻度に関するここ数年の傾向を、具材ごとに聞いたところ、「利用する頻度が増えている」具材の回答率トップ 3 は、1 位「豚肉」(36.0%)、2 位「もやし」「きのこ類」(ともに 33.3%)で、それぞれ 3 割を超える回答がありました。一方、「利用する頻度が減っている」具材の回答率は、1位「牛肉」(23.7%)、2位「春菊」(21.3%)、3 位「魚介類」(20.0%)となりました。

利用頻度の増加率が高かった「豚肉」「もやし」「きのこ類」の、利用頻度が増えていると思う理由を見てみると、「豚肉」と「もやし」については、ともに 1 位「安上がりだから」(豚肉 47.7%、もやし 72.5%)、2 位「ボリュームが出るから」(豚肉 37.6%、もやし 42.0%)、3 位「ヘルシーだから」(豚肉 27.5%、もやし 36.2%)。「きのこ類」は、「ヘルシーだから」が 6 割超え(63.0%)のトップで、2 位「安上がりだから」(39.9%)、3 位「ボリュームが出るから」(26.8%)と、順位に若干の違いはあるものの、トップ 3 に入った項目自体は「豚肉」「もやし」と同様でした。この結果を踏まえると、「豚肉」「もやし」「きのこ類」は、価格、ヘルシー、ボリュームを満たす優れた食材ということが言えるかもしれません。

今シーズン、新たに挑戦したい鍋料理トップ3
 1位:トマト鍋
 2位:カレー鍋
 3位:豆乳鍋
 子どもが喜びそうなのは「カレー鍋」、「トマト鍋」は“大人の味”!?


これまでに作ったことがなく、今シーズン新たに挑戦したいと思う鍋料理のメニューを自由回答で聞いたところ、多数回答のトップ 3 は、「トマト鍋」(64 票)、「カレー鍋」(32 票)、「豆乳鍋」(29 票)でした。一方、少数回答の中では、「きりたんぽ鍋」や「ほうとう」といった地方の郷土鍋が挙がった他、「ダイエット鍋」「子どもが喜ぶ鍋」「1 歳児でも食べられる薄めの味付けをした鍋」などの回答も見られ、鍋料理は種類で決めるばかりではなく、その時の環境や目的に応じた内容のものを作りたいという心理を垣間見ることができました。

今シーズン新たに挑戦したい鍋料理トップ 10(自由回答)
1位 トマト鍋 64票
2位 カレー鍋 32票
3位 豆乳鍋 29票
4位 キムチ鍋 26票
5位 ぎょうざ鍋 16票
6位 もつ鍋 15票
7位 コラーゲン鍋 14票
8位 ちゃんこ鍋 7票
9位 塩麹鍋 6票
9位 チーズ鍋 6票

上記で回答した鍋料理を作りたいと思う理由を聞いたところ、全体としては「自分が食べてみたいから」(34.4%)がトップで、2 位「子どもが喜びそうだから」(32.2%)、3 位「野菜をたくさん摂れそうだから」(29.8%)、4 位「健康や美容に良さそうだから」(24.0%)と続きました。
これらの理由をトップ 3 の鍋でみてみると、トマト鍋の半数以上(54.7%)が「自分が食べてみたいから」と回答(カレー鍋 31.3%、豆乳鍋 37.9%)。また、カレー鍋の 78.1%は「子どもが喜びそうだから」(トマト鍋 37.5%、豆乳鍋20.7%)、豆乳鍋の 79.3%は「健康や美容に良さそうだから」(トマト鍋 42.2%、カレー鍋 6.3%)を作りたい理由に挙げるなど、メニューによる違いが鮮明になりました。

鍋料理の良い点は、「野菜をたくさん摂れる」が9割超

鍋料理の良い点について尋ねたところ、「野菜をたくさん摂れる」が 9 割を超える回答(92.3%)を得て断然のトップとなり、多くの人が、鍋料理を野菜の摂れるメニューとして認識していることがうかがえました。2 位は「鍋だと他におかずを作らなくてよい」(72.4%)。また、3位には「温まる(暖房の使用が抑えられる)」(59.1%)が入り、「家族みんなで食卓を一緒に囲める」(58.9)が僅差の 4 位でした。家族みんなで一緒に鍋料理を食べ、暖房の使用が抑えられ
れば、“お鍋でエコ”につながるかもしれません。

鍋料理を作る際には、“ 野菜を多く ”し、“ 豊富なレシピ ”で、“ 見栄えよく ”!?

鍋料理を作る際に、今よりももっとこうしたいと思うこととは、どんなことなのでしょうか。結果は、「野菜をより多くしたい」が約6割(59.4%)の回答でトップ、2位が「鍋のレシピ(味付け、食べ方、〆など)を増やしたい」(51.7%)、3位「彩りやボリュームなど見栄えをよくしたい」(37.0%)となり、以下、4位「子どもの好きな味付け」(36.1%)、5位「これまでに使ったことのない食材を使ってみたい」(34.1%)と続きました。

鍋野菜の御三家は「白菜」「長ねぎ」「えのきだけ」
今後試したいのは「トマト」「豆苗」「空心菜」!?

鍋料理の野菜に関する実態や意識はどうなっているのでしょうか。鍋料理に使う野菜の傾向を聞いてみると、使っている野菜(「以前から使っている」「以前は使っていなかったが最近は使っている」の合計)については、1 位「白菜」(98.0%)、2位「長ねぎ」(92.0%)、3位「えのきだけ」(91.6%)が、ともに9割を超え、鍋料理の定番野菜として順当に上位を占めました。
また、「これまでに使っていないが、今後試したい」野菜の上位は、1 位「トマト(ミニトマト)」(30.9%)、2 位「豆苗」(28.5%)、3 位「空心菜」(26.8%)でした。

鍋料理の野菜は「マンネリになる」ことが悩み
重視のポイントは、「栄養」「食べやすさ」「ボリューム感」

鍋料理で野菜を食べる際の悩みを聞いたところ、1 位「代わり映えがしない(マンネリになる)」(43.8%)が、2 位の「特にない」(22.8%)を 20 ポイント以上引き離し断然のトップでした。3 位には「食べ過ぎてしまう」(21.4%)が入り、「子どもが肉しか食べない」(20.7%)が 4 位でした。
それでは、鍋料理の野菜で重視するのはどんなことなのでしょうか。結果は、1 位「栄養」(76.0%)、2 位「食べやすさ」(59.1%)、3 位「ボリューム感」(51.4%)がトップ 3 で、4 位「コスト」(44.0%)、5 位「彩り・見栄え」(40.1%)が、これに続きました。
これらの結果から、多くの主婦は、“子どもが肉も野菜も一緒に食べられ、栄養のある目新しい鍋料理”を求めていると言えそうです。


【調査結果】
調査テーマ:鍋料理に関する調査
調査対象:夫、子ども(3 歳以上)と同居する 30 代~40 代の主婦
調査エリア:首都圏、関西圏(在住)
有効回答数: 416 票
調査方法: WEB 調査
調査時期: 2013 年 9 月

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[ミツカン]
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