健康と食に関する意識調査 

2012年07月26日
日清オイリオグループ「生活科学研究室」は、社会環境や生活者の価値観の変化、それらに起因する生活習慣の動向などについて調査し、情報発信をしています。

団塊世代の65歳到達、生涯未婚率の上昇等による、さらなる高齢化や単身世帯の増加から、今後健康への配慮がより重要になってくると予想されます。また、メタボ健診や食育等により、食の健康志向は高まりつつあるものの、男性の肥満や若い女性のやせの割合が増加する等の問題点も指摘されています。そこで、今回は2004年にも実施した健康と食に関する意識調査を実施し、2004年からの変化、および現在のトレンドについて分析しました。

【調査結果サマリー】

・食事への気遣いは変わらずトップ、健康に良い食を取り入れている人も増加
 日頃心がけていることは、「食事のとりすぎや内容」が2004年と比較して、変わらずトップで80%でした。さらに健康に良いと紹介された「食品やメニュー」の利用割合は35%から42%へと増加し、その情報源を年代別にみると、「テレビ」が全ての年代で圧倒的に高く、80~90%程度でした。また、「新聞」は60代(52%)が一番高く、20代(10%)が一番低くなる一方で、「SNS」は20代(16%)で高くなりました。

・健康を意識して“オリーブオイル”を使う人が大幅に増加
 健康に良いと思って意識的に利用している食品として、「オリーブオイル」、「きのこ類」、「しょうが」の割合が増加しました。特に、「オリーブオイル」は22%(12位)から32%(4位)へと大幅に増加し、男女年代別にみると、30~60代女性で高くなりました。

・男性は“スポーツ”、女性は“食事回数・量の制限”によるダイエットが増加
 全体の60%にダイエット意識があり、特に30・50代男性、30・40代女性で10ポイント以上増加しました。また、ダイエット法は男性が「スポーツ」、女性は「食事回数・量の制限」によるものが増加しました。

・ストレス解消法、男性は“飲酒”から“スポーツ”、女性は“ショッピング”から“食べる”へと変化
 「ストレスを感じることがよくある」割合は全体で32%となり、特に20代男性、30代女性で10ポイント以上増加しました。ストレス解消法として、男女ともにトップは「趣味」でしたが、男性では「スポーツ」が増加し、「飲酒」が減少、女性では「食べる」が増加し、「ショッピング」が減少しました。


【調査概要】

調査概要(2012年調査)
調査方法: インターネット
調査地域: 全国
調査対象: 20~60代の男女
サンプル数: 2000サンプル
調査実施日: 2012年6月1~3日

調査概要(2004年調査)
調査方法: 郵送
調査地域: 京浜(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)
調査地域: 京阪神(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・和歌山県・滋賀県)
調査対象: 20~60代の男女
サンプル数: 1068サンプル
調査実施日: 2004年4月15~26日

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[日清オイリオグループ]
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