国内PC/タブレット/スマートフォン家庭市場利用実態調査 

2013年11月12日
IT専門調査会社 IDC Japan は、国内家庭市場におけるPC/タブレット/スマートフォン所有者の利用実態調査の結果を発表しました。

【調査サマリー】

・PCの夜間の利用率はピーク時約6割で、タブレットやスマートフォンに比べて依然として高い

・タブレットは用途が特徴的で他機器と使い分けが進んでおり、独身者の利用率はピーク時4割強

・PCの買い替え期間は、タブレット所有者(4.2年)の方が非所有者(5.1年)よりも短い


家庭向けPC市場は需要減の長期化が懸念され、タブレット市場拡大のための事業機会も見えにくい状況にあり、スマートフォン市場の減速も懸念されています。本調査では、PC/タブレット/スマートフォンの利用者に対し、複数機器の使い分け状況を把握するため、誰がどの時間帯にどのような用途/アプリケーションでそれらの機器を利用しているかについて包括的な調査を行いました。

3つの機器を全て所有しているユーザーの平日の時間帯別の利用率は、PCは夜9時台がピークで約6割、夜の11時台でも約5割となっており、他の機器に比べて依然として高い利用率となっています。タブレットは夜10時台がピーク時約4割、独身者では4割強と高い利用率となっています。タブレットにおいては閲覧性・視認性が重視される用途(電子書籍の閲覧、ビデオ視聴、写真閲覧、地図検索)で特徴的な結果が示され、PCやスマートフォンとは使い分けが進んでいることが確認されました。スマートフォンは通勤時間や隙間時間帯での利用率が高く、昼の12時台がピークで約6割となっています。

またPCの買い替え期間についての調査では、現在が4.5年で、今後は4.8年と長期化する傾向となっています。タブレット所有者においては4.2年が4.6年に、タブレット非所有者では5.1年が5.2年にそれぞれ長期化する結果となっています。タブレット所有者の方が長期化する期間が長いものの、サイクル自体は短いことが確認されました。タブレット所有者の方が、PCにおいて先進的な要素が導入されれば、受け入れられる可能性が高いことを示唆していると考えられます。

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[IDC Japan]
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