2013年 注文住宅動向・トレンド調査 

2013年11月21日
リクルート住まいカンパニーは、注文住宅の建築者、検討者を対象に調査を実施。

【調査トピックス】

【家づくり全体の動向トレンドについて】

・注文住宅建築者(全国)の建築費用は平均2,677万円。頭金は平均856万円でほぼ前年横ばい、親からの贈与額は同320万円(いずれも0円を除いた平均)。

・注文住宅検討者(全国・一次取得)の建築検討のきっかけは、1位「いつかは一戸建てに住みたいと思っていた」(24.0%)、2位「子どもが成長した」(23.5%)、3位「家が手狭になった」(22.3%)。「親(または子)との同居」は対前年で2.5ポイント上昇。


【多世帯住宅(※)・多層階の動向トレンドについて】

・注文住宅検討者(首都圏)における多世帯住宅の検討割合は25.1%。多世帯住宅の検討理由は「親の老後のことを考えたから」が最多。

・注文住宅検討者(全国)のうち、多世帯住宅検討者における3階建て以上の住宅検討割合は15.4%。一住居あたりの同居世帯が増えるほど多層階の住宅検討率が高い。

・注文住宅 建築者(全国・多世帯住宅)のうち、「住居費や生活費が削減できた」子世帯は34.2%。「削減できた」と答えた子世帯の平均削減金額は、住居費で24,942円、食費で15,908円。※平均額は0円を含んだ額

 ※一住居あたりに二世帯以上の複数世帯で住んでいる住宅

【調査結果詳細】

1 家づくりの建築費用 <建築者(全国)/建築者(首都圏)>
・建築者(全国)の建築費用は平均2,677万円。ボリュームゾーンは前年同様2,000万円以上2,500万円未満である。
・建築者(首都圏)の建築費用は平均2,947万円。

2 家づくりの頭金・親からの贈与額 <建築者(全国)>
・建築者(全国)の頭金は平均856万円で前年と横ばい。
・建築者(全国)の親からの贈与額は平均320万円。(いずれも土地代は除く)
※平均額は0円を含んだ額

3-1 家づくりのきっかけ <検討者(全国・一次取得)>
・検討者(全国・一次取得※)の家づくりのきっかけは、1位「いつかは一戸建てに住みたいと思っていた」(24.0%)、2位「子どもが成長した」(23.5%)、3位「家が手狭になった」(22.3%)。
※既存の住居を解体し、新しく建て替える以外の住宅

3-2 家づくりのきっかけ <検討者(全国・建て替え)>

・検討者(全国・建て替え)の家づくりのきっかけは、1位「家が古くなった」(48.9%)、2位「住宅設備が古くなった」(30.3%)、3位「現在の家が老朽化した」(28.6%)。

4-1 家づくりの重視条件 <検討者(全国)>
・検討者(全国)の家づくりの重視条件は、1位「耐震性に優れていること」(67.5%)、2位「間取り・プランが良いこと」(52.0%)、3位「耐久性に優れていること」(49.8%)。

4-2 家づくりの重視条件 <建築者(全国)>
・建築者(全国)の家づくりの重視条件は、1位「耐震性に優れていること」(56.9%)、2位「間取り・プランが良いこと」(50.2%)、3位「断熱性・気密性に優れていること」(42.2%)。

5-1 新居を建築した土地について <建築者(全国)>

・建築者(全国)の土地取得の有無は「新しく土地(建築条件なし)を取得」した人が48.1%でトップ。建て替えの割合は19.5%。

5-2 新居を建築した土地について <建築者(首都圏)>
・建築者(首都圏)の土地取得の有無は「新しく土地(建築条件なし)を取得」した人が45.0%と対前年で横ばい。建て替えの割合は25.0%と対全国で5.5ポイント多い。

6 同居する世帯について <検討者(全国)/検討者(首都圏)>
・検討者(首都圏)における多世帯住宅の検討割合は25.1%。
・検討者(全国)の多世帯住宅の検討理由は1位「親の老後のことを考えたから」(50.7%)、2位「家が老朽化したから」(27.4%)。 3位の「同居することで子どもの面倒を見てもらえるから」(24.6%)は対前年で4.6ポイントの上昇。

7-1 多世帯住宅・多層階の住宅について <検討者(全国))>
・検討者(全国)のうち、多世帯住宅検討者における3階建て以上の住宅検討割合は15.4%。一住居あたりの同居世帯が増えるほど多層階の住宅検討率が高い。

7-2 多世帯住宅・多層階の住宅について <検討者(首都圏)>
・検討者(首都圏)のうち、多世帯住宅検討者における3階建て以上の住宅検討割合は31.6%。首都圏においても一住居あたりの同居世帯が増えるほど多層階の住宅検討率が高い。対前年では4.9ポイントの上昇。

8 新居の階数について <検討者(全国)/検討者(首都圏)>
・検討者(全国)における3階建て以上の割合は9.4%と対前年でほぼ横ばい。
・検討者(首都圏)における3階建て以上の割合が20.8%と対全国で11.4ポイント高い。

9 多世帯住宅のメリット <建築者(全国・多世帯住宅)>
・建築者(全国・多世帯住宅)の子世帯側の同居のメリットは1位「住居費や光熱費・食費などの生活費の節約」(40.5%)、2位「身寄りがいる安心感」(39.5%)、3位「子どもの遊び相手
になってくれる」(34.7%)。
・建築者(全国・多世帯住宅)の親世帯側の同居のメリットは、「子世帯の食事づくりや孫の世話をすることで、生活に張り合いが出て暮らしが生き生きとする」が24.2%。対前年で18.7ポイントの上昇。

10 多世帯住宅での経済的影響 <建築者(全国・多世帯住宅)>
・建築者(全国・多世帯住宅)のうち、「住居費や生活費が削減できた」子世帯は34.2%。
・「削減できた」と答えた子世帯の平均削減金額は、住居費で24,942円、食費で15,908円。 ※平均額は0円を含んだ額

11 賃貸併用住宅・店舗併用住宅について <検討者(全国)/検討者(首都圏)>
・検討者(全国)において賃貸併用住宅を検討している割合は7.1%。
 検討者(首都圏)において賃貸併用住宅を検討している割合は10.7%。

12 スマートハウスの認知率・導入意向 <建築者(全国)/検討者(全国)>
・スマートハウスの認知率は、建築者(全国)・検討者(全国)ともに90%を超え増加傾向。
・検討者(全国)におけるスマートハウス認知者のうち、導入を「決めた+検討している計」は50.7%と前年とほぼ同値。
・建築者(全国)におけるスマートハウス認知者のうち、「導入した」は13.5%。

13 スマートハウス検討のきっかけ <建築者(全国)>
・建築者(全国)におけるスマートハウス導入検討のきっかけは、1位「売電、省エネなど生活費に経済的なメリットがありそうだったから」(62.5%)、2位「エネルギーを自宅でまかなうことを意識」(56.9%)、3位「CM、新聞、雑誌などで興味をもっていた」(45.1%)。

14 スマートハウスの満足度・満足理由・経済的メリット <建築者(全国)>
・建築者(全国)におけるスマートハウス建築者のうち90.9%は満足しており、ほぼ前年と横ばい。
・満足している理由のトップは「経済的なメリットを感じられるようになったから」(73.0%)。



【調査概要】
・調査目的:注文住宅の建築者/検討者(建築予定者)の意識や行動の把握
・調査対象:下記条件を満たすマクロミルモニターの男女個人  
 【建築者】 1年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)の建築をした者
 【検討者】 今後2年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)の購入を検討している者
 *上記いずれも本人または家族が下記職業の者を除外
 住宅メーカーまたは販売、不動産・建設関連、広告代理店・市場調査関連
 ※回収後、回答者の居住地により下記の通り区分し、分析した。
・調査地域:全国
・調査方法:インターネットリサーチ  
・調査時期:
  スクリーニング調査: 2013年8月28日(水)~9月8日(日)
  本調査: 2013年9月7日(土)~9月10日(火)
・スクリーニング調査対象:400,000人
・本調査有効回答数:4,034サンプル(全国)

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