「洗濯」についての調査 

2013年12月17日
インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「洗濯」についてアンケートを調査行い、普段の洗濯機の使い方、洗濯洗剤の銘柄ブランド、ブランドごとの評価の違いなどについてまとめた。調査は2013年11月15日~11月29日にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター7,941人から回答を得た。

【調査トピックス】

● 自宅の洗濯機は「たて型」…70.8%  「ドラム式」は23.6%

● 2割がデリケートな衣類を「洗濯機」で洗たく

● 32.4%が分数やすすぎ回数を「自分好みに設定」、残り湯使用は51.4%

● 意外? デリケートな衣類を洗う人の「デリケート衣類用洗剤」使用率は62.4%

● 粉タイプ強し! 愛用洗濯洗剤は「アタック 高活性バイオEX(粉)」、「ニュービーズ(粉)」

● 「汚れ落ち」・「泡切れ」には7割前後が満足。ボールドは「香り」評価高い

● 洗濯洗剤への重視ポイントは「汚れ落ち」「価格」「抗菌防臭」の順。パッケージ重視は僅か

● 少量での汚れ落ちに不安? 濃縮タイプなのに、ついつい多めに入れてしまう…


【調査結果】

≪自宅の洗濯機は「たて型」…70.8%  「ドラム式」は23.6%≫

■洗濯の頻度
衣類の洗濯頻度(自分で洗濯)は、【回答者全体】では「ほぼ毎日」と回答した人が32.4%で最も多い。ただ、男女別にみるとその頻度にはかなり差がある。「ほぼ毎日」と回答した割合は、【女性】は54.1%と半数を超えたのに対し、【男性】は16.7%と2割に満たない。男性は女性に比べて頻度が低く、『自身が洗濯をする割合』は70.9%と7割である。女性の『自身が洗濯をする割合』は96.6%と全員に近い値であった。

■洗濯機のタイプ
(自分が洗濯をする・しないに関わらず)“自宅で使用している洗濯機のタイプ”は、「たて型 全自動洗濯機(乾燥機能ナシ)」が45.8%と半数近くを占めた。次いで「たて型 洗濯乾燥機」25.0%と続き、『たて型』使用者は70.8%と多い。『ドラム式』は23.6%であった。

≪2割がデリケートな衣類を「洗濯機」で洗たく≫

■よく洗濯する汚れもの
よく洗濯するものの種類を尋ねた。
「一般的な衣類」が87.1%で最多、次いで「タオル類」76.1%と続く。「ジーンズ・デニム」は47.2%、「Yシャツ」は36.3%であった。また、2割超の22.8%が、『洗濯機で「デリケートな衣類」を洗っている』と回答している。“汚れもの”については、「汗・皮脂汚れの衣類」が最も多く54.9%、「泥汚れの衣類」16.7%、「調理油・食用油汚れの衣類」9.6%、「機械油汚れの衣類」4.2%と続いた。

≪32.4%が分数やすすぎ回数を「自分好みに設定」、残り湯使用は51.4%≫

■よく設定するコース・モード
「おまかせ・自動コース」が68.8%と圧倒的で、よく使われているコースである。「自分で設定コース」は32.4%が回答し、3割は予め組まれたプログラムではない、オリジナルの洗い方をしていることがわかる。以下、「スピードコース」10.3%、「ソフト洗い」7.9%と続いた。

<よく洗うもの別、自動以外のコース選択>
汚れ別に見ると、【機械油汚れ】…「自分で設定」、「つけおき洗い」、「しっかり洗い」、「毛布コース」の値が、他の汚れものよりも高く、強力に洗いたい人が多い。【調理油・食用油汚れ】…「自分で設定」、「ソフト洗い」、「毛布コース」、「ドライコース」、「スピードコース」の値が他の汚れものより高く、幅広いコースで洗われていることが伺える。【ベビー衣類】…「スピードコース」の値が他の汚れものよりも高く、”少ない汚れだが、量が多く頻繁”という状況が現れているように思われる。【デリケート衣類】…「ソフト洗い」、「ドライコース」の値が他の汚れものよりもかなり高い。

■すすぎの回数
すすぎの回数については、「2回(注水)」が最も多く34.8%、次いで「2回」15.3%と続いた。回数別にみると『1回』20.7%、『2回』50.1%、『3回』10.0%という分布である。注水有無では、『注水アリ』54.7%、『注水ナシ』26.1%と、注水をしながらすすいでいる人の方が多いことがわかった。

■残り湯の使用
残り湯の使用については、「毎回使う」23.9%、「よく使う」13.8%、「たまに使う」13.7%で、『残り湯を使う』人は51.4%、半数であった。一方「使わない」と回答した人は48.6%である。

≪意外? デリケートな衣類を洗う人の「デリケート衣類用洗剤」使用率は62.4%≫

■洗濯時に使うアイテム
洗濯機で洗濯する際に使用するもの(洗剤など)については、「洗濯用洗剤」は93.7%と9割以上が回答し、ほとんどの人が使っていた。「柔軟仕上げ剤」は56.5%と半数強、「衣料用 漂白剤」は32.1%、「デリケート衣類用洗剤」は26.3%、「部分洗い用洗剤」は16.2%であった。「のり剤」を使用している人は1.9%と僅かである。

■洗濯時に使うアイテム
【機械油汚れ】・【調理油・食用油汚れ】・【ベビー衣類】・【デリケートな衣類】では【泥汚れ】や【汗・皮脂汚れ】に比べて、「部分洗い用」の値が高い。また、ベビー衣類を除いて「漂白剤」の使用率も高めである。

【デリケート衣類】…デリケートな衣類を洗う人の「デリケート衣類用洗剤」使用率は62.4%と、少々意外な結果である。「柔軟剤」は他の汚れものよりも使用率が高い。

≪粉タイプ強し! 愛用洗濯洗剤は「アタック 高活性バイオEX(粉)」、「ニュービーズ(粉)」≫

■最も使用している洗濯用洗剤の銘柄
最も使用している「洗濯用洗剤」の銘柄を尋ねたところ、「アタック 高活性バイオEX(粉)」が9.2%と最も回答が多かった。次いで「ニュービーズ(粉)」7.2%と続き、上位2銘柄が『粉洗剤』という結果である。2~5番目は僅差で、3位「アタック Neo 抗菌EXパワー」7.1%、4位「アタック 高浸透バイオジェル」と「アリエール サイエンスプラス」で6.8%である。【ボールド】で最も多かったのは「ボールド(液体)」5.9%(6位)、【トップ】で最も多かったのは「トップ NANOX」5.4%(7位)であった。

<ブランド別:まとめ>
5つのブランドをまとめた割合では…【アタック】が最も多く27.5%であった。
【トップ】は24.8%、【アリエール】は11.8%、【ニュービーズ】は11.1%、【ボールド】は10.5%という値だった。

≪「汚れ落ち」・「泡切れ」には7割前後が満足。ボールドは「香り」評価高い≫

■愛用銘柄の評価
最も使用している洗濯用洗剤について、【汚れ落ち】・【泡切れ】・【香り】・【価格】など、10の項目における評価を尋ねた。
(「とても良い」・「まあ良い」→良い評価)

<全銘柄での値>
最も満足度が高かった項目は「汚れ落ち」71.5%で、7割が『良い』と回答次いで「泡切れのよさ」69.7%、「防臭」61.4%、「価格」57.9%と続いた。ほとんどの項目は半数以上が満足しているが、「繊維が劣化しにくい」48.3%、「節水・時間短縮」48.1%は半分以下である。

<5ブランド比較>
評価の高い項目がブランドごとに違い、ブランドの特色が現れる結果となっている。

【アタック】・【トップ】・【アリエール】の3ブランドでは、「汚れ落ち」が最も評価が高く、次いで「泡切れのよさ」、「防臭」と続いた。4番目に評価の高い項目は【アタック】・【アリエール】では「白さ・色・柄キープ」で、【トップ】は「価格」である。上記3ブランドについては、評価の高い項目の傾向は似ているが、全体的に【アタック】・【アリエール】は【トップ】よりも値がやや高い。【ニュービーズ】は、上位2項目は、【アタック】などと同じで「汚れ落ち」「泡切れ」であるが、3番目に「価格」が評価されており、価格面をポイントに使用している人も多いことがうかがえる。【ボールド】は、他4ブランドとは傾向が異なり、「汚れ落ち」は2番目、「泡切れのよさ」は3番目である。代わりに「香り」の評価が最も高い。香りが評価されて使用されていることがわかる結果である。

≪洗濯洗剤への重視ポイントは「汚れ落ち」「価格」「抗菌防臭」の順。パッケージ重視は僅か≫

■洗濯洗剤への重視ポイント
「洗濯用洗剤」に重視するポイントを、1位~5位まで選んでもらった。

<最も重視するポイント:1位>
「汚れ落ち」が最も重視されており61.8%で圧倒的である。次いで「価格」16.5%、「抗菌・防臭」5.5%、「香り」3.8%、「肌への優しさ」3.1%である。

<1~5位:合計>
「汚れ落ち」は89.9%の人が重視ポイントに選び、最も重視されている。次いで「価格」64.6%、「抗菌・防臭」51.4%、「白さ・色・柄キープ」47.3%、「香り」32.4%と続いた。【1位】において7番目であった「白さ・色・柄キープ」が総合では4番目となっており、『すごく重視しているわけではないが大事なポイントである』ことが伺える。【節水・時間短縮】に関連する項目では、「すすぎの回数が少なくてすむ」24.5%、「節水」16.8%と、汚れを落とす機能に比べると重視されていない。また、近頃華やかなデザインが増えている“パッケージ”に関しては、「ボトル・パッケージデザイン」を選んだ人は3.2%と少ない。しかし【フレグランスニュービーズ Neo】を使用している人は 10.1%が選ぶなど、パッケージを重視して選ばれている銘柄もあるようだ。

≪少量での汚れ落ちに不安? 濃縮タイプなのに、ついつい多めに入れてしまう…≫

■コンパクトタイプ洗剤について
「洗濯用洗剤」に重視するポイントを、1位~5位まで選んでもらった。

<最も重視するポイント:1位>
「汚れ落ち」が最も重視されており61.8%で圧倒的である。次いで「価格」16.5%、「抗菌・防臭」5.5%、「香り」3.8%、「肌への優しさ」3.1%である。

<1~5位:合計>
濃縮(コンパクト)タイプの洗濯用洗剤について、
【汚れがきちんと落とせるかが不安だ】と回答した人は36.0%と3割以上が汚れ落ちに不安を感じている。また、【濃縮タイプなのに、ついつい多めに洗剤を入れてしまう(しまいそうだ)】と感じている人は55.3%と半数を超えた。少量で済むことに不安を抱いてしまう人も多いことがわかる。


【調査概要】
調査方法:インターネットを利用した市場調査
調査期間:2013年11月15日~11月29日
有効回答数:DIMSDRIVE登録モニター男女7,941人

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