「企業のソーシャルメディア活用」についての調査(10代~30代の一般男女対象) 

2013年12月26日
スマートフォンユーザーに特化したマーケティングリサーチ事業を展開するリビジェンは、全国の10代~30代の一般男女500人を対象に、「企業のソーシャルメディア活用」についての調査を実施。

【調査背景】

国内では若年層を中心にスマートフォンの普及が進んでおり、それにつれO2OやECなどのビジネスも拡大が進んでいます。本調査はスマホユーザーの行動特性を把握しその情報を提供することで、スマホビジネス全体を活性化させることを目的としています。

【調査結果】

◆ 現在利用しているSNSサービスについて質問したところ、最多は「LINE」で87.6%となりました。次いで「Twitter」が53%、「Facebook」が50.4%、「mixi」が21.4%、「Google+」が8.6%、「LinkedIn」が0.4%、「いずれのSNSも利用していない(または「このなかにはない」)」は3.6%となりました。

◆ 企業のSNSから発信された情報を受け取って、コメントやいいね!、リツイート等のアクションをしたことがあるか質問したところ、最多は「したことがある」で55.2%となりました。次いで「したことがない」が33.8%、「覚えていない」が11%となりました。

◆ 好きな企業SNSの「中の人(コメント・投稿を行っている運営担当)」のタイプについて質問したところ、最多は「和ませてくれるようなユーモアのあるタイプ」で34.8%となりました。次いで「お得なキャンペーン情報などを発信してくれるタイプ」が28.4%、「製品やサービスについて真面目に誠実に投稿をするタイプ」が13.8%、「ユーザーの投稿に返信をくれるタイプ」が11.2%、「アンケートや意見の投稿を求めて、お客さんの意見を聞こうとしているタイプ」が8.8%、「その他」は3%となりました。

◆ 好きな企業SNSのタイプについて、それぞれ理由を聞いたところ、以下の回答が挙げられました。
 
【和ませてくれるようなユーモアのあるタイプ】
・「普段フォローしていても楽しく邪魔にならない(23歳・女性)」
・「親近感が湧くから。企業という堅苦しいイメージに囚われない革新的な考えをする企業こそが今は必要だと思うから(16歳・男性)」
・「ユーモアがあれば、リツイートしてもフォロワーに迷惑がられない(19歳・女 性)」
・「単純に和む。親近感が湧くので、特にメーカーを決めずに何か購入する際には、思い出してそのメーカーの製品を買ってしまう(36歳・女性)」
・「どうせ読むならユーモアがある方が読みやすいから(26歳・女性)」
 

上記の好きな企業SNSに関する調査結果について、ユニークな投稿で知られるシャープ株式会社が運営するtwitterアカウント(@SHARP_JP)氏と、東急ハンズが運営するtwitterアカウント(@TokyuHands)氏らに取材をしたところ、以下のコメントをいただきました。
 
●シャープ株式会社のtwitterアカウント(@SHARP_JP)氏からのコメント
「こんな時は、中の人などいない!とお答えするのがお約束ですが、けれどやっぱり、中の人はいます。杓子定規な企業コミュニケーション脱却を模索した結果の、ゆるさやユーモア。それが受け入れられるのはとてもうれしいですし、これからも、SNS上のお友だちと同列に、中の人ともお付き合いくださると幸いです」
 
●株式会社東急ハンズのtwitterアカウント(@TokyuHands)氏からのコメント
「SNSはコミュニケーションツール。なので、そのきっかけとなるような話題がいちばんなじむ、ということでしょう。いかにも企業発信という内容では、自分が受け取って終わり。思わず友人に言いたくなるような、次も見たくなるようなユーモアのある内容なら、シェアしたくなりますよね」
 

【お得なキャンペーン情報などを発信してくれるタイプ】
・「ホームページを開かないと分からないようなお得な情報をくれると、その企業のサービス精神に感心するから(26歳・女性)」
・「キャンペーンのことを知らない事が多いから(37歳・女性)」
・「『お得』はみんな好き!(22歳・男性)」

【製品やサービスについて真面目に誠実に投稿をするタイプ】
・「信頼出来る製品を買いたいから(29歳・女性)」
・「購入時の決め手にありえるから(29歳・男性)」
・「個人を感じさせる内容は興味ない。製品に関する情報が知りたい(34歳・女性)」

【ユーザーの投稿に返信をくれるタイプ】
・「自分の意見を見てくれたという感じが伝わるし、1人1人を大切にしている感じがするから(25歳・女性)」
・「返してくれると、誠実さが見て取れるから(15歳・男性)」
・「ちゃんと読んでくれているんだと実感できるから(29歳・女性)」

【アンケートや意見の投稿を求めて、お客さんの意見を聞こうとしているタイプ】
・「一方通行の発信だと何のためにSNSを利用しているのか分からない(23歳・女性)」
・「自分の意見がどうこうより、意見を聞こうとしてくれる姿勢がいいと思うから(29歳・男性)」
・「わざわざ電話などで要望を伝えるのは面倒だが、SNSなら気軽に出来るから。(23歳・男性)」
 

◆ 企業が運営しているSNSアカウントの「中の人」の実態が気になることはあるか質問したところ、「ある」は31.4%、「ない」は68.6%となりました。

◆ 自分が応援している企業やブランドについて、ソーシャルメディアをつうじて他人に知られたり見られたりすることについて、どのように感じるか質問したところ、「抵抗がある」は24%、「どちらかというと抵抗がある」は22.4%となりました(合計46.4%)。「どちらともいえない」は25.4%、「どちらかというと抵抗はない」は10.8%、「抵抗はない」は17.4%となりました(合計28.2%)。


【調査概要】
調査手法:スマホリサーチ(スマートフォンを使用したインターネット調査)
調査対象:全国の10代~30代の一般男女(アンケートアプリ「スマモニ」会員)
有効回答数:500サンプル
調査期間:2013年12月19日 19:29〜同日19:56
調査地域:全国

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[リビジェン]
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