韓国、台湾からの訪日旅行(インバウンド)に関する調査 

2013年03月29日
JTB総合研究所は、「韓国、台湾からの訪日旅行(インバウンド)に関する調査」を実施。

日本を訪れる外国人旅行者数は、国による訪日旅行の促進活動としてビジット・ジャパン・キャンペーンが開始された2003年以降、着実に増加し、2010年には861万人に達しました。2011年3月の東日本大震災の影響により一時期減少したものの、その後着実な回復をみせ、昨年は837万人となりました。今年も2月としては初の70万人台を記録するなど、引き続き堅調に推移しています。
国別にみると、2012年は76%がアジアからの旅行者で、中でも韓国、台湾は1位、2位と大きなマーケットです。韓国、台湾からの旅行者は、日本を訪れる回数も増え、またアジアの中では個人旅行で訪れる方も多くなってきています。
当社は、韓国、台湾の方でこの3年以内に日本を観光旅行で訪れた経験のある人を対象に、日本を訪れた際の行動や消費動向、次回訪れたい場所などについてアンケート調査を実施しました。

【調査結果】

回答者のプロフィール
韓国は年代が高くなるほど日本への来訪回数が多い。直近の日本への観光旅行の形態は、韓国は団体ツアーが全体で25.6%にとどまるが、台湾は53.7%と半数以上が団体ツアーでの旅行である。両国とも来訪回数が増えるほど、個人旅行の比率が高まる傾向にあるが、韓国はその傾向がより強い。

日本以外の海外旅行先:韓国人旅行者「中国」26.2%、台湾人旅行者「香港」28.4%
韓国人旅行者はアメリカやヨーロッパなど遠方への観光旅行も多い


日本への入国・出国は羽田空港の利用率高い。宿泊地は来訪回数が多くなるほど各地に分散

日本への観光旅行の目的:韓国、台湾とも「日本食を楽しむ」
来訪回数が増えると「温泉」や「歴史」、「美術館や博物館」も目的に


最も購入するものは「食料品」。韓国 71.2%、台湾 93.0%。
韓国人旅行者は「空港の免税店」の利用が多い。
台湾人旅行者は化粧品を「ドラッグストア」で買うことが多い。


衣料品では「ユニクロ」、台湾は「じゃがポックル」の人気が高い

食事場所の選択は、訪問地で得られる情報が重要
来訪回数が増えると、韓国では「和食」、台湾では「お寿司」が人気


台湾は「1 年以内にまた来たい」46.8%、2 年以内 91.0%。韓国は 1 年以内 34.3%、2 年以内 72.9%
次回特に行ってみたいところは、台湾は「北海道」、韓国は「東京」



【調査概要】
・調査対象者:過去3年(2010~2012年)の間に、日本へ観光目的で旅行経験のある韓国、台湾の18~69歳の男女
 韓国:ソウル市に居住する、世帯月収300万ウォン以上の方583サンプル
  (サンプル内訳:18~29歳189、30~39歳178、40~49歳178、50~69歳38)
 台湾:台北市に居住する、世帯月収1万元(ニュー台湾ドル)以上の方616サンプル
  (サンプル内訳:18~29歳206、30~39歳176、40~49歳188、50~69歳46)
・調査方法:インターネットアンケート調査
・調査時期:2013年2月15日~25日

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[JTB総合研究所]
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