2013年冬のボーナスと家計の実態調査(20~50 代のサラリーマン世帯の主婦対象)<2> 

2014年01月15日
損保ジャパンDIY生命は、全国の 20~50 代のサラリーマン世帯の主婦500名(各年代毎125名 平均年齢39.7歳)を対象に、「2013年冬のボーナスと家計の実態」をテーマとしたアンケート調査を、2013 年 12 月 7 日(土)~10 日(火)に実施。今回の<Part2>では、家計の実態調査に関する項目について発表。

今冬は、先日発表させていただいた通り、ボーナス平均手取額が 66.8 万円と、過去 5 年間の最高額になりました。さらにボーナスの今後の見通しについても、調査開始以降初めて「増える」と思うが「減る(+なくなる)」と思うを上回る結果となり、主婦目線でも明るい兆しを感じている傾向が強いようです。
その一方で、家計に関しては、現状を「厳しい」と評する主婦が半数以上となり、また、今後の見通しに関しても約 4 割の主婦が「厳しい」と答えるなど、まだまだ悲観的な見方が強いようです。
また、今年 4 月から始まる消費税の増税に関して、家計に影響があると答えた主婦は約 9 割にのぼります。増税への対応策も様々なものがあがっており、今まで以上に家計の引き締め傾向は強まっていく様子がうかがえます。『夫に内緒の資産』(へそくり)の平均金額は 417.1 万円となり、わずかですが昨冬よりも 2.5 万円増加しました。

【調査結果】

《家計の現状と今後の見通し》
現在の家計が“苦しい”(53.0%)と答えた主婦は昨年の 55.4%から減少。
しかし“楽である”(47.0%)という回答の割合を上回り、依然として“厳しい”という認識は強い。


家計をやりくりする主婦が現在の家計をどうみているのか聞くと、「非常に楽である」(3.4%)、「まあ楽である」(43.6%)を合わせた“楽である”(47.0%)という回答は半数以下で、「やや苦しい」(41.0%)、「非常に苦しい」(12.0%)を合わせた“苦しい”(53.0%)という回答がやや多くなっています。やはり、家計が厳しい状況にあるという見方が強いことがうかがえます。

次に、今後の家計の見通しについて聞いたところ、「大いに楽になっていくと思う」(1.4%)と「やや楽になっていくと思う」(14.4%)を合わせた“楽になっていく”(15.8%)は 1 割台にとどまる一方、「やや厳しくなっていくと思う」(28.0%)、「大いに厳しくなっていくと思う」(13.0%)を合わせた“厳しくなっていく”(41.0%)という見方がはるかに多い結果となり、今後の家計についても悲観的な見方が強いようです。

《世帯の金融資産の残高の増減》
「変わらない」が半数強(55.4%)を占めているが、「減った」(19.2%)よりも「増えた」(25.4%)方がやや多い。

世帯の預貯金や有価証券などを合わせた「金融資産の残高」が 2013 年どのように変化したのかを聞いたところ、「変わらない」が半数強(55.4%)を占めていますが、「増えた」(25.4%)と「減った」(19.2%)とでは「増えた」の方がやや多めです。

世帯の金融資産が「増えた」と答えた人に、金額を聞いてみたところ、「100~200 万円未満」(37.0%)が最も多く、平均「104.8 万円」となっています。その理由は、「こつこつためたから・定期預金」(59 件)、「節約したから」(18 件)、「ボーナスを貯金したから」(7 件)など“貯金した、節約した”という理由が多くなっていますが、株高の影響か「株などで運用益が出たので」(14 件)という理由もあげられています。

一方、「減った」と答えた人に、金額を聞いてみたところ、「30 万円未満」(28.1%)が最も多く、以下「100~200 万円未満」(21.9%)、「50~100 万円未満」(17.7%)などの順です。平均は「116.2 万円」で、増えた金額(104.8 万円)よりも 10 万円以上高くなっています。その理由は、「子供の教育費に使ったから」(22 件)、「車を購入したので」(14 件)、「家を購入したので・住宅ローンに充てたので」(9 件)など“出費がかさんだ”という理由が多くなっています。

なお、「変わらない」と答えた方の理由には、「ローンや生活費などで貯金できなかったから」(39 件)、「収支が変わらないため」(33 件)、「収入が増えても支出も多かったため」(23 件)などがあがっています


《節約食材・メニュー》
節約食材は、「豆腐」(59.6%)、「もやし」(56.2%)が半数以上で多く、以下「鶏肉」(45.6%)、「玉ねぎ」(40.8%)の順。ご自慢の節約料理(メニュー)は、「豆腐ハンバーグ」(34 件)、「もやし炒め」(28 件)。

主婦が日頃よく利用している「節約食材」は何でしょうか。「豆腐」(59.6%)と「もやし」(56.2%)を半数以上が活用しており、以下「鶏肉」(45.6%)、「玉ねぎ」(40.8%)と続いています。また「ご自慢節約料理(メニュー)」を自由回答で答えてもらったところ、「豆腐ハンバーグ」(34 件)、「もやし炒め」(28 件)と素材が安価なものや、「余り物で鍋」(20 件)といった“余り物”利用の料理などに工夫がみられます。

《消費税増税が与える家計への影響とその対策》
大多数の人が“あると思う”(88.2%)と回答。

消費税が、2014 年 4 月から 8%、2015 年 10 月から 10%に上がる予定ですが、この消費税増税は、家計や消費生活に影響があると思うかどうかを聞いたところ、「全く影響はないと思う」(1.4%)、「あまり影響はないと思う」(10.4%)など“ないと思う”(11.8%)という人は 1 割程度にとどまり、「やや影響があると思う」(49.2%)、「大きな影響があると思う」(39.0%)を合わせた“あると思う”(88.2%)という人が大多数となっています。やはり消費税増税が家計や消費に与える影響は大きいようです。

次に、消費税増税にどのように対応しようと思っているのかを聞いたところ、「必要なものをできるだけ安く購入する努力をする」(50.4%)、「買い物は必要最小限なものにとどめる」(50.2%)という回答が半数以上を占めており、次いで、「贅沢品の購入を控える」(39.2%)、「値の張る買い物を控える」(36.0%)と続いています。“安く買う”ことや“買い物を減らす”ことが多くあがっており、一方で「パートやサイドビジネスなどで収入を増やす」(11.8%)といった積極的な対応を考えている人もいるようです。

《消費税増税前に駆け込みで買っておきたいと思うものとその金額》
「日用品」(58 件)、「パソコン」(37 件)、「自動車」(34 件)、「電化製品」(32 件)などを買っておきたい。金額的には、「住宅」(1,140.0 万円)、「住宅のリフォーム」(215.0 万円)、「自動車」(210.0 万円)などが高額。

消費税増税の実施前に、駆け込みで買っておきたいと思うものを聞いたところ、最も多いのは「日用品」(58 件)で、以下「パソコン」(37 件)、「自動車」(34 件)、「電化製品」(32 件)などが続いています。
金額的には、「住宅」(1,140.0 万円)、「住宅のリフォーム」(215.0 万円)、「自動車」(210.0 万円)など高額なものもあげられていますが、「日用品」(1.8 万円)、「食料品」(1.5 万円)、「携帯電話、スマートフォン、タブレット」(2.9 万円)など高額でないものも数多くあげられています。増税前に買っておきたいのは高額商品ばかりではないようです。

《夫に内緒の資産(へそくり)》
昨冬と比べて所持率は減少(45.4%→39.4%)。
平均所持額は「414.6 万円」→「417.1 万円」と増加。


サラリーマン世帯の主婦は、『夫に内緒の資産』をどのくらいの割合の人が持っているのでしょうか。『夫に内緒の資産』があるかについて聞いたところ、約 4 割(39.4%)が「はい」と回答しています。昨冬の調査結果と比べると、保有者の割合は 45.4%→39.4%とやや減っています。

『夫に内緒の資産』を持っている人にその金額を聞いたところ、「100 万円未満」(24.9%)が最も多く、以下「100~200 万円未満」(17.8%)、「200~300 万円未満」(14.2%)、「1000 万円以上」(13.2%)、「500~600 万円未満」(10.7%)などの順となっています。資産保有者の平均額は「417.1 万円」、最高金額は「5000 万円」(3 件)でした。なお、最も多かった回答は、100 万円(29 件)、200 万円(25 件)、300 万円(24 件)でした。

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