「鍋の素・鍋スープ」に関する調査 

2014年01月24日
ドゥ・ハウスは首都圏の20歳以上の女性に「鍋の素・鍋スープ」に関するWEBアンケート調査を実施。673名から回答を得ました。

「トマト鍋」や「カレー鍋」が一般的に定着し、またキューブ型やポーション型など、味も形態もバラエティに富んだ商品が出揃った「鍋の素・鍋スープ」。既婚女性と単身女性にフォーカスし、家庭での使用実態や商品選びについて探りました。

【調査結果】

■鍋の素・鍋スープをほぼ毎回使うのは約3割

昨冬の自宅での鍋頻度は、既婚女性では「週に1回以上」が約5割を占めているのに対し、単身女性では約4割と既婚者に比べて10%ほど低くなっている。また、単身女性では「鍋料理はしなかった」が26.6%を占める。

次に、自宅での鍋料理の際に、鍋の素・鍋スープを使用している割合を見ると、「ほぼ毎回」は既婚・単身とも大きく変わらず約3割となっているが、「使用していない」割合は単身女性の方がやや高くなり、23.5%は鍋の素・鍋スープを利用せずに鍋料理をしている。また、年代別にみると、年代が若いほど鍋の素・鍋スープの使用率が高く、20~30代では約4割が鍋料理の際「ほぼ毎回」鍋の素・鍋スープを使用している。

■パウチパックをストレートで使うのが主流。キューブタイプは味の調節にも

使用したことのある鍋の素・鍋スープの形態では「パウチパック(ストレート)」が突出して高く、全体では82.6%に達しており、パウチパックをそのまま使い切っているケースがほとんどのようだ。ついで「パウチパック(希釈タイプ)」の34.3%、「ビン(希釈タイプ)」の33.9%と続く。また2012年から出始めた「キューブタイプ」は26.3%となっており、50代で使用経験が高い。既婚・単身では、使用経験にほとんど違いがなく、家族人数はあまり影響していないのではないかと考えられる。

「パウチパック(ストレート)」を使うシーンでは「一番簡単に作りたいとき(53歳・既婚)」「急いで準備をしている時に利用(38歳・既婚)」と、既婚女性では時短、手軽さを求めて購入されている。単身女性では「友達を呼んで鍋パーティ(42歳・単身)」等大勢で食べるときに利用されており、自宅での鍋=人が集まるシーンとなっている様子もうかがえる。

また「キューブタイプ」では「平日の昼に1人でちょっと食べたい時に使う(32歳・既婚)」「一人鍋、フードポットで持っていくお弁当時の具沢山スープ等に(43歳・単身)」等、ひとりでの食シーンに加え、「味が薄かった時など調節のために使う(47歳・既婚)」「大人数で味を足したい時(45歳・既婚)」等、味の調節にも用いられていた。

■鍋の味は「自分の好み」で。単身女性は「ひとり鍋」で様々な味を試したい

鍋の素・鍋スープを購入する際の重視点として「自分の好み」が65.5%と最も高く、ついで「鍋の種類(48.6%)」、「価格が手頃なこと(47.7%)」と続く。鍋スープ使用率の高い30代以下では「パッケージデザイン・見た目」が約2割と、40代以上に比べて高いため、店頭でのパッケージデザインの印象も購入のポイントとなっている様子が見受けられる。

単身女性では「ひとり分作れること」が22.5%と全体的な傾向よりも高くなっているにも関わらず、キューブやポーションといったひとり分で小分けになっているタイプの使用率は既婚女性とほとんど変わらない。しかし、今後の要望を尋ねたところ、「キューブタイプの味のバリエーションを増やしてほしい(33歳・単身)」「アソートパック等、様々な味がお試し感覚で楽しめる(26歳・単身)」、「一人用で色んな味のセットが欲しいです(36歳・単身)」等、味のバリエーションを増やしてほしいという要望や、「1人分の鍋スープがほしい。 余って困る(28歳・単身)」など、「ひとり鍋」用商品への期待は高い。アソートで食卓のマンネリ化を防ぐことができる、パウチパックを大勢で食べる前のお試しとして、ひとりで気軽に試せる等、単身者へは「ひとり鍋」を楽しんでもらうアプローチも有効ではないかと考えられる。

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[ドゥ・ハウス]
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