春季労使交渉にのぞむ経営側のスタンス調査 

2014年02月04日
産労総合研究所は、毎年、春季労使交渉に先がけて、「春季労使交渉にのぞむ経営側のスタンス調査」を実施し、民間企業各社の賃上げ予定、ならびに賃上げ相場の予測等について明らかにしてまいりました。2014年調査の結果について最終集計がまとまりましたので、ご報告いたします(本年1月15日付で中間集計を発表済み)。

【調査結果のポイント】

(1)2014年の賃上げ見通し(最終集計)
・「賃上げ世間相場の予測」では、約半数の企業が「2013年を上回る」と回答
・「自社の賃上げ実施を予定」企業は6割弱、「現時点ではわからない」も3割弱

(2)2014年の自社の賃上げ率の予測
・自社の賃上げ率は、「2013年を上回る」が2割、「同程度」が7割

(3)定期昇給制度の有無と今後の取扱い
・「定昇制度がある」企業は全体の8割、「今後も定昇制度を維持」が増加

(4)賃金改定に向けた経営側のスタンス
・「定昇もベアも実施する」企業は6.3%で微増、「定昇のみ実施」が過半数

(5)業績が向上した場合の配分、政府賃上げ要請の影響
・業績向上分は、「賞与にまわしたい」69.2%、「賃上げ(月例給の引上げ)にまわしたい」1.3%、「賃上げと賞与にバランスよく配分」20.8%
・政府からの賃上げ要請は、自社の賃金交渉に「影響しないと思う」52.2%

(6)2014年の年間賞与の見通し
・年間賞与の見通しは「増加」が18.2%で倍増、「わからない」38.4%が最多

(7)正社員以外の労働者の処遇改善
・非正社員の処遇改善の見通しは、「2014年に賃金を増額する予定」15.1%、「見直す予定なし」34.6%、「現時点ではわからない」42.8%


【調査概要】
・調査名:「2014年 春季労使交渉にのぞむ経営側のスタンス調査」(最終集計)
・調査対象:全国1・2部上場企業と過去に本調査に回答のあった当社会員企業から任意に抽出した3,000社
・調査時期:2013年11~12月
・調査方法:郵送によるアンケート方式
・集計対象:締切日までに回答のあった159社

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[産労総合研究所]
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