お年玉に関する調査 

2014年02月07日
インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEは、「お年玉に関するアンケート」調査を実施。お年玉の授受やあげた人数、金額、お年玉金額の決め方などについてまとめました。調査は2014年1月10日~1月24日にかけて行い、全国のDIMSDRIVEモニター7,607人から回答を得ています。

【調査サマリー】

● 20代女性の約3割が、2014年にお年玉を「もらった」

● 同居の自分の子へお年玉をあげた割合は37.3%

● 景気回復感が漂う? 2014年の『お年玉出費』は平均21,500円、昨年より508円アップ

● お年玉額、小学5・6年生には「3,000~4,999円」

● 大学生や専門学校生へのお年玉、「必要ない派」と「1万~3万円派」で拮抗

● 子供へのお年玉額決定方法は「世間での相場」。 「その年の雰囲気」で決める人も

● 小学生の32.8%、中学生の48.8%が 「お年玉は自分で管理」


【調査結果】

20代女性の約3割が、2014年にお年玉を「もらった」


■2014年のお年玉の授受について
2014年のお年玉の授受状況について尋ねたところ、“あげた”人は50.5%、“もらった”人は7.4%であった。2014年のお正月に金銭のお年玉の授受をした人は53.8%であった。

<2013年との比較>
2013年と比較してみると、“あげた”人は52.0%→50.5%と、1.5ポイント減だったが、一方で“もらった”人は、7.1%→7.4%と、0.3ポイント増という結果であった。

<性年代別、「あげた」の回答>
男性で最も多かったのは70代以上で65.2%、次いで40代の50.9%、60代の50.1%の順。女性も男性と同じく70代以上が最も多く67.2%である。以下、60代57.8%、40代55.4%という順だった。
70代が飛びぬけて多いのは、子供だけでなく、孫にもあげている人が多いという要因ではないかと思われる。

<性年代別、「もらった」の回答>
20代以上の回答者について、本人が「もらった」と回答した割合を見てみると、男女とも20代はもらった人の割合が多い。20代に関しては「あげた」人よりも「もらった」人の方が多いという結果である。

女性に関しては男性よりももらっている人の割合が多く、20代女性では29.9%と3割近くがお年玉をもらっている。30代でも14.7%、40代でも11.2%と、10%以上がお年玉をもらっているという結果であった。同居の自分の子へお年玉をあげた割合は37.3%

■何人にあげた?
今年、お年玉をあげた人の“あげた人数”は、「1~2人」が45.6%と半数近くであった。
「3~4人」は30.6%、「5~6人」14.3%であった。
「11人以上」という人は1.4%であった。

■あげた人との関係
「あげた相手」については、「甥・姪など、親戚の子」64.1%が最も多く、「自分の子」36.1%、「孫」21.4%と続いた。2013年と比較してみると、「自分の子」は0.5ポイント減少。一方、「孫」は2.6ポイント増加した。同居の子どもがいる人のうち、自分の子にお年玉をあげた割合は37.3%であった。

景気回復感が漂う?
2014年の『お年玉出費』は平均21,500円、昨年より508円アップ


■あげた最高金額
“1人にあげたお年玉の最高金額”を自由回答で尋ねたところ、
「5,001~10,000円」が37.1%と最多で、「3,001~5,000円」28.7%、
「1,001~3,000円」16.9%、「1~1,000円」8.2%と続いた。
『10,001円以上』あげた人は9.4%、最高額は300,000円であった。

<最高金額の平均値>
2014年の「最高金額の平均額」は8,736円で、2013年の8,311円から425円アップ。
2012年・2013年と8300円台だったが、2014年は周囲に景気回復感が漂うためか、増加率が高い。

■あげた総額(お年玉出費)
また、“今年あげた総額”については、「10,001~30,000円」が39.5%で最も多く、「5,001~10,000円」は21.8%、「30,001円~50,000円」10.9%と続いた。『30,001円以上』あげた人は17.3%で、最高額の回答は1,000,000円であった。昨年2013年では、3番目に多い金額区分が「3,001~5,000円」だったが、2014年は「30,001円~50,000円」が3番目に多い。

<お年玉出費の平均額>
『お年玉出費』の【平均額】は21,500円で、昨年20,992円よりも508円増加した。
増加率も高めである。

<1人にあげた平均額>(目安)
“お年玉出費の平均額”を“あげた人数の平均”で割った、
『1人にあげた金額の平均』は6,287円で、2013年の6,174円より113円増えた。お年玉出費自体は増えており、1人当たりにあげる金額も増えている。(この数値はあくまで目安です)

お年玉額、小学5・6年生には「3,000~4,999円」

■年齢によるお年玉の価格
「どの年代の人に何円あげたか」については・・・

小学3・4年生までは“1,000~3,000円未満”と回答した人が最も多かった。
小学5・6年生は“3,000~5,000円未満”が最も多く38.7%であった。
中学生、高校生では“5,000~10,000円未満”が最も多く、
中学生43.5%、高校生48.5%であったが、2番目に多かった価格帯は
中学生は“3,000~5,000円未満”30.9%、高校生は“10,000~30,000円未満”30.5%となっている。
その他学生、社会人では“10,000~30,000円未満”と回答した人が多かった。
年代が上がるにつれて、あげるお年玉の金額は多くなっている。

「10,000円以上あげた」という人は、中学生→16.2%、高校生→32.3%、
その他学生→59.3%、社会人→69.1%となっており、
高校卒業後は“10,000円以上”のお年玉をあげる人が半数を超えている。
『高校卒業』を、お年玉金額10,000円を超える基準にしている人が多いことが伺える。

大学生や専門学校生へのお年玉、「必要ない派」と「1万~3万円派」で拮抗

■学年による「妥当な金額」
「各学年(年代)で妥当だと思われるお年玉の金額」を尋ねたところ、
高校生までは年代が上がるにつれて妥当だと思うお年玉の金額も上がっている。

【未就学児】は「1,000円未満」が45.8%と半数を占め、
【小学1~4年生】は「3,000円未満」、
【小学5・6年生】は「5,000円未満」が最も多い価格帯となっている。

【中学生】は「5,000円未満」38.0%と「10,000円未満」37.4%が拮抗。
【高校生】は「10,000円未満」が最も多く、47.5%と半数であった。

【その他学生(大学生・専門学校生など)】では
「必要ないと思う」28.5%と「30,000円未満」28.3%が拮抗し、意見が分かれる結果に。
【社会人】では「必要ないと思う」71.8%が圧倒的に多い。

子供へのお年玉額決定方法は「世間での相場」。「その年の雰囲気」で決める人も

■子供のお年玉額 決定基準
ご自身のお子様へのお年玉額を「何円にするか」、その決定基準を尋ねた。
最も多い方法は「お子様の年齢と、世間の『相場』を基に決めている」33.0%であった。次いで「小学生の間は3,000円、中学生は5,000円、など、学齢に応じて決めている」28.4%と続き、この2つの方法で決めている人が多いようである。

「毎年同じ額をあげている」という人は14.9%、
「その年の雰囲気で、あげている(ルールは無い)」人は16.1%である。
「子供のがんばりや努力に応じて金額を決めている」人は2.8%と少なく、学齢などで決めている人の方が多いことがわかる。

◆お子様学齢別(中学生まで)
お子様の学齢によって多少決定方法に違いが出ている。
【小学校入学前】までの子供については、
「お子様の年齢と、世間の「相場」を基に決めている」人が多く41.1%である。
【小学生】【中学生】になると、「小学生の間は3,000円、中学生は5,000円、など、学齢に応じて決めている」人の方が多くなり、学齢に応じて過程でルールを設ける人が増えるようだ。

小学生の32.8%、中学生の48.8%が 「お年玉は自分で管理」

■子供のお年玉 保管方法
お子様が、もらったお年玉を、親としてどのように管理するか。
中学生までの子供がいる人に管理方法を尋ねた。

「お子様専用の通帳を作り、預かっている(貯めている)」が59.5%で圧倒的である。
次いで「お子様本人が管理している」31.5%と続いた。
「お子様には与えず、親のサイフに入る」人は5.8%である。

◆お子様学齢別(中学生まで)
【小学校入学前】までは「お子様専用の通帳を作り、預かっている(貯めている)」割合が圧倒的だが、
【小学生】【中学生】と子供が成長していくにつれて、子供本人が管理をする割合が増える。
【小学生】では32.8%が、【中学生】では48.8%が、お年玉を自分で管理している。
【小学校入学前】までのお子様の場合、8.8%が「親のサイフ」に入っていることが分かった。

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