喫茶店経営業者1097社の経営実態調査 

2014年02月27日
帝国データバンクは、2010年度から2012年度の売上高が判明しており、喫茶店経営を主な事業としている業者(法人、個人営業)1097社を自社データベース・企業概要ファイル「COSMOS2」(144万社収録)から抽出し、分析した。同様の調査は今回が初めて。

・ドトールコーヒーはコーヒー類の卸売が売り上げの過半数を占めるが対象に含めた。
・タリーズコーヒージャパンは、2011年3月期決算の後、13カ月間稼動の2012年4月期に決算期を変更。単純な年度比較が不可能なことから、便宜上、2012年4月期を12カ月間稼動に換算し、2011年度として計上。また2013年4月期を2012年度決算として計上した。
・東和フードサービスは、喫茶店以外の飲食店の売り上げが、喫茶店を若干上回るが、ほぼ拮抗しているため、対象に含めた。またジェイアール東日本フードビジネスも喫茶店以外の飲食店も運営しているが、喫茶店の店舗が一番多いため、対象に含めた。
・飲食を来店の主目的としない、インターネット・漫画喫茶などは対象から除外した。

【調査結果】

1.喫茶店経営業者1097社の2012年度の売上高合計は前年度比4.3%増の5076億7300万円となった。2011年度が同3.5%増であったことから2期連続で増加した。

2.2012年度の売上高規模別では、「1億円未満」が774社と全体の7割を占めた。一方、「100億円以上」の上位10社で売上高合計全体の6割強を占めていることが判明した。

3.地域別では、「関東」が社数304社、2012年度の売上高合計3959億8100万円とともにトップ。売上高合計が前年度比で増加したのは「北海道」「北陸」「九州」を除く6つの地域で、なかでも「中国」「東北」「関東」が堅調であった。

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[帝国データバンク]
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