キャンピングカーユーザーのペットとの旅行に関する調査 

2014年03月10日
日本RV協会は、キャンピングカーユーザーがどのようにペット旅行を楽しんでいるのかを調査した。それによると、ペットの種類では犬が8割を超え、さらに旅行には必ずペットを連れて行く人が7割を超えることが判明いたしました。その理由として、ペット旅行を受け入れてくれるホテルや旅館が少ないこと、またキャンピングカーの室内の広さが評価されているということも調査から浮かび上がりました。

【調査結果】

■ ペット同伴キャンピングカー旅行の経験者は8割

キャンピングカーユーザーの間では、かねてより「ペット連れ旅行にはキャンピングカーが最適」という認識が広まっています。その実態はどのようなものか、当協会がホームページにアクセスする閲覧者およそ350人に調査したところ、ペットを飼っているユーザーのうち、「どんな旅行でも必ずペットを連れて行く」と答えた人が全体の7割(70.3%)を超えることが分かりました。この回答以外にも、「7~8割の率で連れて行く」、「5割の率で連れて行く」と答えている人が多く、それらを含めると、なんと82.9%の人がペット同伴のキャンピングカー旅行を楽しんでいることが判明しました。これに対し、「ペットは飼っているが、連れて行かない」という人は12.8%。「ペットを飼っていない」と答えた人は4.4%にとどまりました。
ちなみに、飼っているペットの種類としては犬が82.2%と圧倒的に多く、猫の8.0%を大きく引き離しました。

日本ペットフード協会の発表する2013年度の日本人の犬・猫飼育意向率を調べると、犬は26.8%、猫は16.8%となり、犬派が猫派の倍以上になることはありません。しかし、キャンピングカーユーザーにおいては圧倒的に犬派が優勢です。これはやはり犬の方が旅行に適しているという認識からくるものでしょう。

■ キャンピングカーの広さや断熱性がペット旅行に最適と評価

また、キャンピングカーがペット連れ旅行に適している理由を尋ねたところ、「ペットといっしょに泊まれるホテル・旅館が少ない」という回答が一番多く、50.7%を占めました。ペットを安心させるために、キャンピングカーの中でペットと一緒に夜を過ごしたいというオーナーの気持を伺うことができます。

次に多い回答は、「室内が広いので、ペットと人間が無理なく過ごせる」という回答(20.5%)で、キャンピングカーの豊かな居住性が評価されました。
このほか「乗用車より断熱性が高いので、ペットを室内に残して食事・入浴に出かけられる」というキャンピングカーの耐候性の良さを評価したもの、さらには、「エアコン、FFヒーターなど、冷暖房設備があるので、季節を問わずペットの体調管理が行いやすい」などの機能面を評価した声も目立ちました。
また、近年、高速道路のSA・PAやキャンプ場などにもドッグランができるなど、ペット同伴の自動車旅行をサポートする環境が整ってきたことも、理由のひとつになったようです。

■ ペットの休息やトイレに気をつかいながら、自然環境に親しむ

ペット同伴旅行を楽しむキャンピングカーユーザーは、果たしてどのようなことを心がけているのか、特に「気をつけていること」を尋ねてみました。

それによると、「移動時間が長い時は、適度に休息を取ってトイレや散歩をさせる」という回答が72.2%を占めトップに上がりました。
それに続くのは、「知らない場所でペットが不安にならないように、車を離れる時間を少なくして、食事などもなるべく車内ですませる」(10.8%)というものでした。以下、「むやみやたらに人に吠えさせないようにしている」(7.1%)、「運転中に室内を動きまわると危ないので、座らせる場所を確定している」(5.1%)と続きました。

このような回答例から、車内に食事スペースもあり、犬の居場所も自由に選べるキャンピングカーの室内空間の豊かさが浮かび上がってきます。
また、ペットと一緒に旅行に行きたい場所を尋ねたところ、「アウトドアライフまではいかないが、自然の景観が美しい郊外の観光地」という回答が32.0%を獲得して1番に入り、2番目は、「温泉施設や入浴施設が近くにありそうな道の駅めぐり(25.5%)というものでした。3番目は、「アウトドアライフがたっぷり楽しめる自然の豊かなキャンプ場」という回答でした。
これらのことから、キャンピングカーユーザーが、ペットと一緒に自然のなかで憩うことを旅行の目的としていることが伝わってきます。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本RV協会]
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