インターワイヤードが運営するネットリサーチのDIMSDRIVEは「マスク」についてアンケート調査を行い、マスクを着用・交換するタイミング、サイズの不満、「伊達マスク」などについてまとめました。
調査は2014年2月21日~3月7日にかけて実施し、DIMSDRIVEモニター7,583人から回答を得ています。

【調査サマリー】

● 自分が風邪・インフルエンザ・ノロ等に罹った時のマスク着用率、半数の50.9%

● マスク利用者の「予防着用率」は74.2%

● マスク交換のタイミングは? 1日1枚、次の日になったら交換

● マスク姿は相手に失礼かなと気を遣うのは「改まった食事会」

● プリーツ型 80.8%、立体型 8.2%

● 4人に1人が「どのブランドか分からずに使っている」

● マスクのサイズ、女性の15%が「合わない」

● マスクへの不満は「メガネが曇る!」 女性の3割は「メイクが落ちる」事も不満

● 惹かれるフレーズは? 「メガネがくもらない」「抗菌」「息・呼吸ラクラク」「ピッタリフィット」

● マスクをしない人の6割は 「マスクの習慣が無い」

● “伊達マスク”、10・20代女性の4割が「経験あり」


【調査結果】

自分が風邪・インフルエンザ・ノロ等に罹った時のマスク着用率、半数の50.9%

■マスクを着用するシーン
マスクを着用するシーンを尋ねたところ、いずれかのシーンにおいて着用すると回答した人=マスク使用率は72.1%であった。着用シーンについては、「自分が、風邪・インフルエンザ・ノロウイルス等に罹っている時」が最も多く50.9%である。以下、「近くの人が、風邪・インフルエンザ・ノロウイルス等に罹っている時」34.9%、「埃っぽい場所にいるとき」30.7%、「花粉の飛散時期」29.4%、「喉が痛い時」24.7%と続いた。
”風邪・インフルエンザ・ノロウイルス等”に関する項目を比較すると、「自分が罹っているとき」は50.9%と半数である。半数は自分が罹患していてもマスクをしないと回答した。
「寒い時」は17.6%と2割弱が”寒さ除け”にマスクを使用していることが分かった。また、「すっぴん等、顔を見られたくないとき」9.6%や「自分の口臭が気になる時」6.0%、「人とかかわりたくないとき」3.9%など、『ウイルスや花粉・粉じんを防ぐ』以外にも、様々な目的で使用されている。

<男女別 マスク使用率>
男女で“マスク使用率”に差が出ている。男性は64.3%だったのに対し、女性は83.3%と2割近く値が高い。女性は男性よりも子供と接する時間が多い(人が多い)こと、家族の看病をする人が多いことが着用率の高さにつながっていると思われる。

マスク利用者の「予防着用率」は74.2%

■マスクを着用し始めるタイミング(予防着用)
予防でマスク着用をする人も多いが、どのタイミングで“マスクをしよう”と思うのか。
「周囲に症状や感染の気配がなくても、かなり早めから予防として着用を始める」という人は30.2%と3割を超えた。「症状のある人が1・2人で始めたら、予防として着用する」人は23.7%、「症状のある人が多くなってきたら、予防として着用する」人は20.3%である。『マスクの予防着用』をする人は74.2%と多い。「自分に症状が出るまで、着用はしない(予防として着用はしない)」人は24.3%であった。「その他」1.5%以外のすべての項目が2割以上の値で、マスクの着用の“目安”が様々であることが伺える。

<同居家族状況別 予防着用率>
最も予防着用率が高いのは同居者に【妊婦がいる】人(自分が妊婦の場合も含む)で、87.5%である。次いで【小学生未満のお子様(乳幼児)がいる】人80.9%、【小学生の子供がいる】80.1%と続き、お子様・妊婦がいる家庭は予防着用率が高い。

<仕事状況別 予防着用率>
【医療・介護・福祉現場で働く】人が最も予防着用率が高く80.7%、次いで【保育士・教師・塾講師など、大勢を相手に話す職業】の人79.4%、【飲食店で働く】人78.6%と続いた。また、仕事で【社内会議・打ち合わせが多い】人も予防着用率はやや高めで75.5%である。

4人に1人が「どのブランドか分からずに使っている」

■お気に入りマスクブランド有無
“気に入っている「マスクのブランド・シリーズ・商品」はありますか。”という問いについては、「ある」と回答した人は僅か2.5%であった。
約半数の46.4%が「ない」と回答。また、「ブランドの良し悪しは気にしない」人は26.1%、さらに「どのブランドか分からずに使っている」人は25.0%と、『マスクは、”ブランド”はあまり意識されていない』という事が伺える。

マスクへの不満は「メガネが曇る!」 女性の3割は「メイクが落ちる」事も不満

■不満点・改善してほしい点
最も不満に思われているのは「眼鏡が曇る」で45.3%であった。次いで「耳が痛い」37.1%、「マスクの中がムレる」34.2%、「息苦しい」32.1%、「フィットしない・隙間ができる」24.9%と続いた。「価格が高い」と回答した人は9.6%と1割程度にとどまっており、価格については不満が少ないようである。女性の「メイクが落ちる」の値は32.8%で、3割以上はメイクが落ちる事を不満に感じていることが分かった。

惹かれるフレーズは? 「メガネがくもらない」「抗菌」「息・呼吸ラクラク」「ピッタリフィット」

■マスクの特徴として、惹かれるフレーズ
「マスクの商品パッケージ」に、書かれていると“惹かれる”・“試してみたくなる”・“購入してみたくなる”フレーズについて尋ねたところ、最も多く回答を集めたのは「メガネがくもらない」38.2%であった。不満項目でも最も多く、「メガネがくもらない」事はマスク選びに重要であることがわかる。次いで「抗菌」31.2%、「息・呼吸ラクラク」28.8%、「ぴったりフィット」23.7%、「99%カット」23.4%、「痛くない」23.4%と続き、前問の不満項目と、マスクの目的である”細菌・ウイルス・埃を防ぐ”事を謳ったフレーズに回答が多い。

<男女別 上位10フレーズ>
男女別に上位10フレーズを見てみたところ、1位~3位は男女同じフレーズが並び、1位「メガネがくもらない」、2位「抗菌」、3位「息・呼吸ラクラク」であった。
4位以下は男女で違いがある。男性は4位「PM2.5対応」、5位「ぴったりフィット」、6位「防臭」と続いたのに対し、女性は4位「99%カット」、5位「痛くない」、6位「ムレない」という順である。男性4位の「PM2.5対応」は、女性では10位であり、男女で興味を引かれるフレーズに違いがあるようだ。
女性は全てのフレーズも男性よりも値が高く、男性よりも興味を引かれやすい事が伺える。

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