ガーデニング市場に関する調査 2013 

2014年03月18日
矢野経済研究所は国内のガーデニング市場について調査を実施した。本調査におけるガーデニング市場は植物分野と資材分野に大別され、植物分野とは、花壇用苗物、野菜苗・果樹苗、花木、球根、芝・グランドカバープランツ、鉢物等を対象とし、資材分野とは、鉢・プランター、家庭園芸用農薬、家庭園芸用肥料、家庭園芸用培養土、ミニ耕運機、ガーデニング関連商品*を対象とする。
なお家庭菜園向け野菜苗・果樹苗の市場規模は、ガーデニング市場規模の内数である。

*ガーデニング関連商品とは輸入ブランドガーデニンググッズ(グローブ、ウェストエプロン、その他ブランド物)、ガーデンファニチャー、ウッドデッキ・トレリス等のウッド製品、園芸関連機器(芝刈機、噴霧器、散水用品)、園芸金物類(移植ゴテ、スイーパー草抜き、ガーデンハンマー、ハサミ等)などをさす。

【調査結果サマリー】

◆ 2013年度のガーデニング市場規模は前年度比98.4%で2,220億円の見込、農業に対する関心の高まりにより、今後は堅調推移を予測
2013年度のガーデニング市場規模は前年度比98.4%の2,220億円を見込む。中高年層や若年層といった年齢層における農業に対する関心の高まりから、都市部を中心に市民農園や貸し農園の開園が増加、2014年度は前年度比100.9%の2,240億円、2015年度は2,261億円と市場全体としては堅調な推移を予測する。

◆ 2013年度の家庭菜園向け野菜苗・果樹苗市場規模は前年度比94.3%で150億円の見込、消費者の健康志向や食への安全志向を背景に今後は拡大を予測
家庭菜園を始めるユーザー層の増加を背景に野菜苗の商品拡充や、ベランダ菜園用や室内用の栽培キットなど、初心者にとっても手軽に家庭菜園を始められるような資材も商品化されている。消費者の健康志向や食への安全志向を背景に、2014年度は前年度比102.0%の153億円、2015年度は同104.6%の160億円と今後も拡大を予測する。


【調査概要】
調査期間:2013年10月~2014年2月
調査対象:植物取扱企業、ガーデニング資材取扱企業、関連団体等
調査方法:当社専門研究員による直接面接取材及び電話などによるヒアリング、および文献調査併用

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[矢野経済研究所]
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