子どもの自転車ヘルメット着用と交通安全に関する意識調査 

2014年04月02日
オージーケーカブトは、3歳から小学校低学年の子どもを持つ1,000人の親を対象に、子どもの自転車ヘルメット着用と交通安全に関する意識について調査を実施。

2008年6月1日の道路交通法改正により、保護者が児童または幼児を自転車に同乗させる場合や、13歳未満の子どもが自身で自転車を運転する際にヘルメットの着用に努めることが明言化されています。しかし、施行から6年近くが経過した現在でも、着用率は4割程度に留まっているという結果となり、子どもの自転車事故に対する親の危機意識の希薄さが浮き彫りになりました。
とりわけ、関西においては子ども乗せ自転車に同乗させる場合、子ども自身が自転車に乗る際のいずれにおいても、ヘルメットを必ず着用させると回答した親は3割にも満たないという結果となりました。

【調査結果トピックス】

Q:自転車に乗せていて(乗っていて)危ないと感じたこと
■ 4人に3人(75.8%)の親が、自転車に乗せていて(乗っていて)「危ない!」と感じた経験がある。

Q:危ないと感じた経験の内容
■ 子ども乗せ自転車に子どもを乗せていて危ないと感じたことは、発車・停車の際(46.2%)や駐輪中(43.0%)などにバランスを崩して倒れそうになったケースが圧倒的に多い。

Q:子ども用ヘルメットの着用実態
■ 子ども乗せ自転車に子どもを乗せている時、必ず子ども用のヘルメットを着用させる親は4割(40.2%)と半数以下。
■ 子ども自身が自転車に乗る際に、子ども用ヘルメットを着用させていない(持っていない含む)親は6割以上(61.0%)で、必ず子ども用ヘルメットを着用させている親の3割(30.2%)のダブルスコア。    
■ 関西では子ども乗せ自転車で、必ず子ども用のヘルメットを着用する親が3割以下(28.4%)と関東に比べ約20ポイント程度低い。

Q:子ども用ヘルメットの着用理由
■ 着用理由は、ほとんど(96.5%)が事故などにあった際に頭部の怪我を防げると思うからと回答。

Q:子ども用ヘルメットの選び方・かぶり方についての認知
■ 子どもの頭にフィットしたヘルメットが選べる(選んでいる)と認識している親は4割程度(43.8%)。
■ ヘルメット選びで考慮すべきポイント、日本人(を含むアジア人)と、欧米人の頭の形の違いについては半数以上(58.5%)が知らないと回答。

Q:自転車の走行で気をつけて(気をつけさせて)いること
■ 子ども乗せ自転車を運転する際に気をつけていること、子ども自身が自転車に乗る際に気をつけさせていることは、信号を必ず守ること、スピードを出しすぎないことが上位。
■ 自転車に乗る子どもを持つ親では、「ヘルメットを必ずかぶらせる」が3割以下(27.2%)に留まる。

Q:子どもの自転車ヘルメット着用の努力義務についての認知
■ 子ども乗せ自転車を運転する親の4人に1人(25.4%)が、乗せている子どもにヘルメット着用の努力義務があることを知らない。
■ 一方、子どもが自分で自転車に乗る親については、さらに認知が低く、半数近く(45.0%)が子どもが自転車を運転する際に、ヘルメット着用の努力義務があることを知らない。

Q:自転車は車道を走る必要がある義務についての認知
■ 8割以上(86.2%)が、自転車は車道を走る必要がある義務について認知。
■ しかし、実際には子ども乗せ自転車に子どもを乗せて運転する際に7割以上(71.2%)、子ども自身が自転車に乗っている際に8割以上(80.8%)が、主に歩道を走行。


【調査概要】 
調査方法:インターネット調査
調査期間:2014年3月14日~16日
調査対象:3歳から小学校低学年の子どもを持つ親 計1,000人
 ①子ども乗せ自転車を所有し、週に3日以上利用している親500人
 ②子どもが自分で自転車に乗る親500人

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[オージーケーカブト]
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