最新・カメラ購入意識調査2014 

2014年04月16日
価格.comが実施したユーザーへの意識調査「価格.comリサーチ」より、第77回『最新・カメラ購入意識調査2014-覗いてみよう、カメラのトレンド-』の調査結果を一部抜粋の上、ご案内します。

【調査結果ダイジェスト】

●所有歴:「所有歴10年以上」71.2%。2年前の調査時(2012年3月)より5.8ポイント増加。女性の所有率が上昇傾向

●所有台数:約9割が複数台所有。“2台持ち”(23.3%)、“3台持ち”(22.8%)がそれぞれ2割超と、男女問わず複数所有が当たり前の時代に

●主に使用するカメラ:コンパクトデジタルカメラ(42.9%)がトップも、2年前と比べると11.2ポイント減。デジタル一眼レフ(29.4%、3.2ポイント増)、携帯・スマホ搭載カメラ(16.9%、5.1ポイント増)、ミラーレス一眼(7.8%、3.8ポイント増)が上昇

●最近購入したカメラ:1年以内の購入では「デジタル一眼レフカメラ」(49.4%)、直近半年以内の購入では「ミラーレス一眼カメラ」(27.2%)がトップ

●購入時に重視する点:「解像度の高さ」(8.2%)、「手ブレ防止機能」(7.7%)。価格よりも性能を重視する傾向に


【調査結果】

カメラ歴:「カメラ歴10年以上」71.2%。2年前の調査時(2012年3月)より増加。女性のカメラ所有率が上昇傾向

まずは、今回のアンケートに回答いただいた価格.comユーザーのカメラ歴について聞いた。結果を見れば一目瞭然であるが、価格.comユーザーのカメラ歴は相当長めで、「30年以上」という人が全体のほぼ4割を占めている。全体の4分の3程度が、カメラ歴10年以上となっており、全体的にカメラ歴は長めの人が多いといえる。

ちなみに、今から約2年前の2012年3月にも同様のアンケート調査を行っているが、このときに比べても、全体のカメラ歴は長めになっている。2年前の調査時には、カメラ歴10年以上の人は65.4%だったが、今回の調査では71.2%となっており、5.8ポイント上昇している。見方を変えれば、カメラ歴30年を超える古くからのカメラユーザー(主にフィルムカメラをメイン使用)が、ここ2年ほどでデジタルカメラやインターネットを使いこなすようになってきたということの表れかもしれない。

なお、男女比で見ると、男性のほうが「30年以上」という枠では圧倒的に多いが、「30年以内(20~30年)」「20年以内(10~20年)」「10年以内(5~10年)」という枠では、むしろ女性のほうが割合としては多く、5年以上のカメラ歴を持っている割合で男女を比べると、その差は8.9ポイントまで縮まる。女性でもカメラを所有する人が増えており、すでに5年、10年、20年と使っている人も多いという結果になっている。

カメラの所有台数:約9割が複数台所有。男女問わず1人で複数台所有しているのが当たり前の時代に

お持ちのカメラの所有台数を聞いた。全体では「2台」という回答がもっとも多く23.3%となり、次いで「3台」が22.8%、「4台」12.9%、「1台」12.8%と続く。逆に「持っていない」と回答した人はわずか1.5%。今やカメラは1人で複数台所有しているのが当たり前の時代になっており、多くの人が、2台、3台、4台と、多くのカメラ機材を所有しているという結果になった。

なお、2年前の調査では、「1台」という割合がもっとも多く、次いで「2台」「3台」という順番だった。この2つを比較すると、この2年間でデジタルカメラが随分普及し、1人1台の時代から、完全に1人で複数台の時代へと移り変わっていることがわかる。

この結果を男女別に分けて見ると、やはり、3台、4台、5台とカメラを所有しているのは男性のほうが割合として多いが、逆に2台では女性が34.7%とかなり多く、複数台所有の割合では、男女間で10.5ポイントしか差がない。やはり2年前の調査と比較した場合、男女間の差は、この点でもかなり縮まっている。もはや、女性でもカメラを複数台持っているのは当たり前の時代になったといえる。

カメラの利用頻度:7割弱の人が「最低でもほぼ週に1回」使用しており、利用頻度は増加傾向

所有しているカメラをどれくらいの頻度で使用しているかを聞いた。回答は2分化しており、「月に数回使用する(週に1回未満)」(29.5%)という人と、「週に数回使用する」(27.5%)という人が多かった。前者は週末に家族などと出かけたりする際に主に使うといったレジャー用途であることがうかがえ、後者は撮影自体が趣味、あるいは子供の成長記録などをつけるために比較的頻繁に利用するといった用途であることがうかがえる。なお、これに「週に1回使用する」(12.0%)を合わせると69.0%となり、7割弱の人が「最低でもほぼ週に1回くらいは使う」という程度ではカメラを使用していることがわかる。

なお、男女別にこの結果を見ると、男性のほうが若干頻度は多めだが、これは撮影自体を趣味にしている層が多いからと思われる。全体的な傾向は男女ともそれほど目立った差異はない。また、2年前の調査でも、この傾向自体にさほどの変化はないが、男女いずれの場合も、2年前に比べると、利用頻度自体は上がっていることがわかる。

一番最近購入したカメラと購入時期:購買トレンドの主流はデジタル一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラ。特にミラーレス一眼カメラは人気急上昇

もっとも最近購入したカメラ製品と、その購入時期を聞いた。購入したカメラの種別では、「コンパクトカメラ」が51.8%でもっとも多く、次いで「デジタル一眼レフカメラ」(20.9%)、「ミラーレス一眼カメラ」(10.7%)となっている。このあたりは、一般的なカメラの普及割合とそれほど変わらない。

ただし、最近購入した割合が高いのは、ここ1年以内で見ると、順番に「デジタル一眼レフカメラ」(49.4%)、「ミラーレス一眼カメラ」(42.4%)、「コンパクトデジタルカメラ」(37.8%)の順番になっている。さらに直近半年で見ると、1位は「ミラーレス一眼カメラ」(27.2%)で、次いで「デジタル一眼レフカメラ」(26.8%)、「コンパクトデジタルカメラ」(23.4%)となり、1位と2位が逆転している。3位の「コンパクトデジタルカメラ」は「1年~1年半以内」という回答が49.5%と比較的多めで、それ以前の割合も多く、ここ最近に買われた割合は比較的少ない。

このことから、ここ1年ほどのデジタルカメラの購買トレンドとしては、コンパクトデジタルカメラよりも、むしろデジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラが主流となってきていることがわかる。なかでも、新ジャンルのミラーレス一眼カメラは、ここ半年ほどでかなり購買される割合が高まっていると言っていい。


【調査概要】
調査エリア:全国 調査対象:価格.comID 登録ユーザー
調査方法:価格.comサイトでのWebアンケート調査 回答者数:4,421人
男女比率:男92.5%:女7.6%
調査期間:2014年3月20日~2014年3月26日
調査実施機関:株式会社カカクコム

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[価格.com]
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