地図利用実態調査 

2014年04月15日
ゼンリンは、地図や位置情報に関するマーケットの実態や変化をとらえることを目的に、全国の18~69歳の男女を対象に実施したインターネットによるアンケート調査「地図利用実態調査2014」の結果を発表。
本調査は2012年から実施している定点調査で、3回目となる今回は、日常生活やビジネスシーンにおける地図の利用実態に加え、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、大規模な再開発など日々街が変化し続けていく首都圏に着目し、「迷いやすい場所」「なぜ迷うのか」「迷った時に頼るもの」を調査しました。

【調査結果サマリ】

地図利用のモバイルシフトがますます進む!
■世の中の9割近くの人 が日常生活の中で「地図」を利用しています。
■スマートフォンをはじめとした「モバイル用地図」の利用率は38.8%で、前年より 6.2 ポイントアップ。
 地図を利用する媒体の、モバイルシフト がますます進んでいることが分かりました。

スマホ地図アプリ、仕事での利用も支払いは自分持ち!?
■仕事で利用するスマートフォン用地図アプリ、費用の支払いは会社名義が 7.7%に対し、個人名義が33.9%。自分のアプリを仕事に持ち込む、『BYOA(Bring Your Own Application)』が進んでいます。

迷いやすい場所 ランキング No.1 はやっぱり新宿!!
■首都圏で迷いやすい場所ランキングの 第1位は新宿、第2位は東京、第3 位は渋谷。

迷った時の解決法は「スマホで地図を確認」がトップも、男女で違いが!?
■迷った時の解決法として、スマートフォンで地図を確認する 人がもっとも多く、次いで 通りすがりの人に聞く というパターンが多く見うけられました。
■迷った時に男性は、スマートフォンで地図を確認する「自己解決派 」が多く、女性は、通りすがりの人に聞く「人に聞く派」が多いことがわかりました。
■都道府県別の傾向では、「スマートフォン地図に頼る」第1位は東京でした。一方、西日本の人は「通りすがりの人に聞く」ことが多いといった特徴が見られました。

【調査ハイライト】

■地図利用のモバイルシフトがますます進む!
 
●あなたは「地図」を利用していますか?
直近1年以内に何らかの「地図」を利用したと答えた人が86.8%
世の中の9割近くの人が「地図」を利用 しています。その内、週に1度以上利用する人が34.6%、月に1度以上利用する人が41.7%。地図は日常生活に欠かせない存在になっています。
(N=20,754【対象者全員】)

●どんな「地図」を利用していますか?
スマートフォンをはじめとした「モバイル用地図サービス・ アプリ」で地図を利用している人は、38.8%で前年より6.2 ポイントアップ 。一方、パソコンでインターネット地図を利用している人(68.2%)、およびカーナビを利用している人(32.5%)は減少傾向。地図を利用する媒体は、着実に モバイルへシフト しています。
(N=20,754【対象者全員】)
 
■スマホ地図アプリ、仕事での利用も支払いは自分持ち!?
 
●仕事で利用する「地図」にかけるお金は誰が支払う?
ビジネスパーソンのうち、仕事でスマートフォンの地図を利用している人は33.7%。その費用の支払い状況の内訳を見ると、会社名義が7.7%に対し、個人名義が33.9%で大半が「自分持ち派」であることが分かりました。パソコン用地図ソフト(会社:40.8%、個人:20.1%)や紙地図(会社:61.1%、個人:22.1%)は会社持ちが多いことと比較すると、スマートフォン用地図アプリは『BYOA※』 が進んでいることが分かります。
※BYOA・・・Bring Your Own Application(N=1,577【ビジネスシーンで地図を月に1回以上利用している人】)

■迷いやすい場所 ランキング No.1は新宿!!

●1年以内に首都圏で迷った場所は?
首都圏で迷いやすい場所 No.1は「新宿」、次いで「東京」、「渋谷」であることがわかりました。ともに「駅の構内が広くて複雑すぎる」という理由がもっとも多く、駅の中で迷う人が多数いることがわかりました。その他、「人が多すぎる」、「変化が激しすぎる」といった首都圏ならではの理由もあがりました。
(N=2,170【1年以内に首都圏で迷った経験がある人】)
(駅もしくは駅周辺の名称を最大5つまで自由記述回答)

■迷った時の解決法は「スマホで地図を確認」がトップも、男女で違いが!?

●迷った時にあなたが最初に頼るものは?
迷った時の解決方法としては、まず「スマートフォンで地図を確認する」(22.3%)が最も多く、次いで「通りすがりの人に聞く」(21.0%)が多いことがわかりました。なかには「勘で進む・何もしない」(2.6%)という強者もいるようです。

・性年代別の傾向をみると…
迷った時に最初に頼るものとしては、男性は「スマートフォンで地図を確認する」(23.9%) “自己解決派”が多く、女性は「通りすがりの人に聞く」(25.2%)“人に聞く派”が多いようです。また、年代が高くなればなるほど“人に聞く派”が多く、若者は圧倒的に「スマートフォンで地図を確認」する“自己解決派”が多くなるようです。

・都道府県別の傾向をみると…
都道府県別の傾向としては、「スマートフォンで地図を確認」の第1位は「東京都」(26.9%)、次いで「鹿児島県」(26.6%)、「群馬県」(26.4%)が上位にランクイン。一方、「通りすがりの人に聞く」は、「香川県」(34.2%)が第1位、次いで「山口県」(28.4%)、「愛媛県」(28.3%)で、上位20県のうち 18位までを近畿地方以西の西日本が占める 結果となりました。
(N=20,754【対象者全員】)


【調査概要】
本調査は、地図や位置情報に関するマーケットの実態や変化をとらえることを目的とした、定点調査です。

<一般生活者向け調査>
・調査手法: インターネット調査
・調査エリア: 全国
・調査対象者: 18~69歳の男女
・サンプル抽出方法:
 事前調査 性別・年代・エリアを人口構成比に準拠して抽出
 本調査 地図を月に1回以上利用している人の中から、地図の利用頻度を高・中・低層に分けて均等抽出
・有効回収数: 事前調査 20,754サンプル、本調査 1,085サンプル
・調査ボリューム: 事前調査 12問、本調査 35問
・調査期間: 事前調査 2014年2月28日(金)~3月3日(月) 本調査 2014年3月7日(金)~3月11日(火)

<ビジネスパーソン向け調査>
・調査手法: インターネット調査
・調査エリア: 全国
・調査対象者: 18~69歳の就業している男女
・サンプル抽出方法:
 事前調査 調査会社のモニター属性より、当社が任意に指定した職種、業種及びその他から抽出
 本調査 地図をビジネスシーンで月に1回以上利用している人の中から、当社が任意に指定した15業種に分けて均等抽出
・有効回収数: 事前調査 28,568サンプル、本調査 1,577サンプル
・調査ボリューム: 事前調査 13問、本調査 41問
・調査期間: 事前調査 2014年2月21日(金)~2月24日(月) 本調査 2014年3月4日(火)~3月6日(木)

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[ゼンリン]
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