「子どものおこづかい事情」についての調査 

2014年06月05日
ベネッセコーポレーションが運営するBenesse 教育情報サイトは、「子どものおこづかい事情」について調査を実施。

【調査結果】

おこづかいの平均額 小1・450円、中1・1,424円、高1は4,110円!

まず、子どもがどの程度おこづかいをもらっているのかを聞きました。定期的におこづかいを渡している保護者は小1の10.5%にはじまり、高3では77.2%と、学年が上がるにつれて高い割合となります。また、渡す頻度は「1か月に1回」が9割を占めており、小学校や中学校など、進学をきっかけとして渡し始めるようになるケースが多いようです。おこづかい額をずばりお聞きしたところ、その平均額は、小1・450円、中1・1,424円、高1・4,110円というように、学年とともに上がっていくことが見て取れます。なお、ボリュームゾーンは小学生では300~1,000円、中学生では1,000~3,000円、高校生では3,000~5,000円となっています。

おこづかいの金額、4割の子ども「少ない」 しかし使いきる子どもは1.5割

金額については、保護者の約7割が妥当と考えているのに対し、子どもは4割以上が少ないと感じているらしい、ことがわかりました。しかし、金額について子どもから交渉されることがあるか、という質問に対しては、「ある」という回答は3割にも達していません。不満はあれど、しぶしぶ納得している子どもも多いのでしょう。「家計のことを気にしているのか、交渉してきません」「かわいそうですが、交渉してもむだだと理解しているようです」という声が聞かれました。なかには「忘れていても請求してこない」という声も。
その半面、「必要なものは買ってあげているので、この金額でも満足のようです」「おこづかいで賄えないときは、一緒に外出した時にねだられます」との声もありました。実際、出かけた時の昼食代や洋服代、携帯電話料金といったものについておこづかいで賄わせているか伺ったところ、そういった支出の多い高校生においても、ほとんどの保護者がおこづかい以外に、別途お金を出している、という結果になっています。

子どもが毎月のおこづかいを使いきっているか伺ったところ、「全部使いきる」という回答は14.5%にとどまりました。その理由としては、「堅実なタイプなので、余った分は貯金をして、大型書籍やCDなどを買う際に使っている」というように「計画的な運用」と「使うものによっては、おこづかいの他にお金を渡している」という声にあるように「結果的に余る」に、大きく二分されるようです。

おこづかいの使い道 子どもに任せるもトラブルに懸念

次に、おこづかいの使い道について見ていきましょう。まず、おこづかいの取り扱いについて伺うと、9割近くの保護者が子どもの自由にさせている、と回答しました。おこづかいの保管方法について伺っても、「保護者が預かっている」という回答は1.4%程度で、財布や貯金箱など、多くの保護者が、保管についても子どもに任せている傾向がわかります。
その理由としては「1,000円しかあげていないので、それくらいは自由に使わせてあげたい」といったように、少額なのでせめて自由に……という声もありましたが、「限りあるお金の中で、本当に必要なものを選んで購入してほしいから」「おこづかいの範囲で自分がやりくりできるようにするため」といった、お金の使い方、管理を学んでほしい、という声が多くを占めました。

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【調査概要】
調査期間:2014/4/16~2014/4/22 回答者数:2067名
調査対象:サイトメンバー 小学生~高校生の保護者のかた

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ベネッセコーポレーション]
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