冷凍食品の利用実態調査(30代~40代の女性) 

2014年06月06日
トレンド総研は、冷凍食品に関する調査を行いました。多くの人が食卓に取り入れていると思われる冷凍食品ですが、本調査では、積極的に利用している人たちの声から、“冷凍食品の上手な活用方法”を探ります。そのため、調査対象は、「冷凍食品を好んで利用している」という主婦500 名としました。

【調査結果】

◆“豊富な商品ラインナップ”דアレンジレシピ”がポイント! 広がる利用シーンで、高まる冷凍食品ニーズ

今回のアンケート調査における調査対象は、「冷凍食品を好んで利用している」という主婦です。彼女たちの家庭における「冷凍食品の利用頻度」を調べたところ、「1 週間に 1 日以上」という人は 93%にのぼります。「毎日」(10%)、「ほぼ毎日」(18%)という人も、合計でおよそ 3 割。その利用頻度の高さが明らかになりました。
それでは、主婦たちは、どのように冷凍食品を使っているのでしょうか。その「利用シーン」を複数回答形式で聞いたところ、最も多かったのは、79%があげた「お弁当」。以下、「夕食」(65%)、「昼食」(57%)、「間食」(34%)と続きます。いずれのシーンでも、多くの人が冷凍食品を利用していることが分かります。
自然解凍商品やプレミアム商品など、ラインナップの幅を広げる冷凍食品。インターネット上のレシピサイトを見ても、そのアレンジレシピの多さには、目を見張るものがあります。冷凍食品の利用シーンが多岐にわたるのも、商品の多様化や、幅広いアレンジによるところは大きいでしょう。そして、こうした利用シーンの広がりこそが、冷凍食品の利用頻度を高めているのだと言えるかもしれません。

◆トッピング、ワンプレートランチ、キャラ弁… 冷凍食品のアレンジレシピの利用意向は 81%

このように拡大する冷凍食品の利用シーンの 1 つとして、“アレンジレシピ”は外せません。今回の調査でも、「冷凍食品のアレンジレシピの利用意向」を示した人は、81%と、8 割以上を占めます。また、“アレンジレシピ”を実際に実践しているという人も少なくありません。例えば、「冷凍食品にトッピングを増やしたり、オリジナルつけダレを合わせたりする」といった方法は、41%の人が「行なったことがある」と答えています。同様に、「冷凍食品を組み合わせて作った、ワンプレートランチ」は37%、「冷凍食品を活用した、“キャラ弁”などのオリジナル弁当」は30%と、いずれも3割以上の人が行なったことがあることが分かりました。楽しみながら、自分なりの方法で冷凍食品を活用する主婦も少なくないようです。

◆増える、「冷凍食品のポジティブ活用」! 多数派を占める“食卓用派”の冷凍食品購入スタイルとは!?

こうした傾向をよく表しているのが、「冷凍食品を利用する理由」かもしれません。一般的には、手軽さや時短を目的に利用されるというイメージも強いのが、冷凍食品でしょう。確かに、本調査でも、「調理の手間を省くため」(79%)、「買い置きができるため」(72%)といった回答も多くの方から寄せられました。しかし、こうした回答をおさえて最も多くの人が選んだのは、「簡単におかずを増やすことができるから」(84%)という回答です。冷凍食品を利用して、積極的に満足度の高い食事を実現しようとする、主婦たちの意向を垣間見ることができます。
その結果、冷凍食品の購入動機にも徐々に変化が見られ始めているようです。「保存がきく」というのも、冷凍食品の特長。保存食として冷凍食品を購入する人も少なくありません。その一方で、前述の積極的に冷凍食品を利用して、食卓に彩りを加えようとする主婦たちは、利用を前提とした購入スタイルだと言えます。そこで、前者、保存用に購入することが多い“保存食派”と、後者、利用を前提とした購入が多い“食卓用派”で比べると、各々の支持者は 46%、54%。“食卓用派”が多数派を占める結果に。
積極的に冷凍食品を利用する主婦たち。ちょっとした工夫や、ひと手間を加える、そんな冷凍食品のポジティブ活用により、より素敵な食シーンを実現するということが、主婦の間で受け入れられつつあるようです。


【調査概要】
調査名:主婦に聞く、冷凍食品の活用実態に関する調査
調査対象:30代~40代の女性 500 名 (年代別に均等割り付け)
 ※「配偶者、および、子供と同居している」、かつ、「冷凍食品を好んで利用している」という人
調査期間:2014 年5 月13 日(火)~2014 年5 月16 日(金)
調査方法:インターネット調査
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[トレンド総研]
 マイページ TOP