タイの家電業界における日本ブランド検索トレンド調査【タイにおける日本ブランド認知度調査シリーズ】 

2014年04月22日
アウンコンサルティングは、、タイにおける「家電製品関連キーワード」の検索ランキングに関するデータを公開。※タイ現地法人、アウンタイラボラトリーズ株式会社調べ

【調査結果】

アウンコンサルティング株式会社のタイ現地法人であるアウンタイラボラトリーズ株式会社では、「検索」という観点から、タイ国内の家電製品関連キーワード検索数による、日本の家電メーカーのブランド認知度調査を実施しました。調査には、タイの主要検索エンジンであるGoogleが提供するキーワード検索数調査ツールを用いて、該当キーワード(タイ語での「家電カテゴリー名+家電メーカー名」の検索数)における直近12ヶ月間の検索回数を調査対象としました(2013年3月~2014年2月のタイ国内における検索数データ)。尚、今回の調査対象とした家電カテゴリーは、タイ国内で消費される家電製品の中でも主力となるエアコン、扇風機、冷蔵庫、洗濯機の4つの家電製品に焦点を絞りました。

1,洗濯機

検索数は、LG、Samsungといった韓国勢が席巻しており、3位以降に日本勢(HITACHI、TOSHIBA)が続きます。上位10位の中に日本ブランドは4社ランクインしていますが、それを合算しても1位のLGの検索数には及ばない結果となっています。

2,エアコン・冷蔵庫

熱帯に属すタイの気候により、年間を通して必需品となるエアコンと冷蔵庫。このカテゴリーにおいては、検索数で見ると、日本勢が市場をリードしています。特に、ダントツのキーワード検索数だった三菱電機ブランドが、タイで浸透していることが伺えます。「エアコン」「冷蔵庫」のカテゴリーにおいては、タイ人が最初イメージするのは日本ブランドであるということがわかります。

3,扇風機

タイ国内で、エアコンが一般家庭に普及してきたとはいえ、自宅にエアコンを設置している家庭はまだ一部に限られています。そういった中、一般家電として普及しているのが扇風機です。このカテゴリーにおける検索数としては、タイのHATARIが圧倒的な存在感を示しています。価格の手頃さに加え、テレビコマーシャルやBTS(バンコクの電車)車内での広告宣伝効果もあり、ブランド認知度としては外国企業の追随を許していません。扇風機に関しては、韓国勢はあまり力を入れていないこともあり、タイと日本の家電メーカーが市場を占めています。


【調査概要】
・調査主旨:タイの家電業界における日本ブランド検索トレンド調査
・対象国:タイ、日本
・調査方法:「Google」が提供するキーワード検索数調査ツールを用いて、各キーワードにおける月間検索回数を調査
・調査対象期間:2013年3月1日~2014年2月28日分

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アウンコンサルティング]
 マイページ TOP