「夫のお小遣い」についてのアンケート調査 

2014年07月01日
フィールドマーケティング支援サービスを提供するソフトブレーン・フィールドは、「夫のお小遣い」についてのアンケートを実施。アンケートの対象は、30代~40代の主婦を中心とする当社サービス登録の既婚女性会員、有効回答者数は972名(平均年齢44歳)。

【調査結果】

(1)夫のお小遣い額について

アンケートの回答者に夫のお小遣い額(自由に使える金額)について聞いたところ、最低額0円から最高額300,000円まで幅広い金額となりました。全体での平均は35,686円でしたが、前回(2013年6月実施)の調査結果では平均35,947円でしたので、全体平均では261円の減額となりました。
また、夫のお小遣い額に昼食代を含むについて確認したところ、含むと回答した方が439名、昼食代は別に渡していると回答した方が533名で、昼食代別の家庭の方がやや多い結果となりました。
お小遣い額の平均額を昼食代込と昼食代別に分けてみると、昼食代込のお小遣い額の平均は44,515円、昼食代別のお小遣い額平均は28,703円と15,812円の開きがありました。

夫のお小遣いに関する妻のコメントでは、「4月にお給料が増えるかなと期待していたのですが増えませんでした。しかし、住宅手当てが手厚くなったため、少し家計が助かりました。だからといって、旦那のお小遣いが増えるとか、贅沢な暮らしにすることはありません。増えても減ってもいつもと変わらない生活を心がけています」(夫の世代:30代、お小遣い額:昼食代込み33,000円、2013年とお小遣い額:変わらない、以下同項目)、「4月に増税を控えているタイミングで私が仕事を辞めたので、夫には苦労をかけています。それでもお小遣いについて何も言わない夫に感謝しています」(20代、昼食代別25,000円、変わらない)といったように、夫婦で支えあっている様子がうかがえました。

夫のお小遣い額を「お小遣いなし」、「10,000円以内」、「10,001円~20,000円以内」、「20,001円~30,000円以内」、「30,001円~50,000円以内」、「50,001円~100,000円以内」「100,000円以上」の価格帯に分けて見ると、「30,001円~50,000円」までが最も多く32.3%でした。夫の世代別では、20代は「10,000円以内」が最多で35.3%、30代は「20,001円~30,000円」が最多で30.8%、40代、50代以上は「30,001円~50,000円」が最多で、それぞれ38.9%、37.4%でした。

また、夫のお小遣い額が30,000円以内の比率は、20代で88.2%、30代で66.8%、40代で53.4%、50代以上で40.3%と年齢が上がるに連れて低くなりました。

(2)夫のお小遣いの増減について

2013年と比較して夫のお小遣い額に増減があったかを確認したところ、全体では増えたが6.2%、減ったが6.9%で減った人の割合がやや多い結果となりました。減った理由としては、「家族が増えためです。ミルク、おむつ代の捻出のため、夫のお小遣いが犠牲になっています」(40代、昼食代別20,000円、減額5,000円)というように新たに出費項目が増え、その分夫のお小遣いが減ったというパターンが多く見受けられました。
また、増えたパターンでは「基本給が増えたので、お小遣いにまわした。(日々の感謝をこめて)」(40代、昼食代別30,000円、増額10,000円)というように夫の励みになるコメントもありました。

今回のアンケートでは、4月の消費税増税を受けて、お小遣いの額について夫婦で話し合いを行ったかについても聞きましたが、そうした話し合いを「行った」と回答した家庭は6.4%でした。
お小遣い額についての話し合いを行った家庭のうち、結果としてお小遣い額が増えた家庭は12.9%、減った家庭は22.6%、変わらなかった家庭は64.5%でした。
お小遣い額を減らした理由としては「給料に変化はないが、増税や娘の入園で家計からの支出が増えることになったため減らしました」(30代、昼食別15,000円、減額5,000円)というように収入に変化がないのに増税により支出が増えたからといったコメントや「タバコの値上げや消費税アップ、ガソリンの値上げなど、支出に関する項目が年々、全般的に高くなっている為です」(50代、昼食代別13,000円、減額3,000円)といったように、増税に加えて様々なものが値上がりしているためという意見が見られ、家計のことを考えて夫が一歩引いた様子がうかがえました。

(3)今後、夫のお小遣い額を変更するのかについて

今後、夫のお小遣い額を増やしたいかについては、「増やしたい」と回答した方が6.3%、「減らしたい」と回答した方が14.5%と、全体で見ると減らしたいと回答した方の割合が多くなりました。最も増やしたいと回答した妻の比率が高かったのは20代で35.3%、最も減らしたいと回答した妻の比率が高かったのは30代で17.8%でした。

夫のお小遣い額の増減について、減らしたいと回答した妻からは「お小遣いをどうでもよいことに使い切ってしまい、結局飲み代や嗜好品、服の購入費などを別途として欲しがるため、その分を減らしたい」(40代、昼食代別27,000円、増額7,000円)、「お昼はお弁当だし、飲みにいくときは別にお金を渡しているので多すぎるような気がします」(50代以上、昼食代別55,000円、変わらない)というようにお小遣い以外にも様々な費用を夫に渡していることに対する不満が見受けられました。

一方、増やしたいと回答した方のコメントでは「役職があがり、部下や後輩がたくさんできました。飲み会などでも多く負担する機会があるようなので、増やしてあげたいです」(40代、昼食代込30,000円、変わらない)、「主人にはもっと上を目指してもらいたいから、お給料が上がればお小遣いもあげたいと思います」(40代、昼食代別20,000円、変わらない)といったように働いている夫の頑張りに応えたいという妻の想いが見られました。

今回の調査では、2014年の夫のお小遣い額増減については、やや減額傾向にあり、夫側にとって厳しい結果となりました。しかし、夫のお小遣いに関する妻のコメントでは、「夫のお昼を外食からお弁当にしました」(40代、昼食代別45,000円、変わらない)といったように夫が使える金額を少しでも減らさない工夫をしたり、「夫婦二人で月々の支出がわかれば、自然と何にどれぐらい使えるかが分かります。その中で減らすことができる部分があれば、(今回で言えばお小遣い額)、お互い頑張ろうという気になりますし、そうした話し合いも1つのコミュニケーションになります」(40代、昼食代込30,000円、減額10,000円)というように協力し合っている様子がうかがえました。


【調査概要】
対象:当社登録の会員
調査方法:当社リサーチサイト「リサれぽ!」を活用したインターネットリサーチ
調査地域:全国
調査期間:2014年6月18日~6月24日 (7日間)
有効回答者数: 972名
属性:女性:20代 2%、30代28%、40代48%、50代以22%

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