梅雨の通勤事情調査 

2014年07月03日
ウェザーニューズは、梅雨の通勤時、雨が人々の行動にどのような変化をもたらすのかについて、全国のウェザーリポーターの協力のもと、“梅雨の通勤事情”を調査しました。
全国合計72,328人から回答が寄せられ、全国の7割の人が長靴を所有しているものの、通勤で使用しているのは2割弱であることが明らかになりました。関東の所有率は、2月に2度も降った大雪の影響か昨年(5割が所有)と比べて2割増加し、長靴通勤率は比較的高い結果となりました。

【調査結果】

関東の長靴所有率は急上昇!?関東は通勤で使う人が多め

ウェザーニューズは、梅雨の季節の通勤事情を調べるため、6月11日に長靴通勤に関する調査を実施し、ウェザーリポーター合計12,318人から回答を得ました。調査は、スマホアプリ『ウェザーニュースタッチ』内のウェザーリポーターを対象に行い、“長靴通勤する?”という質問に、「はい」「いいえ」「持っていない」で回答する形式です。

結果、「はい」と答えた人が16%、「いいえ」が54%、「持っていない」が30%となり、日本人の70%が長靴を所有しているものの、通勤で使用しているのは16%であることがわかりました。女性の長靴通勤者は4割を超え、男性の4倍の方が長靴を通勤に使用しています。理由として、女性用のおしゃれなレインブーツが多くなってきたことが考えられます。男性も7割の方が所有しているものの、そのほとんどは通勤以外の目的で使用されているようです。

関東における長靴所有率の増加は著しく、所有率が5割であった2013年と比べて、今年は7割まで増加していることが判明しました。背景として、2月に2度も大雪が降ったことが考えられます。
都道府県別では、長靴通勤率が高い県から1位岩手(25%)、2位神奈川(23%)、3位千葉(22%)、4位東京(21%)、5位埼玉(20%)と、南関東が上位を占める結果となりました。所有率は、1位山形(99%)、2位富山(98%)、3位秋田(96%)、4位青森(92%)、5位新潟(91%)と豪雪地域が90%以上を占めています。これらから、長靴の使用目的はエリアによって分かれており、北日本では雪対策に、関東では通勤用に使用されていると言えそうです。
さらに、車の普及台数と都道府県別の長靴通勤率に関する分析を行ったところ、車が普及しているエリアほど長靴通勤率が低い結果となりました。3大都市(東京、愛知、大阪)で比較したところ、車の普及台数が最も高い愛知県(世帯あたりの普及台数1.3台)は、長靴通勤者が9%と非常に低いことがわかりました。

(※「車の普及台数と長靴通勤率」は、一般財団法人 自動車検査登録情報協会の情報を基に作成。)

日本人の7割がくせ毛!?男性でさえ4人に1人が気になる梅雨のくせ毛事情

ウェザーニューズは、梅雨の季節のくせ毛と通勤事情との関係を調査するため、6月15日にくせ毛に関する調査を実施し、合計12,620人から回答を得ました。調査は、スマホアプリ『ウェザーニュースタッチ』内のウェザーリポーターを対象に行い、“梅雨時のくせ毛気になる?”という質問に、「気になる」「気にならない」「くせ毛じゃない」で回答してもらいました。

結果、「気になる」と回答した人は38%、「気にならない」が28%、「くせ毛じゃない」が34%となりました。梅雨の時期、3人に1人はくせ毛を気にしており、彼らはヘアーセットにいつもより多くの時間をかけている可能性が考えられます。年代別では、20代女性の「気になる」と答えた割合が68%と最も高く、くせ毛は20代女性の悩みの種となっているようです。また、そもそもどれくらいの人がくせ毛なのかを分析したところ、日本人の3人に2人(全国66%)、男性61%、女性73%がくせ毛であるとわかりました。
都道府県別では、最もくせ毛を気にしている県は1位鳥取県(47%)、続いて2位宮崎県(46%)、3位埼玉県(44%)、4位徳島県(43%)、5位栃木県(42%)となりました。また、都道府県別の年間の雨の日数などとの関係を分析したところ、気象条件はくせ毛とは大きく影響しないことがわかりました。1日でも雨が降れば、どこのエリアでもくせ毛を気にするため、地域によって差が見られなかったと考えられます。

雨が降ると、通勤時間は◯分のびる!?関東南部は平均より長い結果に

ウェザーニューズは、雨の日の出勤はいつもよりどれだけ多く時間がかかっているか調査するため、6月12日に通勤時間の調査を実施し、合計11,995人から回答を得ました。調査は、スマホアプリ『ウェザーニュースタッチ』内のウェザーリポーターを対象に行い、“雨の日の通勤、何分多くかかる?”という質問に、数字を選んで回答(0、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、60分)してもらいました。

結果、梅雨の通勤時間は全国平均5分多くかかることがわかりました。都道府県別では、最も雨の日の通勤時間が長くなる地域は1位沖縄県(+9.5分)、続いて2位高知県(+7.1分)、3位徳島県(+7.0分)、4位神奈川県(+6.2分)、5位埼玉県(+6.0分)となりました。
全国的に平均(+5.0分)より時間が長い方の通勤手段を分析したところ、自転車やバイクによる通勤が目立ちました。雨の日は、いつも通りのペースで通勤できない、あるいは、他の手段に変更すると通いにくい場所に住まわれている方が多いことが理由として挙げられます。
また、関東南部では+5.9分と平均より長く、東京(+5.9分)は 7位、千葉(+5.5分)は10位となり、公共交通機関の利用者が多い首都圏ほど、雨の日の通勤に影響を受けていることがわかりました。

雨の日、出発時間を早める判断はいつする?西日本は前日に決める人がとても多い

ウェザーニューズは、梅雨の季節の通勤事情を調査するため、6月13日に通勤時間に関する調査を実施し、合計12,618人から回答を得ました。調査は、スマホアプリ『ウェザーニュースタッチ』内のウェザーリポーターを対象に行い、“雨の朝の通勤、いつもより出発を早める判断はいつする?”という質問に、「前日」「当日朝」「特に早めない」から回答してもらいました。

結果、「前日」と回答した人は23%、「当日朝」は41%、「特に早めない」は36%となり、当日の朝に判断する人が最も多いことがわかりました。
また、降水量が多いエリアにお住まいの方は、前日に判断する傾向が強く見られました。都道府県別では、前日判断の割合が最も大きい地域は1位宮崎県(32.4%)、続いて2位熊本県(31.9%)、3位福岡県(29.8%)、4位佐賀県(29.0%)、5位岡山県(28.3%)となり、九州の各県が上位を占める結果となりました。総降水量(平年値1981~2010年)は、1位熊本県、2位鹿児島県、3位宮崎県、4位佐賀県、5位高知県となっており、九州は特に多いことから、降水量が多いエリアほど前日に判断している人が多いと言えそうです。

梅雨の楽しみは?目や耳で楽しむ人は3人に1人、沖縄県民の3割は雨音が好き

ウェザーニューズは、梅雨に期待していることを調べるため、6月14日に調査を実施し、合計11,567人から回答を得ました。調査は、スマホアプリ『ウェザーニュースタッチ』内のウェザーリポーターを対象に行い、“梅雨の楽しみは?”という質問に、「貴重な晴れ間」「雨音」「あじさいイキイキ」「その他」から回答してもらいました。

結果、「貴重な晴れ間」と回答した人は51%、「雨音」は15%、「あじさいイキイキ」は28%、「その他」は6%となり、「貴重な晴れ間」を楽しみにしている人が最も多くなりました。一方で、「あじさいイキイキ」や「雨音」など目や耳で梅雨を楽しんでいる人も43%もいました。この結果は、日本人の季節への感性の豊かさを示しているのかもしれません。都道府県別では、「雨音」と回答した人が最も多いエリアは沖縄県、続いて、2位熊本県、3位和歌山県、4位青森県、5位徳島県となりました。また、「あじさいイキイキ」を楽しみにしている人は西日本で多い結果となりました。

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[ウェザーニューズ]
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