ユニフォーム市場に関する調査 2014 

2014年07月10日
矢野経済研究所は、国内のユニフォーム市場の調査を実施した。
本調査におけるユニフォーム市場とは、スクールユニフォーム(学校制服)、ワーキングユニフォーム(食品以外の製造工場向けユニフォーム)、オフィスユニフォーム(事務服)、サービスユニフォーム(病院、清掃業、飲食業、食品工場向け等ユニフォーム)の4 分野で構成され、メーカー出荷金額ベースにて算出した。

【調査結果サマリー】

◆2013年度のユニフォーム市場規模は前年度比101.4%の4,832億円
2013年度の国内のユニフォーム市場規模は、前年度比101.4%の4,832億円(メーカー出荷金額ベース)であった。近年、漸減傾向を続けてきたオフィスユニフォームやスクールユニフォームも2013年度に入って微増に転じており、ワーキングやサービスも含めた全ての分野でプラス成長を確保した。

◆ワーキング分野は震災による復興需要が一段落、オフィス分野では“おもてなしウェア”の好調が市場回復に寄与
サービス別に市場をみると、震災の復興需要に支えられたワーキング分野の市況が落ち着きを見せているものの、これまで不調が続いていたオフィス分野が2013 年度に久々に伸長したのは業界のプラス材料である。オフィス分野では、従来の事務職向けユニフォームは減少を続けているが、接客や受付、顧客対応のシーンで着用される“おもてなしウェア”の需要増が市場を下支えした。また、今後の成長が期待される医療・介護分野や食品工場などのサービス分野では引き続き底堅い推移をみせている。今後は、ワーキング分野を中心に東京オリンピック招致による東京近郊での需要増が期待され、業界には明るい兆しが見受けられると考える。


【調査結果】
調査期間:2014年5月~6月
調査対象:有力ユニフォーム企業
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話アンケート、及び文献調査併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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