「愛猫の食事と健康管理」についての調査 

2014年08月05日
アイシアは、キャットオーナーの方を対象に「愛猫の食事と健康管理」について調査を行った。
愛猫の年齢を5つに区分し、それぞれ100名のキャットオーナーを対象にアンケート調査を実施。「1歳以下」の子猫の時期、「2歳~4歳」「5歳~9歳」「10歳~14歳」の成猫期、そして、「15歳以上」の老齢期を送る愛猫に対し、全500名のオーナーがどのように日々の食事や健康管理に気を配っているかを紹介。

【調査結果】

あなたの愛猫の食事はどんなタイプのものですか?

最も回答数が多かったのは、「市販のドライ(カリカリ)」で、全体の約9割を占めています。その次に多かったものは、「市販のウェット(缶詰・パウチ)」で、全体の半数近い48.2%となっています。また、「市販のドライ(カリカリ)」と「市販のウェット(缶詰・パウチ)」を一緒にあげていると回答した方も、43.6%と半数近くいました。少数回答としては、「病院で処方されたフード」が8.2%、「手作り」が6.6%という結果となっています。

現在の食事タイプを選択した理由を教えてください。

ドライタイプ、ウェットタイプのどちらにおいても、現在の食事タイプを選んだ理由のトップ3は「価格が手頃である」「品質が良い」「メーカーが信頼できる」となっています。しかし、4位以降になると、それぞれ選択した理由は違ってくるようです。まず第4位ですが、ドライの場合は「健康に配慮している」、ウェットは「成分・栄養バランスが良い」という理由でした。続く第5位は、ドライでは「総合栄養食である」、ウェットは「その他」という回答になっています。「その他」の具体的な理由としては、「猫が好んで食べるから」というものが最も多く、その他には「高齢猫にも食べやすい形状」「毛玉ケアができるから」などの回答もありました。また、第7位はどちらも「年齢別である」と回答しており、「ウェットタイプは愛猫の年齢に合わせて選びやすい総合栄養食」という点もポイントとなっているようです。

現在のフードにする前は、違う食事を与えていましたか?

ドライタイプを選択している方の約8割は、同じドライタイプの違う製品を与えていました。また、残りの2割は、「ドライタイプとは違うものを与えていた」と回答しています。一方、ウェットタイプを選択している方も、同じウェットタイプの違う製品を与えていたという回答が約7割。残りの3割は違うタイプのものからシフトしているので、ドライからウェットに切り替えた方のほうが多いと言えそうです。

フードを変えようと思ったきっかけは?

フードを変えるきっかけの第1位は「そのとき与えていた食事を食べなくなったから」という回答で、全体の34.7%となっています。同じものを与え続けることで口飽きしてしまうことが多いようです。第2位は「パッケージを見て良さそうだったから」で、29.8%を占めていました。さらに第3位は「獣医に勧められたから」、第4位は「サンプルを試してみて良かったから」との回答に。
また、「子猫から成猫になったから」「加齢で痩せてきたから」など、年齢とともにフードを見直しているというコメントも多くありました。
ドライタイプ、ウェットタイプを選んだ方のどちらもまったく同じ順位となっており、「愛猫により良い食事を与えたい」という気持ちは、多くのキャットオーナーに共通しているということがわかりました。

猫が発症しがちな病気について、あなたの愛猫の状況を教えてください。

500名のキャットオーナーの中で、最も心配されていることは「下部尿路疾患」でした。発症はしていなくてもケアを開始している(しようと考えている)方から、発症中の方、発症後に完治したという方まで含めると、全体の3割近くにものぼっています。また、それ以外の病気については、予防のためのケアでは、「肥満症」「腎不全」「歯周病」「目の病気」という順に回答数が多く、一方、発症したことがある病気では、「歯周病」「皮膚の病気」「肥満症」「目の病気」という順になっていました。下部尿路疾患はもちろん、口腔内や皮膚のケアにより一層注意することが重要かもしれません。

愛猫のケア状況は?

ャットオーナーが高い関心を持っているケアは、「下部尿路疾患」「腎不全」「肥満症」という結果となっていますが、これらのケア状況がどうなっているのかを愛猫の年齢別に見てみましょう。 「下部尿路疾患」のケアに対する関心は、年齢が上がっていくにつれて増していき、「10歳~14歳」では20%、「15歳以上」では24%の方が、発症していないうちからケアを始めたいと考えていました。また、ケアを始めている方の多くは、「症状や年齢に合わせたフードで対策を取っている」と答えています。
これと同様に、「腎不全」のケアに対する関心も、年齢が上がっていくとともに増しており、こちらも「シニア向けや療法食となるフードを与えている」という回答が多く見られました。高齢になると猫の腎臓を悪くしやすいため、早いうちから食事でケアしておきたいと考えるキャットオーナーは多いようです。

一方、「肥満症」のケアに対する関心は、「2歳~4歳」が最も高く、次いで「5歳~9歳」という結果となっています。具体的なケアとしては、「食事量に注意して食べ過ぎを防ぐ」「低カロリーのフードを与える」などの回答がありました。多くのキャットオーナーは、愛猫がまだ若い時期から「予防ケア」への高い意識を持っていました。

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[アイシア]
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