企業の女性活用に関する取り組みや制度に対する意識調査(キャリア女性対象) 

2014年08月12日
過去到達年収が400万以上のキャリア女性に特化した会員制転職サイト「LiB(リブ)」を運営するLiB(リブ)は、企業の女性活用に関する取り組みや制度に対して、実際の働くキャリア女性たちはどのように考えているのかという実態を調査する為に、当サイト(LiB(リブ))の20代から50代のキャリア女性会員3500人(有効回答数110名)に、アンケート調査を実施しました。

今回の調査では、女性が活躍していると思う企業の投票を行いました。その結果、ハイキャリア女性が考える、女性が活躍している会社No.1に選ばれたのは「資生堂」で、「Benesse」「P&G」が同率2位となりました。実際に「資生堂」は、26年4月時点の女性リーダー比率がすでに26.8%、男女問わず人材育成を強化し生産性の向上につながる働き方の見直しを進め、「能力ある女性リーダーの任用を目指す」ことを発表しています。また、「Benesse」も女性・男性の社員比率がほぼ1 : 1、制度を利用して結婚後も仕事を続けている社員が多く、対象女性社員の育児制度の取得率は90%以上。「P&G」も女性管理職、経営幹部の割合が高く、役員率は47%、課長以上の管理職は、34%が女性という事実があります。

また、女性が働きやすい環境を持つ企業の特徴として、「労働時間短縮の奨励」「産休、育休などの制度の充実」があるかと思いますが、女性が活躍する土壌をつくる為「ベストな産休・育休期間」と「残業文化撤廃のために大切だと思うこと」を調査しました。その結果、アベノミクス成長戦略にて「3年育休」制度が発表された一方で産休、育休は「1年間がベスト」という声が60%で最も多く、残業文化の是正のためには、「上司の姿勢や指導が一番大切」という意見が最も多く見られました。

女性が活躍している企業ランキングの上位にランクインした企業では、これらの「労働時間短縮」や「育休、産休などの制度」に積極的に取り組んでいる企業が多く、時間的制約が多い女性を積極登用し、社内で活き活きと働ける環境をつくるためには、「労働時間削減を推奨し、時間ではなくアウトプットで評価する」考え方を社内(特に管理職)に浸透させていくとともに、職場復帰を妨げない程度の適した期間の育休・産休制度を設ける必要があることがわかりました。

女性が活躍している企業 トップ10、1位は「資生堂」!
ハイキャリア女性が選ぶ、女性が活躍している企業ランキング
1位 資生堂
2位 Benesse
2位 P&G
4位 リクルート
5位 サイバーエージェント
5位 ワコール
7位 花王
7位 ユニリーバ
7位 ユニ・チャーム
7位 ユニクロ

女性が活躍している企業 業種トップは「メーカー」
女性が活躍している企業はどこだと思いますか?(業種別)
・メーカー (52%)
・広告・出版 (17%)
・情報通信 (15%)
・卸売り・小売り (5%)
・金融 (4%)
・サービス (2%)
・コンサルティング (2%)
・航空 (1%)
・不動産 (1%)
・インフラ (1%)
・公務員 (1%)

「3年育休」は、長すぎると考える女性が65%
育児休暇の取得期間を1年から3年へ引き延ばす「3年育休」制度の期間は、妥当だと思いますか?
・長すぎる (64%)
・短すぎる (35%)
・妥当 (1%)

妥当な育休期間は、1年と考える女性が約60%
妥当な育休期間はどれくらいだと思いますか?
・1 年 (59%)
・半年以下 (26%)
・2 年 (9%)
・4 年以上 (2%)
・休暇はいらない (2%)

残業文化の是正のため最も必要なのは、「自ら残業をしない上司の姿勢・指導」
企業の残業分かを是正するために、一番必要なことは何だと思いますか?
・自ら残業をしない上司の姿勢や指導 (39%)
・十分な数の人材確保 (19%)
・勤務時間制限の徹底 (17%)
・時間に応じた賃金体系の撤廃 (13%)
・その他 (12%)


【調査概要】
実施期間:2014年7月15日~7月20日
対象:LiB(リブ)会員女性:3500名(有効回答数110名)
年齢:25歳以下4%、26-29歳22%、30-35歳34%、36-39歳18%、40-45歳16%、46歳以上5%
未婚/既婚:未婚41%、既婚59%
子供の有無:あり41%、なし59%

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[LiB]
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