震災時の備えと水分補給に関する調査 

2014年08月20日
キリンビバレッジは、東日本大震災を機に水を扱う飲料メーカーとしての使命から、有事の際でも最低限の水分を確保できるよう、日頃から無理なく無駄なく備蓄品をストックする「スマートストック」を推進しております。
2011年より、小学生の子どもがいる母親800名に対し、「震災時の備えと水分補給に関する調査」を実施しており、経年で備蓄や水分補給に対する意識を調べています。2014年7月の調査では、家庭の備蓄の実態を調査するとともに、地震以外にも備蓄が必要となる自然災害に対する意識を調査しました。

【調査サマリー】

① 普段から自然災害を意識している人は50.2%。自然災害を意識している人の水の備蓄本数はそうでない人の約2倍も、まだ不足
全体の半数以上が「普段から自然災害を意識している」ということがわかりました。また普段から地震を含む自然災害を意識している人は、一世帯平均2リットルペットボトル5.22本の水を備蓄しており、そうでない人の約2倍の量の水を備蓄してることがわかりました。ただ、一人当たり3日間に必要な備蓄本数が2リットルペットボトル5本であることを考えると、一世帯あたりの備蓄量はまだ足りないようです。

② 普段最も意識している自然災害、約7割が「地震」
普段最も意識している自然災害は67.5%の人が「地震」と回答。その一方で、17.2%が「台風」、6.0%が豪雨など、「地震」以外の自然災害を最も意識している人は全体の3割という結果になりました。また、この一年で自然災害が増えたかという質問に対しては、35.3%が「増えた」と感じていると回答しました。

③ 水の備蓄が必要な自然災害は、頻繁に起きている!
災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんによると、地震以外にも水の備蓄が必要な自然災害は、実は多数発生しており、取水不足となる干害のほか、停電や水道施設の破損の恐れがある台風、暴雨などの災害も水供給には深く関わっています。実際、昨年だけを注目しても台風や暴雨の影響により長期断水した地域は多くありました。

④ 断水経験者はなんと約4割。平均時間は約21.1時間
自然災害に限らず、何らかの理由で水道が止まった経験がある人は4割近くもおり、その平均時間は約21.1時間。地震以外の自然災害で水が手に入らなくなった経験がある人は8.4%おり、自然災害その他で水を手に入れにくくなるリスクは誰にでもあると考えられます。

⑤ 水の備蓄量は平均わずか3.77本、備蓄しない理由1位は「消費期限の管理が難しい」
2リットルペットボトルの水のストックがあると回答した人はほぼ半数で、一世帯当たりのストック本数は平均3.77本。昨年より0.23本分減少、震災直後の2011年と比較すると0.37本分と減少していました。成人、子どもともに必要最低限とされる3日間に必要な水の量は一人あたり2リットルペットボトル5本分であることから、備蓄量はまだまだ少ないと言えます。

⑥ 災害対策は“もしも”から“いつも”へ。スマートストックで賢く備蓄
断水につながる自然災害は、日本国内で頻繁に発生しています。水道設備の破損や停電による給水停止も含めると、どこに住んでいても、誰であっても、断水は身近に起こりうるリスクなのです。突然、水の供給がストップしても慌てずに普段に近い生活ができるよう、適切な備蓄量を知って賢く備える「スマートストック」が大切です。


【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
調査実施期間:2014年7月19日(土)~7月21日(月)
対象地域:全国
対象者:小学生の子どもを持つ母親800名
対象者年代:30歳~49歳

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[PRTIMES]
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