「教育パパ・ママ」実態調査 

2014年07月24日
オウチーノ総研は、12歳以下の子どもがいる 20~35歳の男女 482 名に「『子育て』に関するアンケート調査」を行った。「あなたは自分自身のことを教育熱心だと思いますか?」と聞いたところ、14.8%が「とても教育熱心だと思う」、42.6%が「まあまあ教育熱心だと思う」、36.4%が「あまり教育熱心だと思わない」、6.2%が「教育熱心だと思わない」と回答した。また、「あなたは子どもの教育で、何を重視していますか?」と聞いたところ、第 1 位が「礼儀、マナーを身につけること」で 56.6%、第 2 位が「コミュニケーション力を高めること」で 43.2%、第 3 位が「自分で考える力を身につけること」で 40.2%だった。

【調査結果】

1. 57.4%が自分自身のことを「教育熱心だと思う」と回答

最初に、「あなたは自分自身のことを教育熱心だと思いますか?」という質問をした。結果、14.8%が「とても教育熱心だと思う」、42.6%が「まあまあ教育熱心だと思う」、36.4%が「あまり教育熱心だと思わない」、6.2%が「教育熱心だと思わない」となり、「とても教育熱心だと思う」と「まあまあ教育熱心だと思う」を合わせると 57.4%が自分自身のことを「教育熱心」だと思っていることが分かった。

また「配偶者のことを教育熱心だと思いますか?」と聞いたところ、妻のことを「とても教育熱心だと思う」と回答した夫は 20.2%、「まあまあ教育熱心だと思う」が 50.6%、「あまり教育熱心だと思わない」が24.0%、「教育熱心だと思わない」が 5.2%だった。一方、夫のことを「とても教育熱心だと思う」と回答した妻は 10.1%、「まあまあ教育熱心だと思う」が 31.0%、「あまり教育熱心だと思わない」が 45.6%、「教育熱心だと思わない」が 13.3%だった。夫が妻を「教育熱心」だと思っている割合は 70.8%だったのに対し、妻が夫を「教育熱心」だと思っている割合は41.1%と、半数を下回った。「イクメン」という言葉が流行って久しいが、全体的にみると、ママから見たパパの教育熱心度はまだまだのようだ。

2. 子どもの教育で重視していること、第 1 位「礼儀・マナーを身につけること」。年収別で違いも。

次に、「あなたは子どもの教育で、何を重視していますか?」という質問をした。結果、第 1 位が「礼儀、マナーを身につけること」で 56.6%、第 2 位が「コミュニケーション力を高めること」で43.2%、第 3 位が 「自分で考える力を身につけること」で40.2%、第 4 位が「学校生活が充実すること」で 23.2%、第 5 位が「人間性を磨くこと」で 19.9%だった。

年収別に結果をみると、年収 1,000 万円未満は全体の順位から変動はなかった。しかし年収 1,000 万円以上の順位をみると、第 1 位は「礼儀、マナーを身につけること」で変わりなかったが、第 2 位には「コミュニケーション力を高めること」と同率で「良い学校へ進学すること」がランクインした。第 4 位が「学校生活が充実すること」、第5 位が「自立性を確立すること」だった。年収 1,000 万円を超えると、進学先を重視する割合が高くなることが分かった。

3. 人気の習い事、第 1 位「英会話」

次に「あなたは子どもに習い事をさせていますか?」という質問をした。すると 46.7%が「はい」、53.3%が「いいえ」と回答した。自分自身のことを「教育熱心」だと回答した人は、55.2%が子どもに習い事をさせているのに対し、「教育熱心ではない」と回答した人は、35.1%しか習い事をさせていなかった。また、子どもにどのような習い事をさせているのかを聞くと、第 1 位は「英会話・英語」、第 2 位は「スイミング」、第 3 位は「通信教育」という結果になった。

最後に「子ども一人当たりの月謝はおいくらですか?」と聞くと、「5,000 円未満」が 24.5%、「5,000 円以上 10,000円未満」が 34.3%、「10,000 円以上 15,000 円未満」が 13.4%、「15,000 円以上 20,000 円未満」が 10.3%、「20,000 円以上25,000 円未満」が 5.8%、「25,000 円以上 30,000 円未満」が3.6%、「30,000 円以上 35,000 円未満」が 2.7%、「40,000 円以上 45,000 円未満」が 0.9%、「45,000 円以上 50,000 円未満」が 0.9%、「50,000 円以上」が 3.6%となった。

また、年収別に「習い事をさせている」と回答した割合をみると、年収400 万円未満が 31.0%、年収 400 万円以上 500 万円未満が 46.9%、年収 500 万円以上 600 万円未満が 50.9%、年収600 万円以上 700 万円未満が 41.9%、年収 700 万円以上 1,000 万円未満が 58.8%、年収 1,000 万円以上が 62.8%という結果になった。年収 300 万円未満と年収 1,000 万円以上の間には 31.8%の差が生じた。
また一人当たりの月謝に35,000 円以上かけている割合は、年収 700 万円未満では 0%だったが、年収 700 万円以上 1,000 万円未満では 3.8%、年収 1,000 万円以上では 18.6%もいた。年収 1,000 万円以上の人は、子どもを良い学校へ進学させるために習い事にはお金を惜しまない人が多いことが分かった。


【調査概要】
有効回答:12歳以下の子どもがいる 20~35歳の男女 482 名
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2014 年 7 月 3 日(木)~7 月 10 日(木)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[オウチーノ総研]
 マイページ TOP