ビジネスパーソンの「睡眠」実態調査 

2014年07月29日
オウチーノ総研は、20~59歳のビジネスパーソン450 名を対象に「『睡眠』に関するアンケート調査」を行った。「仕事がある日の平均睡眠時間は何時間ですか?」と聞いたところ、「3 時間未満」と回答したのが 1.1%、「3 時間以上 4 時間未満」が 4.2%、「4 時間以上 5 時間未満」が 21.8%、「5 時間以上 6 時間未満」が 39.6%、「6 時間以上 7 時間未満」が 24.0%、「7 時間以上 8 時間未満」が 7.3%、「8 時間以上」が 2.0%だった。また、「あなたは良質な睡眠をとるために、寝具にこだわっていますか?」と聞いたところ、50.4%が「こだわっている」と回答した。

【調査結果】

1. 仕事がある日の平均睡眠時間、4 人に1人が「5 時間未満」。その分、休日に「寝だめ」。

最初に、「仕事がある日の平均睡眠時間は何時間ですか?」という質問をした。結果、「3 時間未満」と回答したのが 1.1%、「3 時間以上 4 時間未満」が 4.2%、「4 時間以上 5 時間未満」が 21.8%、「5 時間以上 6時間未満」が 39.6%、「6 時間以上7 時間未満」が 24.0%、「7 時間以上 8 時間未満」が 7.3%、「8 時間以上」が 2.0%だった。

平成 26 年 3 月に厚生労働省健康局が発表した「健康づくりのための睡眠指針 2014」によると、人間に必要な睡眠時間は「6 時間以上8 時間未満」とされている。しかし今回の調査では、仕事がある日に 6 時間以上睡眠をとれている人は 33.3%と、約 3 割に止まった。
また「仕事が休みの日の平均睡眠時間は何時間ですか?」と聞くと、「3 時間未満」と回答したのが 0.6%、「3 時間以上 4 時間未満」が 1.6%、「4 時間以上 5 時間未満」が 5.8%、「5 時間以上 6 時間未満」が 18.9%、「6 時間以上 7 時間未満」が 33.6%、「7 時間以上 8 時間未満」が 24.2%、「8 時間以上」が 15.3%だった。73.0%は仕事が休みの日に 6 時間以上睡眠をとっており、ビジネスパーソンは普段の睡眠時間が短い分、休日に「寝だめ」をする傾向にあることが分かった。

2. 50.4%が良質な睡眠をとるために、「寝具」にこだわっている

次に、「あなたは良質な睡眠をとるために、こだわっていることはありますか?」という質問をした。結果、「寝具にこだわっている」と回答したのが 50.4%、「寝室にこだわっている」と回答したのが 36.2%、「寝る前の時間の過ごし方にこだわっている」と回答したのが 34.0%、「寝る前の食事にこだわっている」と回答したのが 28.9%だった。
さらに具体的にどのようなことにこだわっているのかを聞いた。「寝具」は最も多かった回答が「自分に合った枕を選んでいる」(47歳/女性)で、その次が「腰痛があるので、固めのマットレスを使用している」(42 歳/女性)など、自分に合ったマットレスを使う、という意見だった。また「清潔な寝具を使うよう心がけている」(31 歳/女性)という意見も多かった。
「寝室」に関しては「外の明かりが気になるので、遮光カーテンを必ず閉める」(51 歳/男性)など、寝室を暗くする、という意見が最も多かった。その次には「温度と湿度を適正に保つようにする」(52 歳/女性)、「明るい雰囲気のある空間を作っている」(24 歳/女性)など、過ごしやすい空間づくりを心掛けている、という意見が続いた。また「ラベンダーの香りを焚いている」(47 歳/男性)など、香りに気を遣っている、という意見は意外にも、女性より男性から多く挙がった。「寝る前の時間の過ごし方」に関しては、「なるべく落ち着いた環境で過ごす」(44歳/男性)など、リラックスするよう心掛けている、という意見が最も多く、次に多かったのが「パソコンやスマホの液晶画面を見ないようにしている」(39 歳/男性)など、ブルーライトを見ない、という意見だった。「寝る前の食事」に関しては、「なるべく寝る前にはとらないようにしている」(44 歳/男性)という意見が最も多かった。また次に多かったのが「腹八分目にする」(57 歳/女性)など、食べる量を気にする、という意見だった。

3. 寝具にこだわっている人の半数以上が、寝具に 20,000 円以上を投資!

最後に、「寝具にこだわっている」と回答した人に、「あなたは、今使用している寝具にいくらお金をかけていますか。」という質問をした。結果、「5,000円未満」と回答したのが 19.0%、「5,000 円以上 10,000 円未満」が 12.3%、「10,000 円以上 20,000 円未満」が 18.1%、「20,000 円以上 30,000 円未満」が 14.1%、「30,000 円以上 40,000 円未満」が 7.9%、「40,000 円以上 50,000円未満」が 4.8%、「50,000 円以上 60,000 円未満」が 3.5%、「60,000 円以上 70,000 円未満」が 2.2%、「70,000 円以上 80,000 円未満」が 2.2%、「80,000 円以上 90,000 円未満」が 1.8%、「90,000 円以上 100,000 円未満」が 2.2%、「100,000 円以上」が 11.9%だった。
なんと、寝具にこだわっている人の半数以上は、寝具に 20,000 円以上を投資していることが分かった。具体的にどのような寝具にお金をかけているのかを聞くと、「20,000 円以下」と回答した人は圧倒的に「枕」が多く、「20,000 円以上」と回答した人は、「マットレス」や「ベッド」が多かった。さらに年収別に結果を見ると、年収 800 万円未満の人は寝具にかけている金額を「5,000 円未満」と回答した人が最も多かったが、年収 800 万円以上の人は「100,000 円以上」と回答した人が最も多く、年収によって大きな差が生じた。年収の高い人ほど睡眠を重要視し、より多くのお金を投資していることが分かった。


【調査概要】
有効回答 首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住のビジネスパーソン(男女)450 名
調査方法 インターネットによるアンケート調査
調査期間 2014 年 7 月 18 日(木)~7 月 22 日(火)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[オウチーノ総研]
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