「目の健康」に関する意識調査(40歳以上の男女対象) 

2014年09月11日
日本アルコンは、9月15日の敬老の日に先駆け、全国の40歳以上の男女計約300人に「目の健康」に関する意識調査を実施。

日本の人口の4人に1人が65歳以上といわれる現代では、定年後も仕事や趣味、スポーツなどに励む「アクティブシニア」が増えています。そうした実情を反映してか、全体の約83%が五感の中で「視覚」を最も重視すると回答。一方、目の不調を感じた人のうち、眼科受診率はわずか38%とアイケアがなおざりにされている実態が浮き彫りとなりました。目の病気・老化現象に関する認知度第1位は「老眼」(89%)、ついで「白内障」(74%)となりましたが、白内障の具体的な症状に対する理解は乏しく、「80歳で100%」とされる白内障の発症時期について、正しく理解している人はわずか8%にとどまりました。

【調査結果のポイント】

≪「視覚」を重要視しながらも、日頃のケアは不十分≫
五感の中で「視覚」が最も大切と回答した人は、全体の83.3%(260人)と大多数でした。
しかし、その中で定期的に眼科検診を受けている人は半数未満の46.2%(120人)でした。

≪目の不調を感じても、若い世代ほど眼科受診率は低い傾向に≫
この1年間で、眼の不調・不具合を感じたと回答した人の眼科受診率は、37.9%でしたが、60代~50代では30%台、40 代にいたっては、わずか13.2%と、年齢が下がるにつれて受診率も低下する傾向にあります。

≪「老眼」や「白内障」「緑内障」がTop3≫
聞いたことがある目の病気や老化現象に関しては「老眼」が89.1%、次いで「白内障」73.7%、「緑内障」が67.3%の順でした。

≪老眼に次いで認知度が高い白内障も、罹患率など詳細を知るのはわずか8%≫
73.7%の人が「白内障を聞いたことがある」と回答する一方、9割以上(91.7%)が「白内障は80歳以上でほぼ100%発症」という事実を認識していませんでした。また50歳代ですでに30%が発症しているという点についても、8割以上の人(81.3%)に認知されていませんでした。
「白っぽくかすんで見える」、「ぼやけて見える」という白内障の症状は6~7割程度認知されていますが、「光が以前よりまぶしく見えるようになる」、「近くのものや文字が見えやすくなる」といった症状に対する認知度は3割以下にとどまりました【。

≪白内障治療に用いる眼内レンズの詳細を知らない人が大半≫
白内障の治療手術で、白く濁った水晶体を摘出後、挿入する人工の水晶体は眼内レンズと呼ばれ、これは主に「単焦点」と「多焦点」があります。単焦点レンズは、遠くか近くかどちらか一点に焦点を合わせるため、選んだ焦点以外の距離はピントが合わず、術後も日常生活にはメガネが必要になります。一方、多焦点レンズは遠くと近くにピントを合わせることができるため、メガネ なしで生活できるケースも少なくありません。白内障を知っていても、眼内レンズにこのような種類があることまで知っている人は約3人に1人(35.7%)でした。さらに、眼内レンズを知っていても、その半数以上(53.8%)が、単焦点レンズでは術後もメガネが必要になることを知りませんでした。

≪アクティブな人ほど多焦点レンズを希望≫
白内障を知っている人の半数以上(55.7%)は、「多焦点レンズ」を眼科医から勧めてほしいと回答。なかでも、白内障を知っている人で、定年後の趣味やスポーツなどの活動頻度が「週1回以上」と回答した人のうち、約6割(59.1%)が多焦点レンズを希望しており、老後をアクティブに過ごしたいと考える人ほど多焦点レンズを希望する傾向がうかがえました。


【調査概要】
調査時期:2014年8月13日(水)~14日(木)
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の40歳以上の男女312名
(内訳:40-44歳/45-49歳/50-54歳/55-59歳/60-64歳/65-69歳/70-74歳/75歳以上 各 39名)

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