キャンピングカーユーザーの旅行計画に関する調査 

2014年09月16日
日本RV協会は、夏休み直前の6月中旬から7月中旬にかけて、キャンピングカーユーザーが旅行の目的地をどのようにして決めているのか、また旅行情報をどのように入手しているのか、どのような旅行スタイルを求めているのかなどについて調査しました。

【調査結果】

キャンピングカーユーザーは旅行の目的地をインターネット情報で決める

それによると、まず旅行の目的地を決めるに当たって、インターネットの活用度が非常に高いことが分かりました。調査対象となったのは当協会のホームページにアクセスしたキャンピングカーユーザー約200人ですが、そのうちの35.2%の人が「インターネットを使って旅行・観光情報を探して決める」と回答しています。
次に多かったのは「家族で相談し合い、家族の意向がいちばん強かったものから決める」(22.5%)というものでした。3番手は「テレビなどで紹介される観光地情報」(17.4%)、4番手は「書店で売られている観光情報誌などを読んで決める」(8.5%)という順になりました。

テレビ情報や雑誌情報よりもインターネットの活用率が高くなっているのは、スマートフォンなどの普及とも関係していそうです。それを裏付けるように、「旅行に発った後、移動中に目的地の情報を入手する方法」を尋ねる設問においては、なんと41.4%の人がスマートフォンを利用していると答えています。
この設問に関して2番目に上がった回答は「道の駅、高速道路のSA・PAなどで得られる様々な地元情報」というもので、26.1%でした。3番目は「温泉ガイド、キャンプ場ガイドなどの雑誌・書籍類」で、15.8%でした。
道の駅、高速道路のSA・PAに求める情報と、温泉、キャンプ場ガイドの情報を合わせてようやくスマートフォンとほぼ同じ率(41.9%)に達することを考えると、ユーザーの旅行情報の入手方法に、モバイバルな端末機器が重要な役割を背負ってきた様子が伝わってきそうです。

ユーザーが必要としている情報は「道の駅、キャンプ場、RVパーク、温泉」

では、キャンピングカーユーザーは、旅行情報としてどのようなものを必要としているのでしょうか。 それを調査した結果、「(目的地の)周辺にあるキャンピングカー泊できる場所(道の駅、キャンプ場、RVパーク等)」を知りたいという回答が半数を超える59.2%を占めました。その次に多かったのは「周辺の温泉・入浴施設情報」(24.3%)というものでした。
この2つで83.5%を占めており、ユーザーが必要としている情報は、「道の駅、キャンプ場、RVパーク」などのキャンピングカー泊が可能な場所と、「温泉・入浴施設情報」に集約されるといえそうです。

また、どのような旅が好きなのかを調べるために、「興味を惹かれる旅行のテーマ」について尋ねてみました。
それによると、やはり温泉人気が高く、「名湯・秘湯をめぐる旅をしたい」という回答が24.3%を獲得して一番となりました。それとほぼ同じぐらいの比率で、「地元料理の有名店や産直市場を訪ねるなどグルメを追う旅をしたい」という回答が21.6%を集めて並びました。このことから、キャンピングカーユーザーは、ホテル代などの宿泊費にかかる予算をグルメの方に回しているという見方もできそうです。
なお、旅のテーマとして興味を持っているものの3番目には「日本三景、日本百名山など美しい自然や登山に親しめる旅をしたい」(17.3%)という答があがり、4番目には「美術館、博物館、城跡など歴史やアート、民芸にまつわる旅をしてみたい」(8.6%)という回答が続きました。以上のことから、キャンピングカーユーザーがスポーツ活動や文化活動など幅広い領域に渡って関心を持っている様子が伝わってきます。
では、このような旅をどのような形で記録に残しているのか。最後に「旅行から帰った後の思い出づくり」についても聞いてみました。その結果、「写真などを撮って、パソコンに取り入れる(もしくはアルバムに貼る)」と答えた人が57.1%もいることが判明しました。さらに旅の思い出を自分のブログなどに掲載し、ネット上に公開している人も15.8%いることが分かりました。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本RV協会]
 マイページ TOP