オールアバウトが展開している特設サイト「国民の決断」では、2014年第4弾のレポートとして「転職」に関するアンケート調査を実施。調査期間は2014年8月27日(水)~8月28日(木)、首都圏(東京、埼玉、神奈川、千葉)在住でフルタイム勤務の男女852名から有効回答を得ました。

【調査サマリー】

(1)男性の2人に1人、女性の3人に2人が転職経験者  40代以上女性の3割以上が4回以上も転職を経験

(2)男性は大企業勤務者よりも中小企業勤務者のほうが勤続年数が長い傾向  専門分野の明確化や任される裁量が早い段階で増えることが影響か

(3)転職理由は「給与への不満」が1位。他に「人間関係」などが挙がる中で、女性の2割が「不本意な評価」を挙げていた

(4)約6割の女性が「1度も昇進したことがない」と回答  ライフワークバランスを保てる範囲であれば男女ともに約3割が昇進を希望

(5)今の会社にできるだけ長くいたいと考える人は半数以下女性よりも男性のほうが高い傾向に


【調査結果】

(1)男性の2人に1人、女性の3人に2人が転職経験者
 40代以上女性の3割以上が4回以上も転職を経験


首都圏在住でフルタイムで勤務している20~59歳の男女に対し、転職をしたことがあるかどうかを聞いたところ、男性の半数近く(49.8%)が未経験であると回答していました。一方で女性の未経験者は31.9%と、約17ポイントも差がありました。
また、性年代別で見てみると、男女ともに30代から転職経験者が増加傾向にあることがわかりました。40代以上の女性に至っては、3割以上が4回以上転職経験があると回答していました。

(2)男性は大企業勤務者よりも中小企業勤務者のほうが勤続年数が長い傾向
 専門分野の明確化や任される裁量が早い段階で増えることが影響か


さらに、転職経験について現在所属している企業規模別に見てみると、従業員数300名未満の中小企業に勤めている男性の6割以上が転職未経験であり、従業員数300名以上の大企業に勤めている男性と比べると倍程度多いことが明らかになりました。

(3)転職理由は「給与への不満」が1位。他に「人間関係」などがある中で、女性の2割が「不本意な評価」を挙げていた

転職をした、あるいは考えた理由について男女別で聞いたところ、双方ともに4割以上と一番多かったのは「給与への不満」でした。男性で次に多かったのは、「自身のキャリアアップのため」(25.5%)、「職場の人間関係」(22.2%)、「長時間勤務」(17.0%)と続き、女性では「職場の人間関係」(28.0%)、「長時間勤務」(20.5%)、「不本意な評価」(19.1%)と続いていました。

(4)約6割の女性が「1度も昇進したことがない」と回答
 ライフワークバランスを保てる範囲であれば男女ともに約3割が昇進を希望


また、昇進経験について転職経験と同じように聞いてみたところ、女性の約6割(59.8%)が「1度も昇進したことがない」と回答しており、男性の36.0%を23ポイント上回る結果となりました。

(5)今の会社にできるだけ長くいたいと考える人は半数以下
 女性よりも男性のほうが高い傾向に


最後に、今後のキャリアについては、男女ともに今の会社に居続けたい(「定年まで働きたい」+「できるだけ長く働きたい」)と考えている人は半数以下であることがわかりました。また、男性(49.3%)のほうが女性(42.6%)よりもできるだけ今の会社に残りたいと考えていることがわかりました。


【調査概要】
・調査期間:2014年8月27日(水)~8月28日(木)
・調査対象:首都圏(東京、埼玉、神奈川、千葉)在住の20~59歳男女 合計852名
・調査対象者人数詳細:
 <男性>20代 101名、30代 104名、40代 107名、50代 110名
 <女性>20代 109名、30代~50代 各年代107名

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[オールアバウト]
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