2014年度上半期の玩具販売動向 

2014年10月20日
ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンは、全国の家電量販店、GMSにおける2014年度上半期(2014年4月~9月)の玩具販売動向※を発表した。

【概要】

・2014年度上半期の玩具販売金額は前年同期比107%と増加

・キャラクター別にみると、販売金額では「妖怪ウォッチ」、伸長率では「ディズニープリンセス」が1位に


【ヒットキャラクターの牽引により販売金額が増加】

2014年度上半期における玩具の販売金額は前年同期比107%と前年増となった。分類別にみると、男児玩具、基礎玩具、ぬいぐるみが前年実績を上回った。特に男児玩具とぬいぐるみは「妖怪ウォッチ」、「アナと雪の女王」関連のアイテムが牽引し、前年同期比120%以上と市場が大きく伸長した(図1)。
 一方、女児玩具とゲームは前年同期比90%程度と前年割れの結果となった。女児玩具の不振は構成比の高い女児キャラクター関連玩具の不調が大きく影響したが、前年実績を上回ったカテゴリーもあった。例えば、こえだちゃんが好調な女児コレクションや新製品のファンルームが健闘している女児ホビー、アナやエルサのおしゃれドレスが販売を牽引しているライフ・ファッション等である。

【「妖怪ウォッチ」「ディズニープリンセス」が上位にランキング】

キャラクターごとの販売動向をみると、初登場の「妖怪ウォッチ」が2014年度上半期のトップとなった。妖怪ウォッチ以外の既存キャラクタートップ20の販売金額の合計は前年同期に対して95%と減少したが、それに「妖怪ウォッチ」という新キャラクターが加わったことで、合計販売金額は前年同期比120%以上となった。
既存キャラクタートップ20の中で前年同期に対しての伸長率が最も高かったのは「アナと雪の女王」が大ヒットした「ディズニープリンセス」で、前年同期比649%と大きく伸長した。
「妖怪ウォッチ」「アナと雪の女王」ともに玩具の枠を超えて、プラモデルや、文房具、お菓子や日用雑貨まで広いカテゴリーにおいて商品の発売が相次いでおり、アイテム数が増加している。店頭で「妖怪ウォッチ」コーナーや「アナと雪の女王」コーナーなど専用売り場を設ける店も多くなっており、年末商戦にむけてますます盛り上がりをみせている。

※ テレビゲーム関連商品、ホビー関連商品(プラモデル、フィギュアなど)、雑貨等を除いた玩具

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[ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン]
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