不眠に関する意識と実態調査 

2014年11月06日
MSDは、全国の20歳から79歳の男女7,827名を対象に、不眠に関する意識と実態を明らかにするための調査を実施。

日本の成人3人のうち1人が、「寝つきが悪い」「睡眠中に何度も目が覚める」「朝早くに目が覚める」など何らかの不眠症状に悩んでいると言われています※。今回の調査でも、国際的な不眠症判定法により不眠症の有無を確認したところ、対象者の約4割に不眠症の疑いがあるという結果がでました。

【主な調査結果】

■約4割に「不眠症の疑いがあり」、約2割が「不眠症の疑いが少しある」
・国際基準「アテネ不眠尺度」によると、今回の調査対象者の約4割(38.1%)が「不眠症の疑いがある」、約2割(18.4%)が「不眠症の疑いが少しある」と判定された。

■不眠症の疑いあり層は、不眠によって「日中のパフォーマンスが、3割以上ダウンする」
・睡眠がとれて、日中思いどおりに活動できることを100点とした場合、現在の自己採点では、不眠症の疑いなし層が「87.3点」、疑いがあり層「64.5点」と3割以上の減点。不眠症状が強まるほど、日中のパフォーマンスがダウンする。

■不眠症の疑いあり層の約6割は、「不眠症の自覚なし」一方で、不眠症の疑いあり層で、不眠症の自覚があっても、約7割が「受診せず」
・不眠症の疑いがある人で、「自分が不眠症ではないかと思う」(35.2%)のは3人に1人で、残りの約6割(64.8%)は不眠症の自覚なし。
・不眠症の自覚症状がある人でも約7割が「医師に相談したことはない」(69.0%)と、受診せず。

■疑いあり層は、脳の覚醒を促す「就寝前に不安感、緊張感がある」人の割合が、疑いなし層の約4倍
 行動面でも、疑いあり層の9割が、就寝前に「テレビ、スマホ操作、寝酒」等をして、脳の覚醒を助長

・不眠症の疑いあり層(58.5%)は、疑いなし層(19.5%)に比べてストレスを感じている。
・脳の覚醒を引き起こす、就寝前に「不安感」、「憂鬱な気持」、「緊張感」を感じると回答した人の割合が、疑いあり層では、疑いなし層と比較して、約4倍にのぼる。
・不眠症の疑いあり層の約9割が、脳を覚醒させる「テレビ、スマホ操作、寝酒」などの行動をとる。

■不眠症治療薬に対し、服薬者の約7割が「不満」
・不眠症治療薬を飲んでいる人の約7割(71.0%)が、現在服薬している不眠症治療薬に対して不満がある。
・不眠症治療薬を飲んでいない人は飲んでいる人に比べ、不眠症治療薬は「怖い」「治らない」などネガティブなイメージが強い。


【調査概要】
・調査目的: 不眠に対する意識と実態を把握
・調査対象:
調査①→ 20~79歳男女 7,827名(楽天リサーチ登録パネルから下記対象者をランダムサンプリング)
調査②→ 調査①の対象者で、不眠症判定法「アテネ不眠尺度」を用いて、不眠症の疑いの有無を確認した結果「不眠症の疑いがある」と判定された人(2,214名)と、不眠症で通院中の人(186名)の2,400名
・調査地域: 全国
・調査手法: インターネット調査(楽天リサーチ)
・調査実施日: 2014年8月12日(火)~8月19日(火)

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[MSD]
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