便秘に関する追加意識調査 

2014年11月11日
アボット ジャパンは、5月に行なった便秘に関する意識調査回答者(直近1年間に「便秘の症状」があった16~91歳までの男女29,161名)の中から、「便秘の自覚症状として仕事や家事が億劫になり困っている」と回答した方を対象に追加調査し、「便秘が原因で仕事が億劫になった」と回答した20代以上の女性有職者194名を対象に分析しました。その結果、便秘が有職女性のストレスを顕著に増加させるなどの悪影響が明らかになりました。

女性の社会進出は、アベノミクス3本目の矢である成長戦略の重要課題の1つとして掲げられ、様々な分野で女性が活躍できる環境を整えることが必要とされています。この社会的機運とも相まって、仕事を通じて積極的に社会に貢献しようとする女性も増加の一途をたどっています。そのような中、便秘が働く女性の障害の1つとなっていることがこの調査を通じて判明しました。

【調査結果】

便秘が原因で仕事が億劫になった有職女性は便秘の症状がある時ストレスが顕著に高まる
「便秘が原因で仕事が億劫になった」と回答した20代以上の女性有職者194名のストレス度を10段階で測ると、8~10の高ストレス度を選んだ割合は便秘の症状のない「通常時」は12%でしたが、「便秘の症状がある時」は69%と57ポイントアップしました。

便秘が原因で仕事が億劫になった有職女性は身体的自由度が少ない職場環境
「便秘が原因で仕事が億劫になった」と回答した20代以上の女性有職者194名の職業特性をみると、「座りっぱなし」「立ちっぱなし」と同じ姿勢を続ける、「トイレに行く時間が取りづらい」などの職場環境に置かれている割合が高いことが分かりました。

医療機関を受診していない170名のうち、約半数が便秘を「病気」と認識せず
このように働く女性に悪影響を与えているにも関わらず、便秘への対応策として、医療機関の受診をあげた割合はわずか1割にとどまりました。医療機関を受診していない170名のうち約半数が便秘を「病気」と認識していないことがわかりました。

今回の調査結果に関して、東北大学名誉教授 公立黒川病院管理者 本郷道夫先生は、次のように述べています。「調査結果にも示されている通り、便秘は働く女性にとってストレスを高め、仕事の能率等にも悪影響を与える要因の1つとなっています。一方で便秘を病気であると認識している方は少なく、対応策も水分摂取や食生活の改善、運動が主流で、市販の便秘薬を長期に使用しても、医療機関を受診する方は少ないのが現状です。ただ最近では、自然な排便をもたらし、長期にわたって効果が持続する新しい作用の処方薬も登場するなど、患者さんの治療オプションが広がってきています。長い間便秘に悩んでいる方は、ぜひ一度医師に相談してみることをお勧めします。」

調査結果ポイント:
「便秘が原因で仕事が億劫になった」20代以上の女性有職者は、
便秘の症状がある時ストレスが顕著に高まる
ストレスを受けやすい環境で過ごすことが多い
座りっぱなし」「立ちっぱなし」と同じ姿勢を続ける、「トイレに行く時間が取りづらい」などの身体的自由度が少ない職場環境に置かれている割合が高い
便秘への対応策として、医療機関の受診をあげた割合はわずか1割程度
医療機関未受診者の約半数が便秘を医療機関で受診する「病気」と認識していない

調査結果:

便秘の症状がある時はストレスが顕著に高まる
「便秘が原因で仕事が億劫になった」と回答した20代以上の女性有職者194名のストレス度を10段階で測ると、8~10の高ストレス度を選んだ割合は便秘の症状のない「通常時」は12%でしたが、「便秘の症状がある時」は69%と57ポイントアップしました。

便秘が原因で仕事が億劫になった女性有職者はストレスを受けやすい環境で過ごすことが多い
「便秘が原因で仕事が億劫になった」と回答した20代以上の女性有職者194名の生活習慣を見ると、まず生活習慣では「ストレスを受けやすい環境で過ごすことが多い」が60%でトップ。「甘いものをよく食べる」(59%)、「定期的に運動する習慣がない」(57%)、「家や会社など、屋内で過ごすことが多い(あまり出歩くことがない)」(53%)と続きます。

「座りっぱなし」「立ちっぱなし」と同じ姿勢を続ける、「トイレに行く時間が取りづらい」などの身体的自由度が少ない職場環境に置かれている割合が高い
「便秘が原因で仕事が億劫になった」と回答した20代以上の女性有職者194名の職業特性では、「座りっぱなしでいることが多い」が53%でトップ。続いて、「なかなかトイレに行く時間が取りづらい」(29%)、「立ちっぱなしでいることが多い」(27%)と続きます。

便秘への対応策として、医療機関の受診をあげた割合はわずか1割程度
上記194名が「最近1年間に行った便秘への対応策」として挙げたことのうち、「医療機関で診療を受けること」はわずか12%に過ぎません。水分の摂取(63%)や運動や体操(57%)、食生活の改善(48%)、市販薬の服用(46%)に比べると低くなっています。

医療機関を受診していない170名のうち、約半数が便秘を「病気」と認識していない
「医療機関の未受診理由」を見ると、「便秘は医療機関を受診するような病気ではないと思ったから」が半数の50%とトップを占めました。次が「医療機関を受診するのが億劫、面倒だったから」の46%と続きました。


【調査概要】
・調査手法:インターネット調査
・調査地域:全国
・調査・分析対象:直近1年間に「便秘の症状」があった16~91歳までの男女29,161名から、「便秘の自覚症状として仕事や家事が億劫になり困っている方」を抽出し、追加調査を実施。そのうち、「便秘の自覚症状として仕事や家事が億劫になり困っている女性」の有効回答は506名。「便秘症が原因で仕事が億劫になった」と答えた女性有職者194名を抽出し分析を行う。
・調査期間:2014年6月20日~6月24日(5日間)
・調査機関:株式会社アンテリオ

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