上司・先輩に聞く!新入・若手社員に対する意識調査 

2014年11月20日
大阪商工会議所は、在阪中小企業の経営者・従業員を対象に、「上司・先輩に聞く!新入・若手社員に対する意識調査」を実施した。調査対象は、10 月 2 日~28 日に大阪商工会議所が実施した人材研修・セミナー16 講座の参加者 665 名及び、大阪商工会議所の講座情報を提供するメールマガジン配信先 2,443 名の計 3,108 名で、そのうち 344 名から回答を得た(有効回答率は 11.1%)。本調査は昨年に続き 3 回目。

<調査結果サマリー>

【新入・若手社員の能力の特徴】

○「現在、職場に入社 1~3 年目の新入・若手社員がいる」と回答した上司・先輩社員は、6 割超(67.2%)の231 名。その 231 名を対象に、「新入・若手社員の能力について」を尋ねたところ(複数回答)、得意な分野は、「規律性」「傾聴力」「情況把握力」が上位を占め、「チームで働く力」への評価が高いことが分かる。
「得意」な分野…「規律性」(76.3%)、 「傾聴力」(64.7%)、 「情況把握力」(59.5%)
「苦手」な分野…「創造力」(72.8%)、「働きかけ力」(71.6%)、「課題発見力」(65.1%)、「計画力」(65.1%)

○別途、大阪商工会議所が新入社員向けに実施した調査(調査対象は、今年 3 月~4 月に大阪商工会議所が実施した人材育成のための研修 13 講座に参加した入社1年以内の社員 549 名)でも、「自らの能力について」(複数回答)は、「規律性」「傾聴力」を得意としていた。
「得意」な分野…「規律性」(88.0%)、 「傾聴力」(84.0%)、 「柔軟性」(77.6%)
「苦手」な分野…「発信力」(64.3%)、 「創造力」(60.8%)、 「働きかけ力」(53.2%)

○これら2つの調査は、同企業に所属する社員を対象としていないが、新入・若手社員が自らが得意・苦手と認識する自身の能力については、上司・先輩社員からもほぼ同様の評価を受けていることが分かった。

○昨年度に実施した同調査と比べると、得意分野と回答した割合が増えた項目は、「主体性」(42.0%→51.7%、+9.7)、「発信力」(27.4%→36.7%、+9.3)、「ストレスコントロール力」(32.2%→41.3%、+9.1)など、12 項目中 10 項目に上った。以前よりも新入・若手社員に対する肯定的な評価が増えている。

【新入・若手社員を指導・接する上で意識していること】

○「現在、職場に入社 1~3 年目の新入・若手社員がいる」と回答した上司・先輩社員 231 名を対象に、「新入・若手社員と接する際に特に意識している点」を尋ねたところ(複数回答)、「報告連絡相談の指導」(37.2%)、「業務に必要な技術の伝授」(35.9%)、「礼儀指導(挨拶・言葉遣い)」(34.2%)が回答の上位を占め、コミュニケーションを取りつつ、業務への定着を意識している様子もうかがえる。


【調査概要】
調査対象:①大阪商工会議所主催 2014 年 10 月開催の 16 講座へ参加した経営者・社員 665 名
調査方法:アンケート調査
有効回答数:344 件

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[大阪商工会議所]
 マイページ TOP