2型糖尿病治療とライフスタイルに関する調査(2型糖尿病患者と医師対象) 

2014年11月21日
日本イーライリリーは、「2型糖尿病治療とライフスタイル」をテーマに、2型糖尿病患者さん408名、並びに糖尿病治療に従事する医師348名を対象に意識調査を実施いたしました。

本調査より、忙しい生活を送る現代の2型糖尿病患者さんは、医師が考える以上に心理的な負担も抱え、生活に合わせた多様な治療を求めていることがわかりました。

厚生労働省の「2012年国民健康・栄養調査報告」では2,050万人の日本国民が糖尿病、またはその予備軍であることが報告されており、今や糖尿病は日本人の国民病とも言われています。そのような中、仕事や家事、趣味等で忙しく生活しながら、糖尿病治療を継続している患者さんが多く存在することも事実です。
このような糖尿病患者さんのライフスタイルの多様化に伴い、糖尿病患者さんのうち9割以上を占めると言われる2型糖尿病患者さんのライフスタイルと糖尿病治療の実態を明らかにするために、医師と2型糖尿病患者さんの両者を対象に意識調査を行いました。本調査は、インターネットで2014年10月23日~10月29日に実施したものです。

【主な調査結果】

(1) 生活が忙しいと感じている 2 型糖尿病患者さんは多く、ライフスタイルは多様化
2型糖尿病患者さんのうち、生活が忙しいと感じている患者さんは 65%に上りました。そのうち忙しいと感じている事柄は仕事(67.4%)、自分の趣味や習い事(25.1%)、家事(18.4%)等であり、2型糖尿病患者さんは治療をしながら、それぞれ忙しく多様な生活を送っていることがわかりました。

(2) 2 型糖尿病患者さんはそれぞれのライフスタイルに合った治療を求める
日々の生活に支障なく継続しやすい治療を望む 2 型糖尿病患者さんは 52%に上り、半数以上の2型糖尿病患者さんが自分のライフスタイルに合った治療を求めていることが明らかになりました。

(3) 2 型糖尿病治療と生活の両立を難しくしている要因は、医師が「仕事が忙しいこと」や「生活リズムが不規則になりがちなこと」などの時間的な制限と考えている一方、患者さんにとっては心理的な要因も同じように大きい
医師は 2 型糖尿病患者さんの治療と社会生活の両立を難しくする要因は、「仕事が忙しいこと」(69.0%)、「生活リズムが不規則になりがちなこと」(68.1%)など、時間の制限や忙しさにあると考えていることがわかりました。
一方、2 型糖尿病患者さんが考える治療と生活の両立が難しい要因は、「食事の時間が不規則になりがちなこと」(27.2%)「会食など人との付き合いがあること」(22.1%)「生活リズムが不規則になりがちなこと」(22.1%)「人前や外出先で薬を服用/使用したくないという気持ち」(21.6%)、「仕事が忙しいこと」(20.6%)等であり、心理的な負担を含めて様々な要因が同程度にあることがわかりました。

(4) 決められた服用/使用回数を守れている患者さんはわずか 4 人に 1 人。守れない患者さんの最大の理由は、外出する時に薬を忘れること
服薬コンプライアンスについては、決められた服用/使用回数(経口剤)を守れないことはまったくないと答えた 2 型糖尿病患者さんは、わずか 24.5%でした。また、守れない理由として挙げるのは「仕事/仕事以外で外出するときに、薬を持っていくのを忘れる」(61.7%)が際立って多い結果となりました。

(5) 治療と生活の両立の難しさについて、医師が考えるほど 2 型糖尿病患者さんは医師に相談できていない
治療と生活の両立が難しいことについて、医師に要望・不満を伝えられている 2 型糖尿病患者さんは 25.8%のみである一方で、医師の 53.1%は 2 型糖尿病患者さんの要望を確認できていると考えています。


【調査概要】
・調査目的: 2型糖尿病患者さんのライフスタイルと糖尿病治療の実態を明らかにする
・調査対象/地域: 糖尿病治療として経口剤を服用している2型糖尿病患者さん/全国2 型糖尿病患者に薬物治療を実施している専門医・非専門医/ 全国
・調査手法: インターネット調査 (実査は株式会社アンテリオに委託)
・有効回答数: 756名(2型糖尿病患者さん408名、医師348名)
・調査時期: 2014年10月23日~10月29日

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本イーライリリー]
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