仕事中の間食に関する調査 

2014年12月02日
インターネット調査会社のマーシュは、1都3県在住の20代~50代で会社員の男女800名を対象に、仕事中の間食に関するアンケートを実施。

【概略】

小腹が空いた、ひと休みしたい、リフレッシュしたい・・・そんな時に手軽につまめるお菓子類。仕事中や休憩時間にお菓子を食べる人はどれぐらいいるのでしょうか。
1都3県在住、20代~50代の会社員男女800名を対象に、間食に関する調査を行ったところ、「毎日食べる」から「まれに食べることがある」まで合わせると、全体の85.1%にも上りました。食べるものトップ3は、「飴」、「チョコレート菓子」、「ガム」。女性は特にチョコレート菓子が多い結果となりました。
お菓子の置き場所は「自分のデスクの引き出し」が最も多く、同僚など、ほかの人とお菓子をやり取りすることがあるという人は8割を上回りました。また、オフィスで食べるお菓子としてどのような商品が欲しいかを記述式で答えてもらったところ、食べる時に音がしない、手が汚れない、保存しやすい(チャック付き)、シェアしやすい(個包装)、低カロリー、飲み込めるガム、溶けにくいチョコなど、さまざまな意見が挙がりました。

【調査結果】

■仕事中にお菓子やガムを食べる頻度 N=800
1都3県在住の20代~50代の会社員男女で、仕事中(勤務時間中・休憩中を含む)に「お菓子」や「ガム」を食べることがある人は、85.1%と8割を超えた。男性では78.8%、女性では91.4%と女性の方がより高く、年代別では、どの年代でも8割を上回り、50代でも84.0%の人が食べることがあると答えた。
頻度別で見ると「毎日食べる」または「毎日ではないが、よく食べる」と答えた人が全体の5割を占めるが、男性40.0%に対し女性は65.6%となっており、女性の方が頻繁にお菓子やガムをつまんでいることがわかる。

■仕事中に食べることがあるお菓子・最もよく食べるお菓子 n=680
仕事中にお菓子を食べることがあると回答した人にどのようなお菓子を食べているか答えてもらったところ、最も多かったのは「飴(キャンディー)」(68.2%)。次いで「チョコレート菓子」(60.4%)、「ガム」(53.8%)、「焼き菓子(クッキー、ビスケットなど)」(46.3%)、「タブレットミント」(46.2%)と続いた。
「チョコレート菓子」と「焼き菓子」は女性で特に多く、チョコレート菓子は男性43.8%に対し74.8%、焼き菓子は男性29.2%に対し61.1%となっている。「グミ菓子」「ドライフルーツ・ナッツ」なども女性に多く、男性の方が多いのは「ガム」のみ。女性の方がより色々な種類のお菓子を食べており、「その他」を含む14種のうち、5種類以上を挙げた女性は54.2%と過半数。男性は28.6%だった。
また、【最もよく食べるもの】を1つだけ選んでもらったところ、全体では「飴」(24.1%)、「ガム」(23.4%)、「チョコレート菓子」(17.5%)が上位3つとなったが、男女別に見ると女性ではチョコレート菓子がトップとなっている。

■仕事中に食べるお菓子の置き場所 n=680
仕事中に食べるお菓子の置き場所を聞いたところ、「自分のデスクの引き出し」が59.6%で最も多く、次に「バッグの中やポケット」の36.5%、「自分のデスクの上」の34.3%となった。「自分のデスクの引き出し」は女性の方がやや多く、「洋服のポケット」は男性がやや多かった。「自分のデスクの上」は男女差はないが、年代別で見ると20代の割合が高く、年代が上になるほど低い。また、「オフィス内の冷蔵庫」は女性の方が多いが、前問で「ケーキ」「アイス」といった要冷蔵・要冷凍のスイーツは、女性の方が食べる割合が高かった。

■職場でのお菓子のやり取り頻度 n=680
仕事中にお菓子を食べることがある人のうち、職場でお菓子のやり取りをすることが「ある」と答えた人は83.5%。「よくある」が27.1%、「ときどきある」が34.0%、「まれにある」が22.4%となり、自分で購入して常に一人で食べているという人は少ないようだ。特に女性では35.6%が「よくある」、36.4%が「ときどきある」と回答し、これらを合わせると7割になり、男性よりも活発にお菓子のやり取りを行っていることがわかる。 また、年代別による差は小さく、40代・50代でも8割の人がお菓子のやり取りがあると回答した。

■仕事中にお菓子を食べたくなる時 n=680
仕事中、どのようなタイミングや気分の時にお菓子を食べたくなるのか。あてはまるものを選択してもらったところ、「小腹が空いた時」が72.6%で最も多かった。次いで「気分転換・リフレッシュしたい時」(62.4%)、「ひと休みしたい時」(46.0%)、「ストレスを感じた時」(34.3%)、「なんとなく口寂しい時」(33.7%)となっている。全体的に女性の方が割合が高く、空腹を感じた時以外にも、お菓子をつまみたくなるタイミングが多い傾向にあるようだ。
また、年代別では、「小腹が空いた時」、「食後のおやつが欲しい時」、「ストレスを感じた時」などは、若い年代の方が割合が比較的高くなっている。40代・50代の会社員が若い年代に比べて仕事上のストレスが少ないとは考えにくい。加齢による嗜好の変化や健康意識など、何らかの理由があって、お菓子以外のものでストレスを解消しているのかも知れない。


【調査概要】
調査名:仕事中の間食に関するアンケート
調査対象者:1都3県在住、20代~50代男女、会社員(正社員・派遣社員・契約社員含む)
有効回答数:800s
割付:
 性別 男性:50.0%、女性:50.0%
 年代 20代:25.0%、30代:25.0%、40代:25.0%、50代:25.0%
調査期間:2014年11月18日(火)~11月20日(木)
調査方法:インターネット調査
調査機関:株式会社マーシュ

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[マーシュ]
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