訪日旅行者に関する調査(韓国、台湾、中国、タイ、アメリカの20~30代の訪日旅行者対象) 

2014年12月22日
マクロミルは、韓国、台湾、中国、タイ、アメリカの20~30代の訪日旅行者を対象にアンケート調査を実施。調査手法はインターネットリサーチ。調査期間は2014年9月19日(金)~9月26日(火)。有効回答数は1,040名。

【調査結果サマリー】

■ 3年以内に日本旅行をした回数、最多はタイ人2.09回。

■ 日本旅行は誰と? 中国は7割が「配偶者・パートナー」と。アメリカは「子連れ」が3割。

■ また日本旅行がしたくなる”体験”ランキング 1位「自然・景勝地観光」、2位「日本の歴史・伝統文化・生活文化の体験」、3位「日本食」

■ また日本旅行がしたくなる“滞在場所”ランキング 1位「東京スカイツリー」、2位「横浜」、3位「東京ディズニーリゾート」

■ 日本旅行の思い出投稿、Facebookやブログなどは、ほぼ共通。韓国人は日本旅行の思い出をあまり人に共有しない?

■ “高級和食フルコース”に最も高いお金を払っても良いと思っているのは「中国人」、価格帯は10,000円~15,000円。


【調査背景】

2013年、訪日者数が震災前(2010年)の推移に戻り、政府主導のビジットジャパン事業をはじめとした外国人旅行者の訪日促進活動が盛んになっています。今後はオリンピックなどの大型イベントも控えており、その活動はより一層加速してゆくことが推察されます。そこでマクロミルは、20~30代の訪日旅行者を対象に、日本旅行に求めること、滞在中の経験等を聴取し、「国ごとの旅行者の特長」「再度必ず日本旅行をしたい人とそうでない人の体験内容や滞在場所の違い」を分析しました。

【調査結果の詳細】

■ 3年以内に日本旅行をした回数、最多はタイ人2.09回。

調査対象となった韓国、台湾、中国、タイ、アメリカの5か国に在住で、3年以内に日本旅行を経験した人にその回数を尋ねました。何回も日本旅行をしている割合がもっとも高かったのは「タイ人」2.09回、次いで「アメリカ人」2.06回、「韓国人」1.73回でした。

■ 日本旅行は誰と? 中国は7割が「配偶者・パートナー」と。アメリカは「子連れ」が3割。

日本旅行は誰と来たか尋ねると、各国ともに 「配偶者・パートナー」と旅行に来ている割合が高く、その中でも中国は、7割が「配偶者・パートナー」と旅行に来ており、他国と比べその割合が圧倒的に高いことがわかりました。また、「子ども」と旅行に来ている割合について見てみると、アメリカが3割で他国よりも高い割合でした。

■ また日本旅行がしたくなる”体験”ランキング 1位「自然・景勝地観光」、2位「日本の歴史・伝統文化・生活文化の体験」、3位「日本食」

「日本旅行の滞在中に何を体験したか?」について、「再度、必ず日本旅行をしたい人」と「それ以外の人」で比較し、その差が大きい上位10個を抜粋し、ランキング化したところ、1位「自然・景勝地観光」、2位「日本の歴史・伝統文化・生活文化の体験」、3位「日本食を食べる」と並びました。

■ また日本旅行がしたくなる“滞在場所”ランキング 1位「東京スカイツリー」、2位「横浜」、3位「東京ディズニーリゾート」

「日本旅行でどこに滞在したか?」について、「再度、必ず日本旅行をしたい人」と「それ以外の人」で比較し、その差が大きい上位10個を抜粋し、ランキング化したところ、1位「東京スカイツリー」、2位「横浜」、3位「東京ディズニーリゾート」と並びました。

■ 日本旅行の思い出投稿、Facebookやブログなどは、ほぼ共通。韓国人は日本旅行の思い出をあまり人に共有しない?

日本旅行の思い出をどのように情報発信するか尋ねました。国によってその特徴は様々ですが、インターネットによる投稿に焦点を当てて見てみると、韓国「個人のHP・ブログ」 「Facebook」、台湾「Facebook」 「個人のHP ・ブログ」、中国「個人のHP ・ブログ」 「微博※」、タイ「Facebook」 「旅行サイトのレビュー」、アメリカ「Facebook」 「Twitter」でした。また、アメリカやタイでは、YOUTUBEやInstagramなどでもよく投稿しているとがわかりました。一方、韓国では、「特に情報発信していない」22.1%と他4国に比べて日本旅行の思い出を、あまり他人に共有しない傾向があるようです。
※微博(ウェイボー):中国のソーシャルメディア。ミニブログや中国版Twitterとも言われる。

■ “高級和食フルコース”に最も高いお金を払っても良いと思っているのは「中国人」、価格帯は10,000円~15,000円。

“高級和食フルコース”の各国の最適価格は、中国が約1万円~1.5万円と最も高く、次いで韓国が6,000円~9,000円と高い。一方で、最適価格帯が最も低い金額なのは、アメリカで 2,500円~5,000円でした。また、最適価格帯の幅が最も狭いのは台湾でした。

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[マクロミル]
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