「仕事を辞めたいと思った瞬間」についての調査(29歳以下対象) 

2014年12月25日
エン・ジャパンは、運営する、「エンチャレンジ!はた☆らく」上で、非正規雇用者中心のサイト利用者のうち、29歳以下の方517名を対象に「仕事を辞めたいと思った瞬間」についてアンケート調査を行ないました。

【調査結果概要】

厚生労働省が発表した大卒の離職率は32.4%と2年連続で上昇。有効求人倍率も高水準を推移して、多くの求人があふれたことで、人材の流動化が進んだと考えられます。アルバイトの採用も、高時給に設定しても必要人員を確保できない、ようやく採用が出来てもすぐに辞めてしまうという課題が聞かれます。そこで本調査では、アルバイト・派遣・正社員の求人情報を探している非正規雇用者中心の29歳以下の方に、「仕事を辞めたいと思った瞬間」についてお聞きしました。「仕事やアルバイトを辞めたいと思ったことがある」方は、95%に。退職検討理由のトップ3は「人間関係」「給与の安さ」「働き方(残業や勤務日数)」でした。ただし、この理由は職種によってかなり違いが見られました。その一方、「仕事やアルバイトを辞めたいと思ったことがある」方の73%は、「実際は辞めることなく踏みとどまった」と回答。退職しなかった理由は、「次の仕事・アルバイトが決まるまで我慢した」「自分で努力して、状況を改善した」などが上位に並び、投げ出したり周囲に相談するのではなく、自分自身が忍耐や努力をする傾向が見られました。

【調査結果詳細】

1:29歳以下の非正規雇用者の95%が「仕事やアルバイトを辞めたい」と思ったことがあると回答。
  その理由は、職種ごとに異なる結果に。


29歳以下の方に「仕事やアルバイトを辞めたいと思ったことはありますか?」と伺ったところ、「はい」という回答が95%でした。一度は辞めたいと思ったことがある方が、ほとんどのようです。理由を伺ったところ、トップ3は「人間関係」(40%)「給与の安さ」(39%)「働き方(残業や勤務日数)」(37%)という結果に。

ただし、理由は職種ごとに違いが見られます。具体的には、オフィスワーク系と医療・介護系は「人間関係」、クリエイティブ系とIT・技術系は「働き方(残業や勤務日数)」、販売・サービス・フード系と軽作業・製造・清掃系は「給与の安さ」、テレマ・テレオペ・コールセンター系は「仕事内容(自分に向いていない)」がトップとなりました。それぞれの職種ごとに職場環境や仕事で関わる方、勤務形態が異なりますので、仕事を始めてから「辞めたい」と思うことがないように、志望職種の厳しい側面を捉えることは重要と言えそうです。

3:退職をせずに踏みとどまった方は、自分自身で忍耐や努力をする。

「仕事やアルバイトを辞めたいと思ったことがある」という方に「実際は辞めることなく、踏みとどまったことはありますか?」と伺ったところ、73%の方が、「ある」と回答。その理由は、第1位が「次の仕事・アルバイトが決まるまで我慢した」(37%)、第2位が「自分で努力して、状況を改善した」(31%)でした。無責任に投げ出したり、周囲へ相談をしたりするのではなく、まずは自分自身が忍耐や努力をする傾向が見られました。

4:次の仕事・アルバイト探しでは「妥協せずに希望条件に合う仕事を探す」。

「次の仕事・アルバイトを探すことになったら、教訓にしたいことは何ですか?」とお聞きしたところ、半数以上が「妥協せずに希望条件に合う仕事を探す」(51%)と回答しました。次点としては、「希望条件の優先順位を変える」(39%)「企業・仕事のことを自分でよく調べる」(36%)が続き、こちらでもまず自分自身が努力する姿勢を感じさせる結果となりました。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:「エンチャレンジ!はた☆らく」29歳以下の利用者 517名
調査期間:2014年9月25日~ 2014年10月22日

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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