「電子マネー」についての調査(第3回) 

2014年12月26日
インターネットコムと NTTコム リサーチは、「電子マネー」について調査した第3回を発表。

調査対象は全国10代~50代以上のインターネット ユーザー1,072人。男女比は男性53.4%、女性46.6%。年代比は10代2.3%、20代26.8%、30代21.5%、40代17.4%、50代以上32.0%。

まず、電子マネーの利用率を確認する。今回も「あなたは電子マネーを使っていますか」という質問をした。使っている人の割合は「スマートフォン/携帯電話で使っている」が23.0%(前回22.3%)、「パソコンで使っている」が15.1%(同15.9%)、「IC/磁気カードで使っている」が58.7%(同55.9%)だった。一方「使っていない」人は26.6%(同27.8%)。全体の傾向に変化はないが、徐々に利用者が増えているようだ。また、IC/磁気カードの電子マネー利用率がほかのタイプより増えている。

前回調査では、KDDI のプリペイド型電子マネー「au WALLET」が最近登場したばかりにもかかわらず比較的大きなシェアを獲得していた。au WALLET の利用者は増え続けているのだろうか。そこで、今回もどのような電子マネーが使われているかを調べてみた。

電子マネー利用者753人(全体の70.2%)に「使っている電子マネーの種類を教えてください」と尋ねたところ、上位5種類は「交通系(JR:Kitaca、Suica、TOICA、ICOCA、SUGOCA)」(51.5%、前回45.7%)、「WAON」(35.2%、同35.4%)、「nanaco」(33.1%、同33.6%)、「楽天 Edy」(29.5%、同32.3%)、「交通系(JR以外:PASMO、PiTaPa、はやかけん、manacaなど)」(28.6%、同28.9%)となり、順位や傾向に変化はない。

6位は前回と同じく「iD」(12.5%、同7.7%)で、7位は前回9位だった「QUICPay」(6.1%、同4.5%)。「au WALLET」は5.2%(同6.6%)となり、前回の7位から今回の8位に落ちた。スタートダッシュは見事だったが、au WALLET の伸びは止まったようだ。利用者獲得キャンペーンの効果もここまでで、やはり交通系/スーパー系/老舗の電子マネーに対抗するのは難しいのだろうか。

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[インターネットコム]
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