世界リタイアメント意識調査(女性たちのリタイアメント:家庭、仕事、お金 のバランス-) 

2015年01月16日
ソニーライフ・エイゴン生命保険は、高齢化の進む北米、ヨーロッパ、日本に加え、ブラジル、インド、中国などの新興国を含む世界15 か国において、人々の退職とその後のセカンドライフに向けた準備に関する意識調査をエイゴンとの共同により実施し『THE CHANGING FACE OF RETIREMENT -エイゴン・リタイアメント準備度調査 2014:変わりゆくリタイアメントの姿-』 を 2014 年 10 月に発表。

今般、新たに女性の退職に対する準備を検証したレポート、『THE CHANGING FACE OF RETIREMENT –女性たちのリタイアメント:家庭、仕事、お金のバランス-』を作成。

欧州、南北アメリカ、アジアにおける 15 か国でリタイアメント意識調査を実施し、7,956 人の女性を含む現役世代と退職世代の回答者 16,000 人への調査を基に、女性のリタイアメントへの準備を検証するレポート、「女性たちのリタイアメント:家庭、仕事、お金のバランス」を作成しました。

【本調査結果の概要】

女性の 4 分の 1 が退職で「不安定」をイメージ

世界で、女性たちが退職後に希望することは男性と違いがないものの、退職後の生活を予想すると女性たちは不安を感じるようです。退職について、女性の 24%が「不安定」を、18%が「貧困」をイメージしました。自分の将来の経済状況を向上するためにできること、すべきことについても、同じ不安が表れ、退職後に必要と思う収入を得るための準備が上手くできていると思う女性は、わずか 5 人に 1 人という結果になりました。

現代の女性たちは、教育水準が高く、収入を得るための職に就く人も多くなり、結果として過去の女性たちに比べ、老後のための貯蓄を始めるためにはよいスタート位置についているといえます。しかし、女性たちにはまだ、キャリアにおいて多くの大きな障害があります。家族の生活に対する責任は今でもまずは女性にあるといえ、そのため女性にとって老後のための貯蓄を十分に行うことが難しくなっています。結果として、女性は年を取ってからは夫や社会保障に頼ることが多くなります。調査では、女性全体の 54%が、退職後のセカンドライフの収入についてパートナーが「とても重要」あるいは「極めて重要」と回答しています。

女性たちは退職後のお金が不足する見込み

世界中の女性たちが直面している大きな問題の一つは、退職に向けて十分な貯蓄形成ができないだろうということです。退職後のセカンドライフで必要になるお金を「上手に準備している」と確信する女性はわずか 20%で、女性の 40%は「わからない」と回答しています。ほとんどの女性が退職に向けて貯蓄はしているものの、将来必要となる金額を貯めるにはまだ不十分ということです。調査では、女性の半数以上(57%)が「退職に向けて貯蓄している」と回答していますが、「定期的に」貯蓄している女性はそのうちの 36%だけで、21%が貯蓄を行うのは「ときどき」、また、24%は貯蓄「するつもりはあるが実行していない」と答えています。

女性たちの退職に向けた貯蓄は不十分

ほとんどの女性が貯蓄はしているものの、「十分に貯蓄している」と回答したのは世界の女性のうち 10%に過ぎませんでした。また、23%は「まったく貯蓄していない」と回答しています。本レポートには国別結果も掲載していますが、貯蓄で最高の結果になったのはインドで、最低の結果になったのは日本とハンガリーでした。この二国では「十分な貯蓄がある」と回答した女性はわずかに 2%で、30%以上の女性が「貯蓄はほとんどしていない」と答えています。


【調査概要】
・調査対象:日本、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、ポーランド、スペイン、スウェーデン、トルコ、オランダ、英国、米国の 15 か国 各国現役世代勤労者 900 人、退職者100 人(中国のみ現役世代 1800 人、退職者 200 人)、計 16,000 人、うち女性 7,956 人
・調査期間: 2014 年 1 月から 2 月
・調査方法: 各言語によるインターネット調査

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[ソニーライフ・エイゴン生命]
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