2014年冬のボーナスと家計の実態調査(サラリーマン世帯の主婦対象) 

2015年01月20日
ネオファースト生命保険は、全国の 20~50代のサラリーマン世帯の主婦 500 名(各年代毎 125 名 平均年齢 39.5 歳)を対象に、「2014 年冬のボーナスと家計の実態」をテーマとしたアンケートを、2014 年 12 月 13 日(土)~16 日(火)に実施。

今冬は、ボーナス平均手取額が昨冬の平均手取額から 6.7 万円減少し、60.1 万円となりました。家計については「苦しい」が 56.4%、今後の家計の見通しについても、「厳しくなっていく(45.8%)」が「楽になっていく(12.8%)」を大きく上回るなど、依然として悲観的な見方が強い傾向となっています。
夫に内緒の資産(へそくり)については 43.4%(昨冬比+4%)が「ある」と回答。平均の所有額は昨冬に比べ 15.8 万円増の 432.9 万円という結果になりました。
また、2014 年 4 月の消費税増税が家計にどの程度影響があったのかを聞いたところ、79.4%が家計に「影響があった」、75.6%が増税後の消費行動に「変化があった」と答えるなど、消費税増税が家計に大きな影響を与えたことがうかがえます。

【調査の主な結果】

<2014 年冬のボーナス>

・冬のボーナス平均手取額は 60.1 万円(昨冬比-6.7 万円)。昨冬よりボーナスが「増えた」は 34.8%。「減った」18.2%は調査開始以来の最低の割合。

・ボーナスの使い道トップは「預貯金」(75.0%)。「生活費の補填」「ローンの支払い」など“家計のやりくり”も多い。

・ボーナスから夫に小遣いを“渡す”主婦が昨冬より減少(53.4%→49.0%)。“渡さない”主婦は 51.0%で、調査開始以来の最多の割合。渡した平均金額も 8.8 万円とやや減少。

・臨時ボーナスをあげたい人には「錦織圭」「羽生結弦」「嵐」「日本エレキテル連合」らがランクイン。


<家計の実態>

・主婦の“へそくり”平均額は 432.9 万円で、昨冬に比べ大幅増(417.1 万円→432.9 万円)。

・2014 年 4 月の消費税増税後、家計に「影響があった」は約 8 割。

・食費節約のための食材は昨冬同様「豆腐」「もやし」が人気。

・購入してみたい生活便利家電は「布団専用掃除機」「ノンオイルフライヤー」「ロボット掃除機」。


【調査結果】

《2014 年冬のボーナス》
平均手取額は昨冬から 6.7 万円減の 60.1 万円で本調査開始以来の最低額。
しかし、ボーナスが「減った」と答える人の割合は昨冬比 21.6%→18.2%と減少傾向。

今冬のボーナス手取額は、「25~50 万円未満」(34.4%)が 3 割を超え、平均金額は昨冬から 6.7 万円減の 60.1万円となり、本調査開始以来の最低額を記録する結果になりました。

平均手取り金額は過去最低となっているものの、昨冬のボーナスと比較すると、ボーナスが「増えた」(34.8%)人は「減った」(18.2%)人より多くなっています。また、昨冬より“減った”割合が 21.6→18.2%と減少しており、増減の平均額も「+1.4 万円」とやや上がっています。さらに、妻の年代に目を向けてみると、年代が上がるほど“減った人”の割合が高くなっています。

《ボーナスの使い道》
ボーナスの使い道は「預貯金」(75.0%)がトップ。
ボーナス総額のうち各用途別の割合を聞いたところ、「預貯金」(46.8%)は約 5 割を占める。

ボーナスの主な使い道には、「預貯金」(75.0%)をあげる人が 8 割近くになり、次いで「生活費の補填」(40.0%)、「ローンの支払い」(27.2%)と続きます。“将来への備え”や“家計のやりくり”を意識して使う人が多く、「プチ贅沢」(21.0%)や「国内旅行」(17.2%)などの娯楽に関する項目は、2 割程度にとどまっています。

《ボーナスの中から夫に渡した小遣いの額》
「0 円(渡さない)」(51.0%)が半数以上を占め、本調査開始以来の最多回答。
渡した人の平均金額は「8.8 万円」と昨冬の「9.2 万円」から 0.4 万円減少。

今冬のボーナスの中から、夫に小遣いとして渡した、あるいは渡そうと思っている金額を具体的に聞きいたところ、「0円(渡さない)」が 51.0%を占める結果となり、本調査開始以来の最多回答となっています。また、渡した人の平均金額は昨冬比「9.2 万円」→「8.8 万円」と減少しており、家計を預かる主婦の財布の紐の固さを示す結果となりました。

《臨時ボーナスをあげたい人とその金額》

芸能界では「嵐」(25 件)、「日本エレキテル連合」(24 件)、スポーツ界では「錦織圭」(83 件)、「羽生結弦」(78 件)、その他の分野では「自分」(10 件)、「赤崎勇・天野浩・中村修二(ノーベル物理学賞受賞者)」(9 件)、「マララ・ユスフザイ(ノーベル平和賞受賞者)」(4 件)が上位。
渡してあげたいボーナス金額(平均)は、「マララ・ユスフザイ(ノーベル平和賞受賞者)」(5,150 万円)、「大谷翔平」(3,025 万円)、「浅田真央」(2,809 万円)がトップ 3。

《家計の現状と今後の見通し》
現在の家計が“苦しい”(56.4%)と答えた主婦は昨冬の 53.0%より 3.4%増加。
“楽である”(43.6%)という回答の割合を上回り、依然として“厳しい”という認識は強い。

家計をやりくりする主婦は現在の家計をどうみているのか聞くと、「非常に楽である」(1.8%)、「まあ楽である」(41.8%)を合わせた“楽である”(43.6%)という回答は半数以下で、「やや苦しい」(41.8%)、「非常に苦しい」(14.6%)を合わせた“苦しい”(56.4%)が半数以上という結果になりました。依然として家計が厳しいという認識は強いようです。

次に、今後の家計の見通しについて聞いたところ、「大いに楽になっていくと思う」(1.0%)と「やや楽になっていくと思う」(11.8%)を合わせた“楽になっていく”(12.8%)は 1 割台にとどまり、「やや厳しくなっていくと思う」(30.8%)、「大いに厳しくなっていくと思う」(15.0%)を合わせた“厳しくなっていく”(45.8%)という見方がはるかに多く、今後の家計についても悲観的な見方が強いようです。

《主婦の“へそくり”平均額》
4割強(43.4%)が『夫に内緒の資産』を「持っている」。昨冬と比べて所持率は増加(39.4%→43.4%)。
所有している人の平均額は 432.9 万円で、昨冬比+15.8 万円。

『夫に内緒の資産』を持っている人にその金額を聞いたところ、「100 万円未満」(22.1%)、「100~200 万円未満」(22.1%)が同率で多く低い金額が上位を占めていますが、次いで「1000 万円以上」(15.7%)が続くなど人によって大きな差があります。中には「2億円」「1億円」といった高額の資産を持っている人もいますが、そういった例外的な金額(5千万円以上)の人を除けば、資産保有者の平均額は「432.9 万円」です。

《2014 年 4 月の消費税増税(8%)の影響》

79.4%が 2014 年 4 月の消費税増税について「家計に影響があった」と回答。
増税後に値上がりを感じた食材のトップは「豚肉(こまぎれ)」。人気の節約食材は「豆腐」「もやし」。

2014 年 4 月に施行された消費税増税に関して、どの程度家計に影響があったかを聞いたところ、「大きな影響があった」(20.2%)と「多少影響があった」(59.2%)を合わせた“影響があった”(79.4%)は約 8 割という結果になりました。「あまり影響がなかった」(18.6%)と「全く影響はなかった」(2.0%)を合わせた“影響はなかった”(20.6%)よりもはるかに多い結果となり、増税が家計に大きな影響をおよぼしている様子がうかがえます。

日頃よく利用している「節約食材」は昨冬に引き続き「豆腐」(64.0%)、「もやし」(58.2%)が人気で、以下「鶏肉」(53.4%)、「卵」(52.6%)、「豚肉(こまぎれ)」(50.6%)と続いています。
次に、消費税増税後に値上がりを実感した食材を聞いてみたところ、「豚肉(こまぎれ)」(31.0%)、「卵」(27.0%)、「ツナ缶」(21.6%)などがあがっています。

<購入してみたい生活便利家電(複数回答)>
購入してみたい生活便利家電は「布団専用掃除機」、「ノンオイルフライヤー」、「ロボット掃除機」。

購入してみたい生活便利家電を聞いたところ、最も多いのは「布団専用掃除機」(35.0%)で、以下「ノンオイルフライヤー」(28.0%)、「ロボット掃除機」(26.0%)などが続いています。
他、「ブレンダ―」(7.4%)や「お茶メーカー」(6.0%)、「ヨーグルトメーカー」(4.0%)、「ドライフードメーカー」(3.8%)など健康的な食を手軽に楽しめる家電も、比較的少数ではありますが票を集めました。


【調査概要】
調査対象及びサンプル数:一般企業に勤めるサラリーマン世帯の 20 歳から 59 歳の主婦 500 人
調査方法:インターネット調査
調査時期:平成 26 年 12 月 13 日(土)~12 月 16 日(火)

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