花粉症の実態と対策調査 

2015年02月05日
日本調剤は、自主企画調査『花粉症の実態と対策』調査を実施。
本調査は、これまでに花粉症と自覚・診断されたことがある花粉症経験者・全国の20代~70代以上の男女1,198人を対象に、2015年1月16日~19日の期間にインターネット調査で実施し、その結果をまとめました。
※花粉症は、スギやヒノキなどの植物の花粉(抗原)が原因となって起こるアレルギー疾患の一つです。

【調査結果のポイント】

日本気象協会の発表によると2015年春の花粉シーズンは西日本と東日本では例年より早くスタートし、東海から東北地方にかけては飛散数が昨年の2倍以上になるところもありそうです。そこで、春の花粉症シーズンに先駆け、全国の花粉症経験者1,198人に花粉症の実態と対策を聞いた結果、以下のことがわかりました。

 1. 花粉によるアレルギー症状の原因となる植物の花粉は一年中飛散しているが、どの季節に一番花粉症の症状がひどいか聞いたところ、圧倒的に春(3月~5月)が多く、85.1%の人が春に花粉症を発症している。

2. 花粉症で起こる症状のトップ3は、「目のかゆみ」(80.6%)、「くしゃみ」(72.6%)、「鼻づまり」(66.4%)。

3. 花粉症の治療で病院に行く人は、約6割(「必ず行く」23.1%+「行く場合もある」35.5%)。『病院に行く』割合が最も高いのは女性70代以上。一方、約4割の人は『病院に行かない』(41.4%)。

4. 『病院に行く』人が1回の診察費や治療薬費でかかった費用は、「1000~2000円未満」が最も多く36.2%。男女とも70代以上の後期高齢者では「1000円未満」が最も多い。

5. 『病院に行かない』人の行かない理由は、「我慢できる程度だから」(44.6%)、「面倒だから」(33.5%)。

6. 花粉症の治療薬を使用するタイミングは、内服薬、外用薬ともに「花粉症の症状が出てから使用する」(内服薬:29.6%、外用薬:38.0%)、「症状がひどい時だけ使用する」(内服薬:24.1%、外用薬:23.5%)となり、半数以上の人は花粉症が発症してから使用している。また、治療薬を使わない人も4分の1以上存在。

7. 治療薬による影響は、内服薬は「特に影響はない」が最も多く42.8%。次いで「眠気」(36.8%)、「口や目の渇き」(26.6%)、「ボーッとする・集中力の低下」(24.7%)

8. 治療薬を使用している人の治療薬への満足度は、「満足している」人が10.0%、「やや満足している」人は44.5%となったが、半数近くの人は治療薬に満足感を得ていない。

9. 治療薬を使用している人の約7割の人が、治療薬の影響が出た場合は医師や薬剤師に相談する(「必ず相談する」24.2%+「相談することもある」43.8%)。最も相談する人が多いのは女性40代(83.0%)。

10. 治療薬以外に行っている花粉症対策は、まずは、花粉が体に入ってくるのを予防する基本的な「マスクをする」(70.2%)、「うがい・手洗いをする」(49.3%)が上位を占めた。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象者:花粉症と自覚・診断されたことがある花粉症経験者 20代~70代以上の男女1,198人
サンプル構成: 全体1,198 男性593 女性605
 20~29歳(全体194 男性90 女性104)
 30~39歳(全体214 男性109 女性105)
 40~49歳(全体200 男性95 女性105)
 50~59歳(全体205 男性101 女性104)
 60~69歳(全体197 男性101 女性96)
 70~99歳(全体188 男性97 女性91)
調査手法:インターネット調査
調査期間:2015年1月16日(金)~1月19日(月)
調査企画・分析:日本調剤株式会社
調査実施機関:株式会社インテージ

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