訪日旅行に関する意識調査(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシアの方対象) 

2015年02月12日
マイクロアドは、日本に興味を持つ東南アジア“シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア”の現地の人向けに訪日旅行に関する意識調査を実施。

日本政府観光局(以下JNTO)の発表によると、円安や東南アジア各国の訪日ビザの緩和、訪日外国人向け消費税免税制度の開始などの影響により、2014年には昨年比29.4%(*)増で、過去最高の1341万4千人が日本を訪問していることが分かりました。またJNTOは、2016年までに1800万人の外国人観光客数を目標に掲げています。

*引用:日本政府観光局(JNTO)

【調査サマリー】

・情報収集方法は、訪日経験の有無に関わらず「オンラインサイト」が最も高く(25%)である。

・訪問希望地域は、訪日経験の有無に関わらず「北海道」が最も高く、そのうち訪日経験者の再訪希望は(38%)である。

・「クールジャパン」の浸透度は、全体では(28%)であるが、そのうち過半数を訪日経験者が占めている。


【調査結果の詳細】

訪日経験については、「シンガポール」が(48%)と最も高く、その他の国でも(20%)を超える結果となりました。

情報収集方法については、訪日経験の有無に関わらず、「オンラインサイト」は情報収集において最も高い割合となっています。また訪日経験者は、「旅行本」や「友人・家族」から情報収集している割合が訪日未経験者より高くなっています

訪問希望地域について、訪日経験者には「次回の訪問希望地域」を、訪日未経験者には「日本で訪問したい地域」を調査しました。訪日未経験者は、初回訪問したい地域が関東に集中していますが、訪日経験者は次回の地域として「沖縄・九州」への訪問意欲が高めていることがわかります。

日本で購入した/したい製品については、訪日未経験者は高価な製品が多い「電化製品」の購入を(48%)希望している一方、訪日経験者は「食べ物」や「美容系商品」などの比較的単価の低い製品のポイントは上昇しているものの、「電化製品」の購入の割合は(38%)に留まることから、希望と現実の差異が生じていることが読み取れます。

好きな日本食について、訪日経験の有無に関わらず、「すし」の支持率が最も高い結果となりました。また、続く2位は東南アジアで人気が高まっている「ラーメン」になりました。
なお、訪日経験者は訪日未経験者に比べると、「さしみ」や「鉄板焼き」の支持率が向上しており、訪日を機会に興味を持ったと考えられます。

“クールジャパン”の浸透度については、訪日経験者が(43%)で、訪日未経験者が(22%)と、約2倍の大きな開きがありました。全体では(72%)の人が“クールジャパン”という言葉を聞いた経験がなく、訪日を決めた、あるいは訪日してから知る人が多いと考えられます。訪日未経験者への認知度が著しく低いという結果は“クールジャパン”という戦略をもう一度考える必要があるのかもしれません。


【調査概要】
・調査方法:GMOリサーチを利用したインターネット調査
・実査時期:2015年2月2日−2月6日
・調査地域:シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア
・調査対象者:16~69歳までの男女個人
・有効回収サンプル数:1200(各国300)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[マイクロアド]
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