ビジネスマンの花粉症対策に関する意識・実態調査 

2015年02月24日
生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研は、これから迎える花粉症のピークのタイミングに合わせて、「目の花粉症対策」に関する調査結果を発表。
事前調査において「花粉症である」と回答した会社員の方500名を対象に、アンケート調査「ビジネスマンの花粉症対策に関する意識・実態調査」を実施。

【調査結果】

◆ 花粉症の会社員の97%が感じている「目のかゆみ」… 仕事の効率にも悪影響あり!

はじめに、「実際に感じている花粉症の症状」を複数回答形式で答えてもらいました。すると、「鼻水」(83%)、「くしゃみ」(77%)、「鼻づまり」(75%)といった花粉症の代表的な症状を上回り、最も多かった回答が「目のかゆみ」(97%)。ほぼ全員が、その症状を感じていることが分かりました。

そこで、「目のかゆみ」について、具体的に辛かった時のエピソードを聞いたところ、「打ち合せ中に目のかゆみに気を取られ、ろくな打ち合せにならなかった。(富山県・男性25歳)」、「パソコンを使った作業が多いが、目のかゆみがおさまらず、モニターを見ることさえできなかった時がある。(静岡県・男性37歳)」といったように、花粉症による「目のかゆみ」の辛さは、仕事の効率にも影響を及ぼしているように見受けられます。中には、「かゆい目に針を刺したいと思った。(東京都・女性42歳)」という人もいるほどです。花粉症の会社員にとって共通の悩みとも言える「目のかゆみ」。その辛さの一端を垣間見ることができました。
仕事中に目をつぶっている訳にはいきません。会社員にとって、花粉症による目の症状は非常に辛いものだと言えるでしょう。

◆ “点眼薬 VS 洗眼液”、花粉症対策における利用実態を探る

次に、こうした目の花粉症への対策について聞きました。
「目の花粉症対策として利用したことがあるもの」をたずねると、最も多かったのが「市販の点眼薬」(57%)で、次点には「処方薬の点眼薬」(33%)と「マスク」(33%)で並びました。目の花粉症には、やはり点眼薬が最もポピュラーな対策のようです。その他の対策としては、「マスク」と同様に、「飲み薬」(28%)、「空気清浄機」(20%)と花粉症全般の対策となるアイテムが続いた後、12%の人が利用したことがあると回答した「洗眼液」が続きます。目ならではの花粉症対策のアイテムとしては、「花粉症対策用のメガネやゴーグル」(7%)もあげられましたが、「洗眼液」には一歩及びませんでした。

そこで、目の花粉症対策としての「点眼薬」と「洗眼液」について、詳しく調べました。
まず、点眼薬について「選ぶ時の基準」を聞いたところ、「アレルギー対策のもの」(44%)が最多の回答で、「医師に奨められたもの」(26%)、「スッキリするもの」、「コンタクトレンズ用のもの」(24%)が続きます。それぞれ目的に合わせて選ばれる点眼薬ですが、その中でも医師のアドバイスというのはやはり重要視されているようです。

また、「花粉症の季節に点眼薬をさす頻度」を答えてもらったところ、多かったのは、「1日に2~3回程度」(34%)、「1日に4~5回程度」(31%)というように、1日に複数回さすという人がほとんどです。およそ3人に1人、29%の人は「1日に6回以上」と回答しており、中には1日の使用回数が数十回に及ぶ人もいました。点眼液を何度もさしながら、なんとか花粉症の症状を抑えようとする会社員の人たちの様子を垣間見ることができました。

一方、洗眼液については、「洗眼液を利用するタイミング」を聞いたところ、「帰宅して自宅で」(75%)、「朝、起床して自宅で」(38%)といった回答が多かった一方で、「会社の業務時間中」(37%)、「会社の休憩時間中」(33%)といった回答が続き、会社で洗眼液を使っている人も少なくありません。しかし、こうした人たちは注意が必要です。「洗眼液」を利用する際は、目の周りの汚れをしっかり洗い流してから使わなければ、目の周りの花粉やごみが目に入ってしまいます。しかし、こうした情報を伝えた上で、「洗眼液の使用時に十分に注意していましたか?」とたずねると、「注意できていなかった」という人は45%を占めます。


【調査概要】
調査名:ビジネスマンの花粉症対策に関する意識・実態調査
調査対象:20代~40代の会社員500名 (※性別・年代別に均等割り付け)
調査期間:2015年1月27日(火)~2015年1月30日(金)
調査方法:インターネット調査
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

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[トレンド総研]
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